少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

自分で決めろ

2010-12-11 | 練習・試合後記
日曜日の試合で、反撃の口火を切ったマツ。
今、彼のバッティングフォームは
ジャイアンツの松本選手の真似です

それには、こんな訳が・・・

11月の中旬
「君達はプロ野球とか見てるの?」
まぁ、ミンナ野球部ですから当然見ていて。
(中には見た事がない。ってのも居ましたが

プロ野球選手がどんなフォームで打っているのか、
本屋さんに行けば分解写真が載っている本もあるし
ネットもある。
見て、真似してみよう。
好きな選手、カッコいいと思うフォーム。
自分に合うと思う選手。いっぱい見て
ジックリ見て、真似してみよう。
まぁ結局はミートの時の形は同じなんだけどね」って話したら、

マツがウチに素振りに来た時に
「松本の真似でも良いですか?」
「俺は良いと思うよ。でも、ヘッドは何て言うかな?」
「絶対、ダメって言いそう
「それで、止めちゃうなら止めとけ。
いや、これは俺に合ってると思うので続けます。って
言えるくらいの気持ちがないと無理」
「試合の時、相手からもなんか言われそう」
「そんなの気にしている様なら止めろ」

で、止めたのか。と思ったら、続けてました。
ヘッドも何にも言わなかったのかな?

先月のリーグ最終戦。
「監督、松本で打ちますか?」
「そんなの自分で決めろ。人に聞くくらい自信がないなら止めろ」

松本バージョン初打席
これが思いっきりのない仕草で、
グリップテープの上の部分を持ってる。
「やるなら思いっきりやれ

今度は、しっかり手を放して構えた。
打球はレフトライナー。
本人の感触は、「良い松本最高だそうで」
二打席目はセンターオーバーの二塁打。

話は日曜日の試合に戻ります(しつこい
初回、ツーアウト、ランナーなしの場面で打席に立ちます。
ベンチの私には聞こえなかったんですが、
マツにははっきり聞こえたそうです。
本部席の声が「何だ、あれ?」って。

結果は左中間真っ二つのツーベースヒット。
「凄っく、気持ちいい」って。

思うに
彼は、緊張するタイプ。
普通に構えてると、どんどん固くなってしまい
バットが出ない。
松本選手の真似をする事で
固くならずに済むのかな?
バスターも上手いし。

今度の日曜日も打ってもらいましょう
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地味に泣けた

2010-12-10 | 練習・試合後記
最終回の守り、同点、二死満塁

バッターは左の9番。
今までの対戦から、打てるポイントはベルト付近だけ。
普通に投げれば打たれない。
ただ、体が大きい。当たれば長打間違いなし

「マツ、バッター9番」の指示だけを出す。
さぁ、勝負
初球見逃しのストライク。
二球目、投球はベルト付近へ。バット一閃。
弾かれた打球は一塁線のライナーに。
鋭い打球が、慎の出したミットを弾いて外野へ

ゲッ


「ファール

しゃがみ込む、両応援団
目が点の慎

さぁ、仕切り直しの三球目

空振り三球三振
思わずガッツポーズのキャッチャー、マツ。
いつものポーカフェイスに戻るエース。

最後の攻撃。
「これで、点が入らなかったらどうするんですか?」
変な心配をするビックマウス
「何言ってんだ、点を入れれば勝ちだろ」

この回の先頭打者はOックン
二塁打、ライト前、と二打数二安打
守備ではライトゴロも決めて、この日は絶好調

で、この打席もライト線へツーベースヒット
スーパーYは三振もその間に三盗を決め一死三塁。
バッターは8番4年のテツ。
ココで、決めないと次はバッティングはからっきしのHタク

2-2からの5球目。
打球は高いバウンドになって、ピッチャーの頭を超える。
しかし、セカンドが追いついてバックホーム
サードから突っ込んだ来たOックンが滑る。
ボールが後方に転がっている
「セーフ

ベンチに帰ってきたOックンを抱きしめるビックマウス。
涙するお母さん達。
マウンドにしゃがみ込んでいるピッチャー。

整列、挨拶を終え、
キャッチャー道具を片付けながらマツが
「地味に泣けた
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盛り上がって来たなぁ

