歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

市民オペラ旗揚げ公演

2009-03-24 22:56:17 | Weblog
町田市に出来た新しいオペラ団体の第1回公演が週末にあった。
出し物は、現代版演出「ドン・ジョヴァンニ」。

こちらで一緒に歌っているバリトン君が騎士長役で出演。
ジョヴァンニ役も馴染みあるバリトン。
私がエルヴィラを歌ったときは、彼はレポレッロだったよねえ。

出演している歌い手は、みんな若く、世代交代を感じてしまう。
なかなか聞き応えのある演奏だった。
改めて聴くと、出演の場は少ないが、騎士長は存在感がある役だと・・・。
小ホールの良さを活かした演出で、
終幕では、ジョヴァンニを食ってしまうくらい聴かせてくれた!
どちらも親しくしているので、嬉しかった。

その直後のフアイナル「六重唱」は、どうしても付け足しに聞こえてしまう。
この時代のオペラは、昔話のオチみたいに付け足される。

ドン・ジョヴァンニは、バリトン主体で構成されている。
モーツアルトはバリトンが好きだったのだ!ナ~ンて。(笑)
いえ、これほんと。
バリトン主役のオペラばっかりなんです。
ええ、私もバリトン大好きですが!(笑)
ま、耳元で歌われると鼓膜が鳴る~!ときも・・・。テノールよりウルサイ(笑)
耳鳴りの原因だったりして?(まさか、ね)

ジョバンニをうたぅたH君は、普段はモーツアルトは歌わない。
「多分、次はないと思うんで・・・」と笑っていた。
歌える機会が与えられる時に歌っておく。いいよねえ。
彼も、まだ歌だけでは生活できないので他に仕事を持っている。
立て続けの本番と、生活のための仕事。
ほとんどの歌い手は二重生活をしている。若いからできるのよねえ。


くやしいけど私は、歌は楽しみ程度にして、生活のための仕事に重点をおかなくちゃ身が持たない。疲れて声がでなくなる。
自立生活を1年でも長く続けるには、スキルアップを常に考えていかねば。
人間相手の仕事では、常に学ばなければ一歩先をあるいていられない。
全く、生涯学習そのものだ。

知りたいから、というのが一番あっているかもしれない。

願うならば、仕事が半分で給料が同じであれば・・・、いいよなあ。