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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

花のもとにて

2012-04-17 13:57:41 | Weblog
願っても思うようにはなりませんが、まだ花が残る中で、母は旅立ちました。
ホームの職員に見守られ、静かに静かに逝きました。

連絡が来て、かねてから準備していた装束を持ちタクシーで。
深夜にもかかわらず、運良く5分ほどでタクシーが捕まえられた!

死装束は、母が自分で縫った白麻の着物。
もっと若いときに縫ったので、黄ばんでいましたが、かねてから「これを着せて」と言っていたので言葉どおりに。

ターミナルケアを何人も手がけ、死化粧することもあったので、自分の手で清拭し、着替えさせ、義歯もきちんと入れ顔も整えられました。


骨壷の大きさと重さに息子が驚いて、代わりに抱いてくれました。



雑務は残っていますが、携帯を24時間気にすることから開放されます。
先の予定も立てられるようになり、
偶然とはいえ、待っていたように次々とお誘いが・・・。
喪に服すことはせず、私自身の生き方を通すことで育ててくれた御礼にしたいと思います。