2010-12-09 | 練習・試合後記
さて、逆転して終了時間も迫ってきた。
最終回コールで始まった5回の表。

あっさり、行ってよ
で、あっさりフォアボール

バッターはリーグ戦で
エースから柵越えをかましている左バッター

そのバッターを三球三振
最後はインハイの速球を振らせての三振。
バットを叩きつけて悔しがる三番バッター
道具は大事にしろよ

相手のチームは人数が多くて、
この大会に2チームエントリー。
ウチが戦っているのはAチームで
この試合の次にBチームが出場する。

で、グランドに入ってきたんですよ。
そのBチームが、
もう、大声援、完全にアウェー。
ポーカフェイスのエースの
流石に目が吊り上ってきた。

フォアボールで出した先頭打者がサードへスチール
この回から、サードの入ったのは4年のHタク。
まだまだ、動けません。

試合前に
A-Cに「終盤、サードに入ってもらうかも
ファーストにはワンバンで良いから」って
ココで、レフトのA-CをサードにHタクをレフトに
で、いきなりサードゴロ。
ちょっとファンブル、ホームを諦めて一塁へ送球が
ワンバンド送球でセーフ。これで一点差。
不安そうに私を見るA-C。
使った俺が悪いんだから、大丈夫
そして、次の打者もフォアボール。

ここでタイム。
内野手を全員集めて
「イヤァ、盛り上がってきたなぁ
苦笑いの選手たち
「最終回、1点勝ってるから、サードランナーは還しても良いよ。
でも、一塁ランナーは絶対還さないようにしよう」
で、イキナリ死球、オイオイ
一死満塁。
次の打者にも3ボール2ストライクオイオイ
勝負の6球目。ズドーンと速球が決まり三振。
二死満塁
次の8番打者にナント死球。
確かに言いました、同点にしても良いよ。って

これで、7-7の同点。

まだまだ続くよ、二死満塁
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スクイズって分かる

2010-12-08 | 練習・試合後記
さて、ビックマウスの2点タイムリーで同点にして、
なおも無死二、三塁。

ここで、相手はピッチャー交代。
その間に
バッターの慎を呼んで
「スクイズあるからな」
「ゲッ
ゲッじゃないだろう

今度は、ランナー二人を読んで
「スクイズ出すから、ツーランスクイズのつもりで走れ
「分かりました」ってビックマウス。
「・・・」のIタク

「スクイズって、分かるよな?」
「ここを触ってから、ココを触る」
「いや、それはスクイズのサイン。
聞いているのは、君がしなきゃいけない事」
「・・・」

良かった確認しておいて

3ボールから一つストライ。
ここで、スクイズ。

ランナー一斉にスタート


してないスタートしてないよ、サードランナーのIタク。
スタートどころか第二リードもしてない。
急停止のビックマウス。

打球は、ファール
危ねぇ
結局、慎は三振。
後で、Iタクがスタートしてなかったから、
ワザとファールにした。って。ウソばっか

続くマツの打球はショートへ
ショート捕るもホーム間に合わない、
しかも俊足のマツに焦ったか、
一塁へ悪送球で。
その間にセカンドランナーのビックマウスも生還
これで7-5、逆転

で、まだまだ続きます
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4年生の活躍

2010-12-07 | 練習・試合後記
同点にされ、3回は両チーム無得点。
落ち着くのか。と思った4回の表。

また、先頭打者をフォアボール。
どうも、今日のエースは制球が悪い。が
替える投手が居ないんだよな

センターへのタイムリーヒットと
犠牲フライで2失点。
これで3-5。
犠牲フライを打たれたのが痛かった。
犠牲フライを打ったのは9番打者。
最初の打席は三振。
全くタイミングが合ってない。
それがフルカウントまで粘られ、
最後はセンターへ犠牲フライ。
相手ベンチの喜びようを見ると
初打点

