とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

巨人の現金やりとり問題について(「世間様はどこにいる」)

2016-03-15 16:35:58 | 社会
 巨人軍の選手が野球賭博に関与して、その後、最近になって新たに一人関与していることが判明しました。昨日になって新たな事実が出てきました。試合開始前の円陣での声出しの際の金銭授受問題です。マスコミは大騒ぎです。

 私はこの問題は整理したほうがいいと思います。野球賭博はやってはいけません。だから問題にするのはいいと思います。しかしそれと円陣のときの声出しの金銭やりとりの問題は次元が大きく異なる問題です。それを同じレベルで論じようとしているのはおかしい。

 野球賭博にプロ野球選手が関わっているとすれば、プロ野球で八百長が行われているのではないかと疑われてしまいます。これではプロ野球はプロスポーツとしての真剣さを失ってしまい、興業として成立しません。

 しかし、円陣のときの声出しでの金銭やりとりはそこまでの問題ではありません。チーム内での決め事であり、確かに金額が高いという問題はありますが、その程度の慣習は少し前ならどこでもあったことでしょう。これを批判しているマスコミの人たちは、これまでこういう仲間内での他愛のないちょっとした賭け事を一切してこなかったのでしょうか。まあ、そういう人もいるかもしれませんが、この程度のことはだれもが遊びでやっている範囲のことでしょう。

 しかし今回のようにこれを大きな声で言い始めたら、だれもその流れに逆らえなくなります。だれも本音が言えなくなり、偽善的な正義だけがまかり通ってしまいます。偽善はあら捜しにつながり、結果として弱いものいじめと同じになってしまいます。

 日本社会の「世間様」はとても偉大すぎます。わたしは「世間様」は一般庶民であるべきだと思います。今のマスコミのような聖人ではないと思います。

 巨人軍をたたきたいのはわかりますが、もっと冷静な報道をしてほしいと思います。
 
コメント
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