北村有起哉さんと高野志穂さんが出ているアマゾンプライムのCMが気になっています。
北村さんも高野さんが夫婦を演じている。とは言え実際も夫婦だと言うことだ。ふたりとも忙しくてすれ違いの生活になっている。一緒にいる時間がすくなくおそらく「夫婦の危機」なのであろう。そんな時、北村さんが若かったころに作った手作りの「あの頃にもどれる券」を見つけて、高野さんが仕事終わりのところに行き、その券を見せる。そして「まだ使えるかな。」と言って、高野さんがにっこり笑って、夫婦が夜の港を歩くというCMです。
なんとなく見ているとちょっと感動的なCMです。
しかし、よく見てみると本当に感動していていいのかなと思ってしまいます。
このラストシーンで二人が家に帰るとアマゾンの段ボールが置いてあります。そして「その特別な時間が、きっといちばんの特典です」という文字が出てくるわけです。ではアマゾンで何を買ったのでしょうか。それは黒板に書かれていた「ティッシュペーパー」とか「洗剤」とか、「キッチンペーパー」とかになります。つまり、夫婦の時間をつくるためにアマゾンで何でも買ってくれというCMだったことになります。
そこまで忙しいということ自体が問題なのではないのでしょうか。
そんな日用品までアマゾンで買うようになったら、日本の小売店は全滅です。こんな世の中でいいのでしょうか。
職場のとなりの女性に聞いてみたら、内容もよく理解したうえでいいCMだと言っていました。やっぱりみなさん忙しいんですよね。