さて、4回の裏は7番から
ウチの自慢の4年のチビッ子トリオ
この回は三者凡退で次だな。なんて失礼な事を考えていたら
スーパーYがエラーで出塁。
9番の三太郎は全然タイミングが合ってないので、
Iタクを呼んで「代打行くぞ、準備しておけ」って指示。
8番のテツが死球。
無死一二塁で
「代打、Iタク」を告げる。
Iタクなんかモジモジ。
「どうした?」
「緊張してきたら、オシッコしたくなっちゃった。
トイレ行っても良いですか?」
「もう、ダメだろう。ちょっと我慢して」と送り出し。
モジモジ打法で6球粘りフォアボール
無死満塁

打順は1番に還って、ビックマウス
「4年が作ったチャンス。絶対返せよ」
ニヤニヤって笑うビックマウス

秋のリーグ戦でコテンパンにやられた時
相手の監督さんから
「しょうがないよ、4年生が居るんだから」って言われたんですよね。
その4年生が作ったチャンス。
絶対生かせよ

初球見逃しのストライク、ファール、ファールの後の四球目
打球はセンター後方に抜けていく
二人が還って、5-5の同点へ。
二塁塁上でドヤ顔のビックマウス。
ハイハイ

嬉しいから、まだまだ続けます
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熱いでしょ

2010-12-06 | 練習・試合後記
昨日のサヨナラ勝ちで
今日は夢心地の一日

試合の後、PTAチームの納会で
二日酔いって話も

さて、昨日の試合。
低学年は、近隣の小学校で開会式直後の試合。
高学年チームはその小学校の校舎を隔てた公園グランドで第三試合。

一回、自分たちの小学校で練習して、
再びグランドへ。

低学年の試合でスコアを付けてくれたお母さんが
高学年の試合も引き続き付けてくれた。

「グランドの方は寒いですね」って言うから
「コッチは北向きで、ベンチには屋根があって
日陰になるし。
マツ、試合内容も寒いって事にならない様にしてくれよ
ベンチ前でキャッチボールをしているマツに声を掛けました。
「また、そういう事を言う」って苦笑いのマツ。

ウチの後攻で始まった試合。
A-Cの肘痛に加え、あいちゃんが風邪でお休み
内野陣はファーストの慎以外は
全員4年生。ここまで小っちゃいと逆に壮観

エラー含みで気前よく一点を献上

ウチの攻撃。
相手ピッチャーはリーグ戦の時に
2安打に抑えられたピッチャー。
「速いから、いつもより短く持って、
キャッチャー寄りに立つ事」って指示も軽くツーアウト
バッターは、3番マツ。
ココがキーポイントでした。
1-1から痛烈な打球が左中間を破りツーベスヒット。
これで、相手のピッチャーが逃げるんです。
4番エースにはストレートのフォアボール。
5番A-Cにもファボール。そのコースは全部外に外れている。
ツーアウトだけど満塁のチャンス。
バッターは、昔に戻って全然打てなくなったOックン
初球ボールの後、ファールに空振り。
案の定、この空振りが全然合ってない
三振を覚悟しました。
ファール、ボール、ファール、ボール、ファールと交互に続き。
この時、ファールボールが球審に帰ってこない為に
ポッと時間が空いたんです。
Oックンを呼び寄せ、「力入ってるぞ」ってお尻を叩いて、打席へ
9球目を一閃、レフトへライナーが飛んでいく。
レフト追いつかず、ボールは転々と左中間のフェンスへ。
鈍足の一塁ランナーA-Cまで帰ってきて、逆転3-1

実は、二塁で仁王立ちのOックンを見てチョット泣けてきました

気を取り直して、2回の表
先頭打者をフォアボールで出してしまう。
足を絡められて、エラーが出て。タイムリーヒットで
二失点さらにフォアボールでツーアウト二塁のピンチ
エースも今日は完投しないと。って思っているのか、
珍しく制球が悪い。ほとんど初球がボール

次の打者の打ち上げた打球はセンター、ショート、セカンドの真ん中へ
ビックマウスが前進、前進、また前進。最後はジャ~ンプの大ファインプレー
ナントか同点でチェンジ

「ノドが渇く」ってお茶を飲んでると
マツが「試合、熱いでしょ」だって


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勝ったゾ~

2010-12-05 | 練習・試合後記
少年野球は勝ち負けじゃない
って言っても
勝ちは気持ちいい

しかも、サヨナラ勝ち

勝ったゾ~
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どうして?

