世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

最近見たオークション出品の東南アジア古陶磁#10

2019-04-19 07:02:14 | 東南アジア陶磁

過日、以下のミャンマー・錫鉛釉緑彩陶がネット・オークションに出品され、101,000円で落札されたようである。この錫鉛釉緑彩陶は、マルタバンやモーラミャイン東郊のカウドン窯で焼成されたことが近年明らかになっている。まずネット・オークションの出品陶磁は以下である。

出品作の名称は『ミャンマー 鳥文緑釉皿 16世紀頃』と記され、出品者が20年前ミャンマーにて購入・・・とある。これは玄人ではなくても一発で見抜けるであろう。

①錫鉛釉の発色が白すぎる。本歌はクリームがかった白濁色である

②その錫鉛釉の掛りが薄く、胎土の赤色が浮き出ている。本歌は厚くどっぷりと掛かっている

③高台の側面は筍の節のような削りがなされいるが、その痕跡が認められない

④その緑彩が余りにも薄くて深みがなく水彩画のようである

以下、本歌を何点か紹介しておく比較されたい。

以上2点はバンコク大学付属東南アジア陶磁館の蔵品である。以下はランプーンのハリプンチャイ国立博物館の蔵品である。

写真は光線の確度により必ずしも正確な状態を示さないが、違いが御理解頂けたと思われる。

偽物とは断言しないが10萬円は勿体ない。落札者はもっと本歌を数多く見られることをお薦めする。

 

<了>

 


スーパー神楽選抜競技大会

2019-04-18 08:19:06 | 石見国

過日、県西部のスーパー神楽選抜競技大会に孫が出演するという。当日行ってみた。子供神楽団に所属していて、当時の演目は『八幡』とのこと。

八幡とは、宇佐八幡宮に祀られている八幡麿とおいう神様が、異国から飛来した大六天の悪魔王が人々を殺害しているのを聞き、神通の弓と方便の矢をもって退治する物語である。それにしても小中学生で立派に舞う姿は、ちょつとした感動である。

 

<了>

 


焼失したノートルダム大聖堂

2019-04-17 07:37:07 | 日記

4月15日、ノートルダム大聖堂が火災になり、屋根や尖塔が焼失したという。記憶が正確に戻らないが、30~40年前の若かりしき頃、家族と共に1週間の予定でパリに滞在し、郊外にも出かけた記憶が蘇った。

ノートルダム大聖堂の由来は知らないが、セーヌに浮かぶシテ島のそれを見たとき、日本人にはこのような大構造物の建物を作るのは、無理であろうと思ったものである。

(モンテベロ通りから望むシテ島のノートルダム)

その時、先頭や屋根が木製の枠組みであろうことなど思いもしなく、全て石造であるとばかり思っていた。

写真は大聖堂の背面を背にして写した記念写真である。当時はデジカメはなかったと記憶しているが・・・どうか?

仏・マクロン大統領は2~3年で再建するとのこと。ホンマかいな。

 

<了>