<続き>
行者塚古墳出土遺物紹介の3回目で、今回は騎馬民族の持ち物と思われる出土遺物を紹介する。
(復元副葬品箱)
(大量の鉄製武器が出土した。その復元遺物)
帯金具、バックルとベルトは騎馬民族の持ち物以外の何でもない。中国でも出土している。中国で騎馬により匈奴に対抗したのは、前漢・武帝の時代からと思われるが、武帝は胡服騎射の制を採用した。そうすれば帯金具は不可欠となる。日本に渡来したのは中國からではなく、半島経由で騎馬民族に繋がる人々が持ち込んだのであろう。このように古墳時代中期に至ると出土品は、武器・武具の類に変化する。
東播磨の加古川周辺には、古墳時代中期以降、渡来騎馬民族のグループが存在したと想定できる。
<続く>
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