世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

Kantary House Bangkok

2016-03-25 07:21:14 | バンコク
過去の話で恐縮である。2014年12月から1年-1.5年、チェンマイで滞在しようとしていたが、まさに観光のベスト・シーズンで、よさそうな宿泊先は予約で満杯であった。そこで暫くバンコクに滞在することにした。
その経験を宿泊先、両替、VISAに絞ってレポしてみたい。これからバンコクで数か月滞在予定の方には、何がしか参考になると考えられる。
先ず滞在したのは、日本で予約しておいたKantary Houseである。かのカンタリー・グループの一つで、日本人居住比率50%とのことだが、建築後20年以上は経過しており、メンテナンスはできているものの、施設が全体的に時代遅れになっている。

夫婦2人で朝食付き月額18万円にもなるので、新しいところがよいのだが、そう簡単に代わりの宿泊先を探し出すわけにもいかないので、とりあえず1か月間入居することにした。この1か月間で次の滞在先を探すことにした。
我々は築後20年はしているので、古く移りたいと考えたが、掃除は行き届いており、古さは気にならない人もいると考えられる。そのような人には良いところで、徒歩10分のところにバンカピのショッピングセンターも在って便利である。

福建・広東諸窯と北タイ陶磁

2016-03-24 08:44:36 | 北タイ陶磁
京都府立図書館の蔵書に、上海人民美術出版社編の中国陶瓷全集がある。その全集で見てみたいのは、巻26広東陶磁、27福建陶磁、29雲南陶磁、33広西陶磁である。
結果は図版の数もすくなく、満足のいくものではなかった。「福建陶磁」には同安窯の図版・記事ともすくなく、従来以上の知見は得られなかった。福建で鉄絵陶磁を焼成した窯に「磁竃窯」がある。口縁は釉剥ぎされており、北タイ陶磁に似通ってもいる。
「広東陶磁」にも鉄絵陶磁が存在する。ベトナム国境に近い雷州半島の付け根に「簾江窯」「南海窯」が在る。そこにも鉄絵陶磁が存在する。なかでも鉄絵菊折枝文盤は安南陶磁に類品が存在するとされているが、ここでの紹介は省略する。

上から海康窯の鉄絵蓋付壺、下は南海窯の鉄絵人物波濤文梅瓶である。南海窯のそれは、じつに緻密繊細な絵付けで、安南ではこれほどの物は見ない。
安南鉄絵陶磁は、磁州から沿海諸窯の影響を受けた。北タイの鉄絵陶磁はその安南の影響と見るのは、必然かと思われる。
従来は雲南の影響と考えていた。その雲南・玉渓窯には青花陶磁に混じり、鉄絵陶磁も存在する。その鉄絵文様は素朴で、手がこんだものではない。いかにも鄙びた感じであり、北タイらしさを見たのが混乱・誤解の始まりであったろうか・・・?
その玉渓窯の鉄絵壺の写真を掲げておく。しかし雲南陶磁は青花陶磁が大多数であり、鉄絵陶磁はごく少なく、安南が青花が現れても、鉄絵陶磁も多く残存したのと対照的である。
それにしても福建、広東の窯址情報を目にしない。現地に行くしかないのか? 行っても目にすることができるのか? 何かの書籍で福建に横焔式単室窯が存在すると、数行記事をみた記憶があるが写真も何もなく、真偽のほどが定かでない。
それらが明らかになれば、北タイ諸窯の創始は、タイ族南下による雲南伝播説ではなく、自信を持って安南経由説を唱えることができるのだが・・・。


















京都・岡崎

2016-03-23 08:12:31 | 日記
引越しの手伝いで京都へ行った機会に、京都府立図書館へ行くことにした。車で行けば10分ほどだが、芸がないので地下鉄にした。5年ぶりの東西線である。朝9時だというのに大勢の人が東山駅で降車する。
行って分かったのだが、府立図書館向かいの京都市美術館でモネ展とルノワール展が共催されているではないか。見ると開場前の長蛇の列である。どうりで地下鉄の乗客が多かったのだ。
手前の府立図書館は閑散としたものである。それでも9時半の開館前に6人ほどが並んだ。

府立図書館の目的は一つ、北タイ諸窯と福建ー広東ー安南との繋がりを探るためである。そこで得られた所感は後日紹介したい。
平安神宮の桜はまだのようで、花見はできそうになかったが、開花は1週間以内で大勢の人出が予想される。



開花宣言した桜の名木

2016-03-22 08:07:38 | 日記
昨日、所用にて県西部の端に出かけた。途中国道沿いに桜の名木が開花したとのことで、立ち寄ってみた。樹齢350年の佐々木桜と呼ばれている。見ると2-3分咲きである。
この佐々木桜は三隅川の河畔に咲いている。旧石見国(石州)には桜の名木が多い。順次紹介してみたい。


天気も晴天で何人かカメラを構えていた。山陰で一番早い開花であろうか?



広島と京都のANAクラウンプラザ

2016-03-21 09:10:05 | 日記
引越しの手伝いで、広島・京都と渡り歩いており、ブログは中断していた。義弟が国家公務員を定年退官した。最終勤務地は広島で、引越しの手伝いである。各地で勤務し、京都が気に入ったので退官後は京都で暮らすというので、京都への引越しである。
過日、荷物を引越し業者が引取った後、最後の昼食を広島のANAクラウンプラザで摂ることにした。


事前予約していなかったせいか、雲海も鉄板焼きも満席で、FRUITIERでランチ・ブッフェにした。何とか席がとれたが、ここも満席であった。
京都へ引っ越して、大まかな跡形つけが終わり、田舎へ戻るまえに京都のANAクラウンプラザ・雲海で食事をした。ANAクラウンプラザが続いたが、京都の引越し先が堀川御池でホテルが近いことによる。



ロビーを入って右手が写真の日本庭園で、人口の滝も年季が入り、益々それらしくなってきた。
ご飯は、今が旬の筍ご飯。何となく京都を思わせる。食事後は茶で一服である。当該ブロガーは、定年前の最終勤務地が京都であったので、堀川御池の雲海は久し振りであった。
円安の効果であろうか?外国人ツーリストが着実に増えている。来てほしくない中国人も多数目にするようになった。