NRIの生活者1万人アンケート調査によると若者の消費は確かに減ってはいるが、他の年代と比べて、減っているというのは事実ではないということが分かる。
お金を使わなくなったというより、使いどころが変わっているようである。
付き合い関連の項目である外食、ファッション、通信費は増加しており、旅行費、自動車、預貯金が減少しているようである。若者は、心地よい生活や、趣味、通信関連には使っているのである。
考えようによってはクルマも多額を借金させて買うのではなく、
携帯のように2年リースの買い方、もしくは、使っただけ請求されるというような形が正解なのかもしれない。
また、若者のレジャーに関しては、ドライブ、アウトドア、キャンプ、スキー、パチンコなどが減り、パソコン、ゲーム、ビデオ、DVD鑑賞の時間は延びているようである。
もう1つの特徴がネタ消費という概念。
SNSでの情報発信が増え、近況や写真をアップすることが増えている若者。
twitterやFacebookで他人から共感を得たり、自分の投稿をPRすることにつながる商品、サービスなら、買われるということである。
もしくは、SNSを含めひととのつながりを資産と考える傾向のつよい若者には、その消費によって交友関係が広がるとか、自分らしさの表現を出来るとかということも重要なポイントになるのだろう。