今日は私の誕生日。それなのに、朝から母親以外には「おめでとう」の一言も言われず、いや、一人?一台?と呼ぶべきか、先週買ったばかりのスマホが、私に「おめでとう」と言ってくれる。そんな寂しい朝を迎えました。何故そんなに寂しいスタートだったのか?朝早くから雨がザーザー降っていて、その大雨の中を、娘が剣道の試合に出かけるため、準備中でした。我々夫婦も今年は役員なので、試合会場にはなるべく早く駆けつけなければならない訳です。朝から殺気立つ我が家。昨日までの二日間で次男の公立高校合格が決まり、娘が小学校を卒業しと、めでたいことが続いたため、外食三昧。贅沢ばかり言っていられない。ついでに明日は結婚記念日だし、剣道の稽古があるし、結構忙しい中で嫁さんは食事にまで気が回らない。と言う中でスタートした私の誕生日だったわけです。
会場について、雨がやんでくれたので、たくさん傘を持たねばならないかと思っていたのを、持たずに済んだのでラッキー!!そんな小さな幸せを噛みしめながら、そして駐車場も露橋の駐車場に余裕で駐められた幸せ。さい先の良いスタートになってきたか!?でも肝心の娘は「眠い」と機嫌悪し。何故かというと、今日は名古屋市中の小学校卒業生に、中日ドラゴンズが試合にご招待してくれており、友だちと楽しく出かけるはずだったからだ。どうせ試合には負けちゃうだろうから、さっさと帰る気でいたのだろう。二時にはドームに集合する予定だが、間に合わないかも知れないと、暗い顔をしているのだ。こんな気持ちで勝てるはずもない。
ところが実際に試合が始まってみると、予想を遙かに超えて快進撃が始まった。トーナメント表2つのうちの片方のブロックを、あれよあれよという間に制覇してしまったのだ!!神が降りてきたか!?娘は笑い飛ばしながら「ふ・ふ・ふ、実力よ!!」などと偉そうに笑う。小生意気なやつめ!しかし、これで2位までは確実。反対側のブロックは同門の副主将が準決勝までやってきた!これは同門の決勝も夢ではない!と思った瞬間、副主将は敗れ去った。圧倒的だった。その試合ぶりを見ていて、相手の実力は分かる。しかし、この試合は「基本打ち」の上手さで判定する試合。東京の全国大会と同じ方式なのだ。これに勝つということは、試合巧者ということではなく、基本が美しいことを褒められていることになるのだ。昇段試験を受けていく中では一番大切なことなのだ。何としても勝ちたい。
いよいよ決勝。相手の男の子はバネがある。飛び込む距離が段違いだ。遠間から素早く打ち込み、美しい切り返し!旗が割れるが娘は分が悪い。続けて打ち込み稽古。元立ちの先生が作る隙を見つけてひたすら打ちかかる。明らかに遠間から打ち込んで試合場を大きく使う相手に対し、体が大きく重い娘はパワーで勝負。しかし、今回の試合は基本が命。大・強・速・軽が大切だと審判長の東一良先生は仰る。そのポイントだけで考えても、「速」の部分が負けている。勿論結果は相手に旗が3本。最後の1本勝負をやらずして敗退である。悔しさの残る決勝戦でした。
しかし、決勝まで残って帰りが遅くなるのは悪い気分ではありません。気がつくと表彰式は17時になっていました。友だちと約束したナゴヤドームの試合は既に撤退のメールが来ており、行けなかったのは残念ですが、ここから始まる、八段の先生方との稽古会。滅多に稽古をつけていただけない方々との稽古に参加すると腹をくくり、やる気満々で面をつけて整列した娘を見て、その成長を一番の誕生日プレゼントだと思う父でした。
会場について、雨がやんでくれたので、たくさん傘を持たねばならないかと思っていたのを、持たずに済んだのでラッキー!!そんな小さな幸せを噛みしめながら、そして駐車場も露橋の駐車場に余裕で駐められた幸せ。さい先の良いスタートになってきたか!?でも肝心の娘は「眠い」と機嫌悪し。何故かというと、今日は名古屋市中の小学校卒業生に、中日ドラゴンズが試合にご招待してくれており、友だちと楽しく出かけるはずだったからだ。どうせ試合には負けちゃうだろうから、さっさと帰る気でいたのだろう。二時にはドームに集合する予定だが、間に合わないかも知れないと、暗い顔をしているのだ。こんな気持ちで勝てるはずもない。
ところが実際に試合が始まってみると、予想を遙かに超えて快進撃が始まった。トーナメント表2つのうちの片方のブロックを、あれよあれよという間に制覇してしまったのだ!!神が降りてきたか!?娘は笑い飛ばしながら「ふ・ふ・ふ、実力よ!!」などと偉そうに笑う。小生意気なやつめ!しかし、これで2位までは確実。反対側のブロックは同門の副主将が準決勝までやってきた!これは同門の決勝も夢ではない!と思った瞬間、副主将は敗れ去った。圧倒的だった。その試合ぶりを見ていて、相手の実力は分かる。しかし、この試合は「基本打ち」の上手さで判定する試合。東京の全国大会と同じ方式なのだ。これに勝つということは、試合巧者ということではなく、基本が美しいことを褒められていることになるのだ。昇段試験を受けていく中では一番大切なことなのだ。何としても勝ちたい。
いよいよ決勝。相手の男の子はバネがある。飛び込む距離が段違いだ。遠間から素早く打ち込み、美しい切り返し!旗が割れるが娘は分が悪い。続けて打ち込み稽古。元立ちの先生が作る隙を見つけてひたすら打ちかかる。明らかに遠間から打ち込んで試合場を大きく使う相手に対し、体が大きく重い娘はパワーで勝負。しかし、今回の試合は基本が命。大・強・速・軽が大切だと審判長の東一良先生は仰る。そのポイントだけで考えても、「速」の部分が負けている。勿論結果は相手に旗が3本。最後の1本勝負をやらずして敗退である。悔しさの残る決勝戦でした。
しかし、決勝まで残って帰りが遅くなるのは悪い気分ではありません。気がつくと表彰式は17時になっていました。友だちと約束したナゴヤドームの試合は既に撤退のメールが来ており、行けなかったのは残念ですが、ここから始まる、八段の先生方との稽古会。滅多に稽古をつけていただけない方々との稽古に参加すると腹をくくり、やる気満々で面をつけて整列した娘を見て、その成長を一番の誕生日プレゼントだと思う父でした。