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ライブドア錬金術にみる モラル論 :日経新聞かじり読み#8

2006-01-13 00:00:00 | 日経新聞かじり読み
written at 1/17

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モラル、
それを定義しようと試みるならば出発点としては、
個人、一人の人間存在があり、その人間存在の一つの選択が社会へともろに影響を行使するということを認識することからモラルというものは樹立可能となるだろう。
自己愛というのが即、社会へと発展するということを感じ取る能力。
それがモラルといっても可能であろう。
自己愛生人格障害とは逆のベクトルになるだろうが、
企業人としてのモラルとは、逆に自己愛というものを世界との連関で捉えること、
<私>という一人間存在が世界-内-存在であるということを理解すること。
モラルはそれに尽きるといえるだろう。
サルトルのモラル論、その可能性が1月17日に世間で話題となったライブドアの事件から着想が得られた。

一見空疎に思えるサルトルのいう一つの行為の全体化という概念ひとつの行為が全体に関連しているという概念。
そのような概念こそ、実は今の日本社会の要請にこたえるものなのかもしれない。

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