<続き>
以下3点は、所謂鈞窯とよぶ青磁である。釉は乳青色で青磁(日本で澱青釉とか月白釉と呼ぶ)の範疇としている。紅紫色の斑文を持つものもある。キャップションには藍釉磁と記している。
藍釉彩絵香炉 河南鈞窯 元 1206-1368年
藍釉磁碗 河南鈞窯 金 1115-1234年
藍釉斑彩磁碗 河南鈞窯 元 1206-1368年
青白釉刻花双魚紋磁碗 江西景徳鎮窯 宋 960-1279年
双魚紋は龍泉の専売特許のように思われるが、吉祥文というからには龍泉のみならず、宋代の景徳鎮でも使われていた。
青釉五管瓶 浙江龍泉窯 宋 960-1279年
左 青磁香炉 浙江龍泉窯 南宋ー元早期 13世紀
右 青磁三足炉 浙江龍泉窯 南宋 1127ー1279年
貼花龍紋青磁洗 浙江龍泉窯 元 1271-1368年
青磁双耳瓶 浙江龍泉窯 南宋ー元 1127-1368年
(所謂砧青磁)
貼花双魚青磁碟 元 1271-1368年
中国では盤を用いず洗(せん)とか碟(せつ)を用いるようだ。
<続く>
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