ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の佐久荒船高原では、ズミの木が花を咲かせ始めています

2012年06月01日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は5月下旬にもなると、森の木々が葉を伸ばし、新緑に包まれます。春真っ最中です。

 佐久荒船高原のすぐ南側にそびえている荒船山(標高1432メートル)は艫岩(ともいわ)の下まで、新緑に包まれました。



 早朝、薮の中から上にある木の枝に飛び移った野鳥がいました。枝に留まって鳴いた声でウグイスと分かりました。あまり陽が射さない暗い葉陰に留まっています。



 羽根の色が茶褐色の地味な感じのウグイスは、姿を見せることはほとんどありません。すぐ目の前の薮の中で、ウグイスが鳴いていても、その姿はあまり観察できません。

 標高が約1100メートルの佐久荒船高原では、陽当たりのいい所に生えたズミ(通称コナシ)の木が早くも花を咲かせています。





 枝を埋め尽くすように、白い小さな花が咲いています。ズミの木は1週間ぐらいで一気に満開になり、花を散らし、葉を茂らせます。いっせいに開花し、白い花で埋まったズミの木は圧巻です。

 草原の中に小さな水流(小川)が流れている所では、クリンソウ(九輪草)の花が咲き始めています。



 このクリンソウの花は先駆けです。もう少し時間が経つと、森の中に小さな小川が流れている側で、あちこちで咲き始めます。クリンソウはサクラソウの仲間です。

 同様に、湿気がある森陰などではタチカメバソウ(立亀葉草)の白い花の群生が目立つようになりました。



 佐久荒船高原では、春の進展具合によって、毎年同じ花が同じように咲いては散って、次の花に主役を明け渡します。何回見ても飽きない、季節の移ろいです。