動物園と水族館は同じ敷地に存在する。場所はドイ・ステープ方面に向かい、チェンマイ大学の先にある。当日、チケット窓口で下手なタイ語で挨拶すると、日本人かと聞いてくる。そうだと応えると、チェンマイは長いかと云う。20年前に5年間ランプーンの工業団地にあるM社で仕事していたと云うと、窓口のおばちゃんが自分もM社で仕事していたとのことで、外国人価格ではなくタイ人価格にしてくれた。出だし良好である。
娘一家はパンダ見物、当方は既に数回見ているのでパス。ライオンは檻の中ではなく、周囲に深い溝を巡らした一角に放し飼い。今回の目的は、水族館での淡水魚の観察である。
幅広の淡水魚も細身の淡水魚・多分草魚の仲間と考えるが、それも含めて背鰭は1箇所、腹側の鰭は2箇所、胸鰭1箇所である。ところがサンカンペーン印花双魚文は背側の鰭が2箇所、腹側1箇所で現実の淡水魚と異なっている。
これは町田市立博物館の蔵品である。構成は下の絵図のようになっている。
これがサンカンペーンの印花魚文の文様で、現実の淡水魚の鰭構成とことなっている。印花魚文はパヤオが最初と考えているが、パヤオの鰭構成は下の絵図である。
パヤオは現実の淡水魚の鰭構成と同じである。以下、想像である。サンカンペーンの陶工はパヤオの魚文をそっくり真似ることを潔しとしなかった・・・と思われる。噺が横にそれた。
当日、園内で赤とんぼのような蜻蛉とアゲハ蝶をみた。
チェンマイの観光地としては、どうかと思うが、パンダは見物できる。