小島教育研究所

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国語の勉強方法を教えてください。

2011-09-16 | X君へのアドバイス

X君 「昨日に引き続き、国語の学習方法についても、色々教えいただけたらと思います。」

マリオ 「まず基本的なことから、お話します。なぜ国語の試験があるのですか?分かりますか・」

X君 「それは受験生の実力を知りたいからではないですか?」

マリオ 「では、国語の実力とはいったいどんなものですか?」

X君 「国語力と一口に言っても、色々な要素があります。語彙力(如何に多くの言葉を正確に知っているか。また適切に使えるか。)、内容要約力。的確な表現力。高速な内容読解。などでしょうか。」

マリオ 「では、なぜ国語力が大切なのか分かりますか?」

X君 「それは、やはり国語はできたほうがいいに決まっていますが・・・・。」

マリオ 「大切なことは以下の点です。私達が考えるのは、何によって考えるかというと、言葉です。日本人なら当然、日本語です。

 その日本語を概念レベルで自由自在に使えることが、大学以上の学問的研究レベルで必要なことなのです。つまり、概念を言葉で説明し、理解できたり、それを書いて表現できる能力が大切なのです。そういった、言語レベルで、国語能力を確認したいので、国語の試験問題を出題しているのです。本来、理系、文系は関係なしで、どちらも国語力は必要とされるのです。」

X君 「では、どうすれば国語力が付くのでしょうか?」

マリオ 「出口 旺 先生の『現代文講義の実況中継①、②、③』(語学春秋社』を是非お読みください。」

X君 「どんな内容ですか?」

マリオ 「実際の大学入試で出題された問題が初めに提示され、そのあと出口先生の解答、解説が続きます。その中で、国語力を見る出題者側の観点などを解説しています。例えば大切なこととして『解等は全て本文中にあり。』だとか、『出題者が聞いているのは、貴方の考え、意見ではなく、その文章を書いた作者の考えについて聞いているのです。』と表現されていることです。予備校での実際の講義を文字起こしをして、活字化していますので、とても読みやすいです。問題数もそれほど多くないので、初めに自分なりの解答を用意した上で、答えあわせをするとよいでしょう。解説は丹念に読んで、完全理解を目指してください。」

X君 「早速帰りに買ぅて、チャレンジします。」

マリオ 「それがいいね。国語の勉強いつからはじめてもいいが、早ければ早いほどよいと思います。頑張ってください。」

X君 「有難うございました。」

 


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