真佐美 ジュン

昭和40年代、手塚治虫先生との思い出「http://mcsammy.fc2web.com」の制作メモ&「日々の日誌」

もう一度 やさしいライオンの説明 2

2006年12月11日 15時49分56秒 | やさしいライオン
製作スタッフがきまりました。
製作 手塚治虫先生 原作 総監督 やなせたかし先生 プロデューサー  富岡厚司さん 製作担当 下崎闊さん  演出助手  真佐美ジュン
原動画 赤堀幹治さん、中村和子さん、上口照人さん、金山明博さん、松山マヤさん、渡辺佳子さん、内海武雄さん山守博昭さんなどでした。仕上もトレスの代表が 島野章子さん、彩色代表が、阿部マリ子さん、美術もやなせ先生で背景は阿土延子さん西村邦子さん  田辺めぐみさんなどが、加わりました。ブラシや特殊効果は橋爪朋二さんタイトルも書いてくれます。撮影代表として森昭彦さん、1スタ、撮影班が、手伝ってくれます。編集代表松浦典良さん、
音響はグループタックとして田代敦巳さんが担当してくれました。
お話の中で唄われる歌の歌詞、作詞は当然やなせたかし先生、すでに幻灯機用に作られていた歌の作曲は磯辺俶さん今回のアニメ化を編曲したのが寺島 尚彦さん今回も唱は    ボニージャックス、の皆さん、挿入歌私の好きな「ブルブルの子守」を久里千春さんが歌い、演奏は寺島尚彦とリズム・シャンソネット+ストリンガス、おかあさんと、子供それにナレーションなど声の出演が、久里千春さんと、増山江威子さんお二人でした。
(のちに、日本昔話というロングランのテレビ番組を制作なさりますが、日本昔話も声優さんは2人だけでやっておられます、この時のことが、ヒントになっていたのではと、勝手に思っております。)
録音スタジオは東京スタジオセンター現像は東洋現像所と決まりました。
絵コンテが出来上がり、そこからせりふ台本が作られると、田代さんは、幻灯機でスライドを、寺島 尚彦さんに見ていただき、編曲を依頼しました。

編曲が終わると寺島尚彦とリズム・シャンソネットさんなどで音楽どりが行われ、久里千春さんと、増山江威子さんのせりふどりも、行われました。約27分に及ぶお話の、サウンドが編集され先に完成しました。
 やなせ先生と原画との絵コンテ打ち合わせでは、それを家庭用のテープレコーダーにコピーして、歌の部分の楽譜と一緒に原画家に渡されました。
楽譜が読めない原画家の人もおりましたので、タイムシートに歌詞を書き込んで、動きのタイミングをつかむ作業を、お手伝いできました。これは、千夜一夜で、田代さんがおやりになっていたのを、そばで見せていただいていたおかげでした。やなせ先生は、毎日虫プロの第二スタジオへ通ってきて、キャラクター集や、動きの相談、はたまた、作画にと、文字通り「こまめに」働いておいででした。背景も今までの描き方に、パステルによる手を加えることによって、絵本的な雰囲気となり、女性だけのスタッフは大いに興味を持ちました。
コメント
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