<Wat Jet Yod : ワット・ジェットヨート>
旧市街北西部に位置している寺院で、1455年9代・ティローカラート王(在位:1441-1487年)によって建立されたもので、1477年同王によって仏典結集が行われ三蔵が編纂された。
山門は写真の如く、建立後500年を経過し崩壊が激しい。日本はこのような文化財保護に力を入れて保存の一助ができないものかと思う。
古くかつ立派な仏塔がある。釈迦が悟りを開いた地、インドのブッタガヤやミャンマーのパガンにある、マハーボディ寺院(大菩提樹寺)をモデルにしたと云われ、Jet Yod(7つの尖塔)の名の通り、中央の高い仏塔を6基の低い仏塔が囲んでいる。それはデバター(女神像)の浮彫がある長方形平面の高い基壇の上に、仏足跡モチーフの装飾があるピラミッド型のシカラ(塔状の屋根)、それを囲む四方に尖塔型仏塔、前方に二つの釣鐘状仏塔が載っている。この仏塔は、日本であれば間違いなく国宝級であるが、保存工事がしてなく、レリーフ等は風雨による崩落が心配である。
境内には1487年建立のティローカラート王の遺灰を祀る仏塔があるほか、後世に建立された堂塔伽藍が囲み、現在も礼拝堂を建立中である。この新旧をとりまぜたコントラストはあまりにも不釣り合いのように見える。
一般的にタイ人の気質を語る言葉として、“古いものには感心はなく、新しもの好き”と云われる。確かに古い文化財と思われるようなものに、何の躊躇もなく新しい塗料を塗って化粧直ししている姿を散見する。彼らにとり新と旧の併存は違和感がないのであろう。
旧市街北西部に位置している寺院で、1455年9代・ティローカラート王(在位:1441-1487年)によって建立されたもので、1477年同王によって仏典結集が行われ三蔵が編纂された。
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一般的にタイ人の気質を語る言葉として、“古いものには感心はなく、新しもの好き”と云われる。確かに古い文化財と思われるようなものに、何の躊躇もなく新しい塗料を塗って化粧直ししている姿を散見する。彼らにとり新と旧の併存は違和感がないのであろう。
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