小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

数学、学び始めの皆さんへ。数学力をアップしよう。

2011-09-30 | X君へのアドバイス

数学初心者の皆さんへ。

数学の普段の学習姿勢について、この機会に振り返ってみてください。

「数学はとにかく公式を覚えて、その適用方法に習熟すること。」といった姿勢で勉強していると、いづれ破綻します。

大切なのは、公式を覚えることではなく、公式の成り立ち、言うならば出所、由来を大切にし、公式の誘導過程をしっかり理解し、自分一人で公式を導けることが大事なのです。

例えば、等式の証明問題を解かせると、その人の数学力が露骨に分かります。

比例式とか、条件付等式とかの証明で、本来示すべき等式を初めから書いて、両辺が同じ式になるから成り立つ、といったところが大切なところなのです。

つまり、何を示すべきかの把握が弱い人は、えてして上記のような誤りをしがちです。

等式の証明で×をもらう人の大半は、同種のミスを犯しています。くれぐれも、お気をつけ下さい。

 


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世界初のカラーノートパソコンはNECが発売。(98-NC発売秘話)

2011-09-30 | コンピュータよもやま話

平成元年にNECは表題の通り、98-NCを発売した。価格は83万円だったと記憶する。

デモ機などは店頭にあふれていたが、当のNECは真剣に売ろろうといった姿勢が全く見られない。

NEC関係者に問い合わせたところ、概ね次のような回答が得られた。

一枚の液晶画面の生産過程における歩留まりが非常に悪く、正常な1枚の液晶画面を得るために、ボツとなった製品があまりに多かった。おおよそ、100枚製造をすると製品として出荷できるのはたった1枚だったという。原価計算すると、1枚の正常な液晶画面の原価が120万円となり、売れば売るほど損失が大きくなってしまうのでした。

だから、一部販売店では、「売るな!」の通知がNECから来ていたようです。

詰まるところ、世界初にこだわったが故の先行発売だったようです。

その後、カラー液晶の量産化と歩留まり率の向上により、瞬く間にカラー液晶が急速に普及することとなった。

いま有機ELとかが注目を浴びていますが、次の世代の表示装置の研究も、抜かりなく行われています。

カーボン・ナノチューブを利用した表示装置の消費電力は、現行の約100分の1程度になる見込みです。

 


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