ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本経済新聞紙に掲載された「米、仏デジタル税に対抗」を拝読しました

2019年12月05日 | 日記
 2019年12月3日に発行された日本経済新聞紙の夕刊一面に掲載された見出し「米、仏デジタル税に対抗」を拝読しました。

 サブ見出しは「制裁関税 2600億円分に検討」と出ています。

 リード文には、米通商代表部(USTR)は12月2日にフランスが導入したデジタルサービス税が米国のIT企業を不当に差別していると断定した調査報告書を発表したと伝えています。

 これによって、24億米ドル(約2600億円)に相当するフランス製品63品目に最大100パーセントの制裁関税を検討するとしています。

 米国トランプ政権は、フランスのデジタルサービス税を「米企業への不当な差別税制」と断じ、2020年1月にも報復関税を発動すると表明したとのことです。

 この動きは、イタリアやオーストリア、トルコなどの同様の税も不当として調査を検討するそうです。

 米国を含む主要国はデジタル分野の国際課税ルールづくりを急ぐ中で、その主導権争いによる摩擦が激しくなっているそうです。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版は、見出し「デジタル課税、摩擦激しく、米が仏に報復関税表明」と報じています。



 米通商代表部(USTR)の報告書は、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)などの米国巨大IT企業の利益ではなく、売上げ高に課税を課すなどは、国際的な課税ルールに反すると断定し、制裁を発動するべきだと結論づけたと伝えています。

 フランス製品の追加課税を課す対象として、スパークリングワイン、チーズ、ハンドバックなどを含む品目リストを提示し、公聴会を開いて産業界から意見を募る。その後に、制裁課税の発動日や関税の税率を決める予定だ。

 このデジタル分野の国際課税ルールづくりを巡っては、経済協力開発機構(OECD)が10月に原案を示し、20カ国・地域(G20)での大枠合意を目指しています。

 このため、フランス政府は国際的なデジタル分野の課税ルールが決まれば、独自のデジタル課税を取りやめる方針です。

 経済のデジタル化が進んで、各国の中には物理的な拠点(支店)を持たない見た目は外国のIT企業にどう課税するかを検討しています。これにIT企業が使用するタックスヘブンの実態が重なります。

 何が正義なのかの国際的な議論は必要不可欠です。米国トランプ政権は短期視野で勝ち負けを判断する政策が好きです。

 だいぶ前の1985年ごろに、米国は通商代表部(USTR)を用いて、日本に日米構造協議を仕掛けて、米国に有利な協議内容で妥結しました。

 ところが、2000年以降の米国の経済学研究者の研究内容では、この日米構造協議は米国の半導体産業を弱体化したとの内容を発表しています。
 
 それ以上に、当時は圧倒的に巨大だった米国自動車企業(ビック3)3社は、最近は衰退し、1社は消えています。

 正しい政策でないと、結局は慢心して、企業は衰退するという教訓を忘れてはいけません。

 目の前の勝ち負けに狭い視野でこだわる大統領は困った人物です。

埼玉県川越市郊外の伊佐沼の南側浅瀬で、ハマシギの群れが飛ぶシーンを観察できました

2019年12月05日 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市郊外の字伊佐沼にある伊佐沼に、約3週間ぶりに行ってみました。

 今回は運良く、ハマシギの群れが飛ぶところを観察できました。



 川越市郊外の伊佐沼(いさぬま)は、周囲の田んぼなどの農業用地に農業用水を供給する大きな池です。

 伊佐沼は、晩秋に入り、蓄えている農業用水の量を減らし、浅瀬が増えています。

 南北方向に細長い伊佐沼の南東側から西側岸にある公園などを見た景色です。すぐ手前は広大な浅瀬になっています。



 手前は広大な浅瀬には、身体が小さなハマシギがたくさんいます。その近くには、ごくわずかに飛来しているユリカモメが数羽います。この日は天気は薄曇りなのですが、浅瀬はなんとなくモノトーンの世界です。







 ハマシギは全長が約21センチメートルのシギです。冬羽になっています。

 この浅瀬にいたハマシギの群れは何かの拍子に、急に飛び上がり、浅瀬の上を旋回しています。







伊佐沼の上空をタカやワシなどの猛禽類が飛んだのかもしれません。飛び上がった理由は分かりません。

 ハマシギの群れは水面をいくらか飛び回り、結局、ほぼ元の浅瀬付近に着陸しました。







 今度は、この浅瀬にはカワウがいくらかいます。

 近くの浅瀬には、ヒドリガモの群れがいます。ヒドリガモは寒さから身を縮め、首を羽根の中に入れるような姿勢で過ごしています。表面積を小さくしています。





 毎年、秋には伊佐沼には多くのヒドリガモの群れが飛来します。

 これまでは、北側の浅瀬や陸地にやや偏在していたのですが・・。この日は北側の浅瀬には、ヒドリガモの群れはいませんでした。

 南側の浅瀬では、ヒドリガモ、ハマシギ、カワウ、ユリカモメなどが一緒にいます。



 今回の伊佐沼は昨年の晩秋時期に観察できたヒドリガモやカルガモ、ハマシギ、カワウなどの様子がいくらか違います。

 何がどう違うかは的確に説明できないのですが。

 この伊佐沼に通い詰めている野鳥観察愛好家の方々の中は、この時期にたまに紛れ込む“珍鳥”などを撮影なさっているとのうわさです。