軽快な行進曲♪で始まるNHK「あまちゃん」、毎朝の楽しみにしている。
宮藤官九郎の脚本が奇抜で、さらに軽いギャグ連発でゲラゲラ笑える場面があって楽しい
舞台が東北というのも「時代」にマッチしていると思う。3・11まで繋ぐのか?重い大災害をどう描くのか?少し心配ではある
さて、今週。松田翔平が芸能事務所のスカウトだったことがバレて一波乱起きている。目が東京に行っているゆうちゃんが松田に心を捉われている状態。危惧する親友のあき。
田舎(地方)と東京との関係は社会的にいろんな意味を含んでいる。
地方の過疎化と東京への一極集中。文化・文明の懸隔の広がりと冨の配分の格差。そして若者は地元で働く場所がないので東京を目指す。この構図は近代化日本の変わりない状況。
「あまちゃん」は海女を一つのテーマにしていた。東京育ちのあきが母の故郷北三陸に帰って、その時に「海女」の姿に陶酔、海女への憧れがとうとう高校の転校を選び、海女修行といく。
能年玲奈にとって「あき」ははまり役だ。とってもストレートで実際には19歳らしいけどドラマの17歳にぴったりはまっている。
一方親友のゆうちゃん=橋本愛は美形で表情に翳がある。どうもあきもゆうも歌はだめのようだが、ゆうはあくまで東京=アイドルへの道を突き進んでいる。
これに松田翔平が絡んできた。松田のプロダクションの企みは秋元のAKBを下敷きにしている。この辺りから若干本道を逸れて始めている感じを受ける。宮藤は脚本をすでに全部書き終えているのではなくて1週間分ずつ書き続けていると本人が言っていた。
道を本道に戻すべきだ。親友のアイドルへの方向性はそれでいいとしてゆうを東京に行かせて切ってしまうべき。折角東北を舞台にしているドラマだ、地元絡みの話題を作るべき。
さてそろそろ8時5分前だ。
始まるぞ!これを見なきゃ一日が始まらない