僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

ワープ中

2006年05月01日 | SF小説ハートマン
ワープ中って言うのは、まだ緑色でタネになってないって事なんだ。星見ちゃんにはこれで通じる。
2人合わせるとフーセンカズラの種はもうお菓子の箱半分くらいになってるはずだ。あと2回くらい取りに行けば、去年の記録オーバーするだろうな。お父さんにきちんと数えてもらうんだ。

去年数えたときは確か1500以上あったよ。僕と星見ちゃんが10ずつ数えて折り紙で作った箱に入れていく。それが10できたらお父さんが小さなビニール袋に移してくれる。全部入れ終わったら袋を数えるんだ。

袋は15できて、あと10個ずつ入った箱が7個。それと箱の中に5こ残ったんだ。思い出したぞ。お父さんが、一袋が100だから2,4,6の8の・・・・
「これ全部で1575個だ。」って教えてくれたんだ。
「すごいね、もっと集めたら百万個位になるかなぁ。」
「いやぁ百万個って言うと、ちょっと待てよ。」って言いながら電卓を叩いて
「うーん、これがあと634倍いるって事だぞ。ちょっと無理かな、でも、2000個なら集まるかもね。」

僕、百万個って、すごいんだなって思ったけど、星見ちゃんはえらい。

「よし、百万個あつめよっと!この一粒が一袋だって思えばいいんでしょう?ね、おじさん。」なんて言うんだ。お父さんは、
「そうだよ星見ちゃん、全部じゃなくても半分でいい。星見ちゃんはきっと数学強くなるだろうなぁ。」って感心してた。僕はそうゆうもんかなって思ったけど、星見ちゃんって難しいことを簡単に言ったりして、なんか普通じゃないすごいひらめきがあるんだ。   つづく

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