2010-12-05 | 練習・試合後記
土曜日の練習に
低学年のヘッドのお子さん達が
練習のお手伝いに来てくれました。

お子さん。って言っても
お兄ちゃんの方は、息子たちが通っていた
中学校で講師として勤務。
勿論、野球部を見てくれてます。

下の子も大学生。
高校野球の監督になるのが夢。
今年は、息子が通う高校(ここのOB)に
教育実習生で行っていました。
体育祭の時に挨拶してくれて、
息子が何にも言わないから
ビックリしました

二人のキャッチボールを見学させて
何処か感じたところは?って質問。

「スピードが速い」ってありきたりな感想から
「片手で捕っているのに、持ち替えが速い」とか
色々な感想があり。

私から質問。
「捕って、投げる時にピョンピョン跳ねてなかった?」
「そう言えば、跳ねてた」
「なんで、跳ねていたと思う?」
「・・・」

考えもつかないみたい
教えてないもんね
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なんで?

2010-12-04 | 練習・試合後記
この頃、子供達に意地悪く質問してます

「何でエラーするのかなぁ?」
「どうして、送球が悪いんだろう?」って

今までは、
エラーした時には、
「腰が高かったから。」とか「グローブの出し方が逆だった。」とか
考える前に答えを言っていたから、
全然頭に入ってなかったみたい、

腰が高かったとか、
構えてなかったとか、
言葉としては入っているけど、
頭使ってないから、
動作にイキて来ないのかな?って思いまして

今日は特に時間をかけて
考えてもらいました。
例え、それが間違っていても修正しないようにして。

「考えて、考えて、どうしても分からなかったら、
監督やコーチに聞いて。
もしかしたら、監督たちも分からないかもしれない。
そうしたら、一緒に考えていこう」って言いました。

考えたからか、
ボール回し、いつもよりミスが少なかった気がする


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後腕の肘の角度

2010-12-03 | 打つ
一部の選手が当たりが出て来た、
と言っても貧弱打線には変わらない

最大の欠点は、ドアスウイング。

グリップエンドからとか、
後を小さくとか、
言ってはいるけど

素振りでは大分良くなっているんだけど、
バッターボックスに入ると。
振り込んでないんでしょうね

でも、もうチョット良い言い回しは無いかと。
最近考えてましたら、
今月のヒットエンドランにありました。

今月の技術解説は、元ヤクルトの広沢氏。
巨人、阪神にもいましたね。

最初、ページを捲って、広沢氏の顔を見た感想。
「技術解説なんて出来るの
だって、現役時代の彼。
な~んにも考えてませ~んって
感じで、
ブンブン振り回している印象しかないんでもン。
巨人に来てからは、サッパリ打たないし

で、読み始めると
どうしたら、ボールが飛ぶか。なんて考えた事が無い。
だって、振ればホームランになるから
やっぱり、考えて無いじゃんって思ったんですが

でも、非常に分かり易く解説してありました、
いやぁ、失礼しました

飛ばすコツは三つ。
ステップ後、体の回転は
先に下半身だけ回し、前の方はなるべく動かさない様に
我慢できなくなったら、回転させる。

後ろの腕の肘の角度を鋭角に保つ事。
これによって、バットが体の近くを通る。

インパクト直前から
(右打者の場合)右手は内側へ
左手は外側にひねっていく。
これによって、インパクト後でも
バットスピードの減速が小さくなる。

だそうです。
で、特に成る程って思ったのが、
肘の角度を鋭角に保つ事。


今日、素振りに来た三人に早速伝授。
慎は「難しい」って言っていたけど、
「グリップエンドから」って言うより
分かりやすいのかな?
今まで「難しい」って感想も言わなかったから
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