ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

高知県仁淀川町の「だんだんの里」のハナショウブ祭りを見に行きました

2012年06月18日 | 旅行
 高知県吾川郡仁淀川町の長者地区にある「だんだんの里」の休耕田では、ハナショウブが咲いています。
 
 長者地区は、仁淀川の支流の長者川沿いにある山村の集落です。約400年の歴史のある山里だそうです。だんだんの里にある十王堂に立つオオイチョウの木が“鎮守”の木だそうです。



 その横に広がる、石垣が並ぶ棚田の大部分が休耕田になり、そこにハナショウブが約1万株育てられています。



 長者地区の住民の老若男女の方々が、草取りや間引きなどをしてハナショウブを大切に育てているそうです。







 この長者地区は、ハナショウブが植えられた棚田の上に、何段もの石垣が並ぶ急斜面があり、そこに家が立ち並んでいます。住宅が“段々畑”になってそびえています。以前は、独立した山村として暮らす山里だったようです。

 長者地区の下側を、仁淀川の支流である長者川が流れています。長者地区の下流側は、山間部の清流です。くねくねした山道が渓流沿いに続きます。

 長者川にかかる橋から眺めると、川底がよく見える澄み切った清流です。



 アユ猟が解禁になった直後とのことで、長者川には釣り人が点々といて、アユを釣っています。ほとんどの釣り人が下半身まで覆う“ゴム長”を履いて、川の中に入っています。



 中には、水中メガネをかけて、潜ってアユを採っている“釣り人”もいます。

 鮎釣りは、山村の楽しい行事であり、その日の食材を得る大事な仕事でもあるようです。

 長者川の清流には当然、ホタルが住んでいます。これからはホタル祭りも開催されるそうです。

 自動車などで必要な物資を運ぶことができる現在は、長者地区は他の地区とつながっていますが、自動車が普及する以前は自給自足が当たり前の世界だったと想像できます。現在も、長者地区のだんだんの里に雪が降ると、急勾配の道が多く、結構難儀するそうです。都会とは違う世界が広がっていました。