世界の街角

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鳥取県埋蔵文化財センター(3)

2022-12-08 08:43:05 | 博物館・鳥取県

<続き>

今回は、縄文時代の出土遺物を紹介する。大山山麓は旧石器時代に続き、縄文時代にも人々が暮らした遺跡が知られているようだ。

縄文時代に写真のような、現代でも使えそうな網籠が既に出現していた。

写真は、縄文時代後期(約3000年前)の竪穴式住居跡(大山町・殿河内上ノ段大ブケ遺跡)である。床面中央には石囲炉(いしかこいろ)が設けられている。弥生時代から古墳時代にかけて連綿とつづく、住居の基本形がすでにできていたことになる。

(縄文時代草創期)

(上掲2葉は縄文時代前期遺物但し右は縄文時代後期)

以下、縄文時代後期から晩期にかけての出土品である。すでに弥生時代にも見ることができる品々が出現していたことになる。

杓子が出土すると云うことは、縄文時代後期には穀物を煮炊きすることが始まっていたであろう。

西日本の縄文人も東や北日本の縄文人ほどではないが、いわゆる縄文様式の文様を刻んでいた。

以上で縄文時代の展示品紹介を終え、次回は弥生時代の出土遺物を紹介する。

<続く>



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