昨年11月初旬、伊予の遺跡と関連博物館巡りをした。その時の記事掲載を中断して時が経過した。それを再開する。今回は幕末の宇和島・伊達藩内の先哲を顕彰する記念館である。
幕末の宇和島・伊達藩主は伊達宗城である。英明な藩主であったと思われる。その伊達藩は幕末に、蒸気船をいちはやく作るなど、存在感を示した。英明な君主のもとには人材が集まるのであろう。伊達藩の先哲と云われても二宮敬作しか頭に浮かばない。従って二宮敬作に関する展示物に特化して紹介する。
シーボルトは二宮敬作の恩師、高野長英は幕府から追われた身を敬作に匿くまわれた。イネはシーボルトの娘であるが、シーボルトが国外追放された時養育を託され、敬作を頼って卯之町に来た経緯がある。藩主の要請に依り宇和島を訪れた医者・村田蔵六とも親交を結んだ。司馬遼太郎氏は、その宇和島時代にイネと関係を持ったであろうと推測している。
<了>
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