歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

暑いさなかに重いお話を・・・

2010-08-17 10:45:35 | Weblog
朝7時から室内で30度もありましたよ!
腕も内関節がひりひりしてきた。あせもが出来そう。
あせもなんて、子供のころ以来かもしれない。それだけこの夏の気温が尋常じゃないということなんだなあ。

夏休みのせいか?パソコンの寿命が近いのか?重くてどうしようもない。
マンションなので共用ケーブルだから?だとしたら仕事では使えないということね。



抜けるような青空ですが、さえぎるものがなくては耐え切れない。

同業の友人と会い、寝たきりになり家庭介護ができなくなったと、療養型へ入居されたお母様のことを聞く。
「行っても反応が全くなくなったので、つまらないのよ。行く甲斐がないというか。」
それこそ、頬を引っ張ろうが、何をしようが目も開けてくださらないそうだ。
ただ生きている、生かされている?
いつ心臓が止まってもおかしくない、といわれてもう半年以上になると思う。

「もう働くのがイヤになったのよね。辞めたいけど、働いていないと次は見つからないでしょう。」
介護職でも働く世代は若く、主力は20代になっている。
その中へ、私たち世代が新たに入るのは、かなり困難になりつつある。

母も含めて、持病がありながら長生きできている高齢者を見ていると、
年金などの社会保障が減速していく中で年を重ねて行く私などは、もしも、母の歳まで生きてしまったら後を引き継ぐまわりは多大な負担がかかってしまう。
いや、それどころか子供は先にいなくなっているかもしれない。

親を看取る苦労(精神的負担、金銭的負担)は、私一代で終わりにしたい。


家族の中で介護が必要になったとき、その要介護状態によっては、障害者年金の支給もない。
脳梗塞後遺症で認知症となったが、歩行は出来る。しかし常時、失禁し、おしっこもうんちもわからない。あるとき娘さんに介護をまかせて帰ってきたら、今の絨毯の一部が切り取ってあったそうだ。
始めて出くわした父親の現実に、さぞ情けない思いをしただろうと想像される。
お母さんは介護職をしていたが、ご主人の介護のため退職せざるを得なかったという。

いろいろ問題を片付けないと無理だろうが、何とか一時的にでも生活保護を申請すると聞いた。



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