ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

高知県を流れる、日本一の清流といわれる仁淀川上流に行ってみました

2012年06月17日 | 旅行
 高知県の北西部を流れる仁淀川(によどがわ)は、国土交通省が平成22年度(2000年度)の一級河川の水質ランキングで、第一位になった清流です。ちょうど、アユ猟が解禁になったばかりで、地元の方はアユ猟を楽しむ時期なのだそうです。

 高知市から国道33号線を西に向かいます。車の渋滞する高知市郊外を抜け、日高村に入ると、山村の風景になりました。この道は愛媛県松山市につながっている“松山街道”だそうです。

 山村部に入ると、国道に並行している生活道路などには、“アジサイ(紫陽花)街道”になっている個所があちこちにあります。田圃の緑色と、よく似合う風景です。





 梅雨の季節に入って、アジサイの花の色が鮮やかです。



 山間部に所々に設けられた狭い棚田ではイネが青々と伸びています。国道33号線は仁淀川沿いに曲がりくねり、時々、トンネルをいくつか通り抜けます。

 人間が住める場所は国道沿い・川沿いに細長くあるようです。棚田と段々畑が所々にあります。国道から少し上側の中腹部に、お茶畑の“段々畑”が各所にあります。



 この茶畑の茶色の部分は新芽がまだ出ていない(あるいはあまり手入れしていない)部分です。新芽が出ている茶畑は新緑がきれいです。

 里山の斜面は陽当たりが良く、朝晩の気温の差が激しいので、味のいいお茶ができそうです。商品作物を栽培することで、収入を確保し、生活を成り立たせてきたようです。

 仁淀川の上流部に当たる仁淀川町に入ると、国道沿いのスギ林などの下草の中に、白い花のホタルブクロが多数咲いていました。



 普通の赤紫色の花のホタルブクロに比べると、開花する時期が早いです。高知県が温暖なので、夏の野草が信州などに比べて早いのかもしれません。

 山深い山村の梅雨の風景を楽しみました。“限界集落”の問題が迫っているのかどうかは分かりませんでした。高知県は住民の高年齢化が課題になっていると聞いたことがあります。先ほどの茶畑の茶色の部分は、手入れする方が足りなくなったのかもしれないと想像しました。山奥ほど、高年齢化の問題は深刻なようです。