進路選択について。
X君 「こんにちは。マリオ先生。今日は、進路について伺いたいです。」
マリオ 「どんな質問でも結構です。」
X君 「大半の高校は2年生から、文系理系とクラス分けを行います。自分は、経済学部を希望していますが、文系でも入学後、数学ⅢCまで必要な学部として、経済学部、商学部などがあると聞いたことがあります。」
マリオ 「そうですね。経済学部で習う、計量経済などでは、数学が駆使されます。場合によっては、理工系より早い段階で、より高度な数学を習います。例えば、慶應の場合、常微分方程式の解の存在とその一意性について、経済学部は1年生で習うのに対して、理工形では3年次に習うことが多いです。」
X君 「では、高校段階で数学ⅢCを未履修の学生は、どうなるのですか?」
マリオ 「最近は未履修者と既履修者を2グループに分けて、未履修クラスには、補講を行う大学が多いです。慶應ももちろんそうです。」
X君 「では、それほど高校段階での数学ⅢCの学習は必要ないということでしょうか。」
マリオ 「ところが、やはり数学ⅢCを学習して既履修者クラスにまわしてもらった方が、安全かと思います。」
X君 「それは、なぜでしょうか?」
マリオ 「2クラスで、最終的な授業の到達度が初めから違うのです。やはり、経済学を極めるつもりなら、出来るだけ早い段階で、数学ⅢCをマスターすることです。」
X君 「では、2年次に理系クtラス、3年次に文系クラスに文転ずれば良いでしょうか?」
マリオ 「東海高校の場合は、文転することを認めていますので、それは可能ですが、名古屋高校の場合、認められていないので、文系クラスに所属して、数学ⅢCを独習するか、どこかの予備校、塾で数学ⅢCを習うことになります。ただし、東海の場合、他教科の履修時間、とくに文系科目中の社会科の時間が不足気味で、最後の最後まで文系科目が足を引っ張る可能性もありますので、コース選択は慎重にお願いします。」
X君 「有難うございました。」
マリオ 「また、質問がありましたら、メールでお願いします。一般性のあるご質問に対しては、可能な限り、本ブログにてお答えいたしま
す。」
メールアドレス:Syoji.Kozima@auone.jp