過日ワット・チェンセーン窯址を訪れた際、ワット・パトゥンのピピッタパン(陶磁資料館)を訪れた。過去にも展示物を紹介したとも思うが記憶が曖昧である。
山門を入ると右手に資料館のこじんまりとした建物がある。資料館の入り口には、写真のようにピピッタパン・・・とタイ文字表記されているので、すぐにわかると思われる。
ワット・チェンセーン境内から出土した碑文が展示され、その内容はワット・チェンセーン建立の経緯が記されている。
サンカンペーン陶磁の特徴である黒褐釉の壺が展示されている。先日紹介したワット・チェンセーンの境内表層でみた、壺の陶片と同じ類である。
口縁と口縁、高台と高台を重ね焼成したことが分かる溶着盤。更には大きな焼台も使われていた。
この瓶というか壺は、サンカンペーンでのみ見られる特徴的な形姿をしている。
サンカンペーンとカロンが混ざって展示されている。中央はサンカンペーンの単魚文盤片。
手前はカロンの碗片。いずれにしてもワット・チェンセーン古窯址に近い処で、これらの展示品を見ることができるのは、結構なことである。
帰途、道が塞がっている。みると小学生であろうか、子供の出家の行列である。多くの人々が付き従っている。親は相当の出費であろう。
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