とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

映画『あんのこと』を見ました。

2024-07-06 13:43:54 | 映画
映画『あんのこと』を見ました。家族に恵まれず、そして周囲の偽善に翻弄される純粋な子どもの悲劇を描いた映画です。現実のいやらしさに直面させられる映画でした。

主人公は「あん」という少女である。あんの母親は、暴力であんを自分の思うようにしてしまう女だった。あんは小さいころから売春を強要され、薬物にも手を出すことになる。そんなあんをある刑事が更生させようと奮闘する。刑事は薬物依存の人たちの更生を支援する団体を主宰し、定期的に集まり、優しく前を向かせようとする。あんは刑事やその他の支援者の助けもあり、家を出ることに成功し、仕事に就くことができ、夜間中学にも通うことができる。あんは前を向き生き始める。ある日あんの部屋に見知らぬ女が来て、しばらく預かってくれと言って、小さい子供を置いてアパートを出て行く。一瞬の出来事にあんは母親を追うことに失敗し、しかたなく子どもを育てることになる。あんはなんとか子どもを育てる。いつしか母性が目覚め、子どもを放せなくなる。その時、あんの母親があんを見つける。あんに再び売春を強要する。あんが戻ったとき、すでにこどもはいなくなっていた。あんが売春をしている間に、母親は子ども鳴き声がうるさいと、子どもを児童相談所に引き取らせていたのだ。

この映画に出て来る大人たちは結局打算的にしか生きていなません。自分勝手なのです。その大人たちの汚れた心になんども翻弄されながらも、あんは自分の純粋な心をなんども取り戻ます。その姿が感動的です。

刑事も新聞記者も結局は自分のためにだけしか生きていません。悲しいことに子どもの純粋な心は大人はもう失っているのです。だからこの国は不正が絶えないのだと思います。子どもが大人になってもきれいな心を持っていられること、それが大切なことだし、そういう人間に育てることが教育の使命だと思います。

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映画『あんのこと』を見ました。

2024-07-06 13:43:54 | 映画


映画『あんのこと』を見ました。家族に恵まれず、そして周囲の偽善に翻弄される純粋な子どもの悲劇を描いた映画です。現実のいやらしさを直面させられる映画でした。

主人公あんの母親は、暴力であんを自分の思うようにしてしまう女だった。あんは小さいころから売春を強要され、薬物にも手を出すことになる。そんなあんをある刑事が構成させようとする。刑事は薬物依存の人たちの更生を支援する団体を主宰し、定期的に集まり、優しく前を向かせようとする。あんは刑事やその他の支援者の助けもあり、家を出ることに成功し、仕事に就くことができ、夜間中学にも通うことができる。あんは前を向き生き始める。ある日あんの部屋に見知らぬ女が来て、しばらく預かってくれと言って、小さい子供を置いてアパートを出て行く。一瞬の出来事にあんは母親を追うことに失敗し、しかたなく子どもを育てることになる。あんはなんとか子どもを育てる。いつしか母性が目覚め、子どもを話せなくなる。その時、あんの母親があんを見つける。あんに再び売春を強要する。あんが戻ったとき、すでにこどもはいなくなっていた。あんが売春をしている間に、母親は子ども鳴き声がうるさいと、子どもを児童相談所に引き取らせていたのだ。

この映画に出て来る大人たちは結局打算的にしか生きていなません。自分勝手なのです。その大人たちの汚れた心になんども翻弄されながらも、あんは自分の純粋な心をなんども取り戻ます。その姿が感動的です。

刑事も新聞記者も結局は自分のためにだけしか生きていません。悲しいことに子どもの純粋な心は大人はもう失っているのです。だからこの国は不正が絶えないのだと思います。子どもが大人になってもきれいな心を持っていられること、それが大切なことだし、そういう風に育てることが教育の使命だと思います。


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映画『ありふれた教室』を見ました。

2024-07-05 05:10:33 | 映画
 現代の学校教育の困難を描いたドイツ映画『ありふれた教室』を見ました。現代の教育の困難さを見事に描いた映画でした。

 教育に情熱を持つ若手教員の話です。教員の成り手がいなく学校は人手不足です。そんな学校で盗難事件がおきます。学校側は人権を無視した捜索をおこないます。主人公の教員はその学校側の対応に疑問を呈します。主人公は独自に犯人捜しを行い、意外な犯人を見つけます。しかしその証拠は、決め手に欠いています。疑われた人物はそこをついて反撃します。そしてそこから問題は予想を超えた展開を迎えます。そして学校全体が混乱の中に陥ってしまうのです。

 現代の日本の学校は似たようなものです。常に問題を抱え、トラブル処理が頻繁に行われます。生徒も保護者も学校を信じていません。まじめな教師が一生懸命に働いても、それが報われないことの方が多い。さらに教師も多忙で、自分を失っていきます。教員の成り手は少なくなり、慢性的な人員不足に陥っています。もはや教育は崩壊寸前です。

 教員はもはや孤立無援です。生徒からも嫌われ、保護者からも嫌われ、社会からも嫌われ、同僚からも嫌われています。実際はそうでなくとも、そう思い込んでいる教員がどんどん増えています。この映画はそんな追い込まれた教師をリアルに描いています。

 この映画を見て、多くの人は学校を信じられなくなるでしょう。しかし大切なのは事実を知る事です。そしてどうすべきか考えることです。

 学校を改革するのは最優先の課題です。
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ドラマ『アンメット』

2024-07-02 18:19:21 | TV
 春ドラマで一番良かったのが『アンメット』だった。前日の記憶がまったくなくなるという記憶喪失の脳外科医のドラマで、そういう病気があっても脳外科医を続けるというのは、さすがにリアリティがないと思う一方、丁寧に日常を描いており、無理な設定を無理でなくしようとしているスタッフとキャストの力量に感服した。

 その日の記憶を失うのだから、それをよみがえらせるためには日記を書くしかない。一日に書く日記の量は膨大になる。それを毎日繰り返すのもちょっと信じがたい。そして次の日それをすべて読まなければならない。もちろん優先順位も示して、読み切れない時も想定しているようだったが、それでもそれは大変な労力であろう。そのような人を医者として働かせるのは、実際には患者を不安に陥れるだけで、やってはいけないことである。

 しかし、それをやり遂げることの意義を訴えるドラマは、ドラマとしてはありうるのだろう。キャストは抑えた演技で、みんなが主人公に協力する。その姿が美しい。スタッフは丁寧にそれを描写している。あざとい設定のドラマを、リアリティのあるドラマに仕上げていた。

 ラストシーンは感動的だった。フジテレビのこの時間のドラマは良いドラマだらけである。ぜひこういうドラマを作り続けてほしい。
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