求める消費者に目を向けない明治の経営姿勢、これまで「隠ぺい」し続けもうけ本位の体質が危険!
牛乳・乳製品などの放射能汚染への対応に関する質問
経営基盤を揺るがす不祥事・不正行為が残念ながら後を絶たない状況であり、収益が伸び悩んでいる最大の要因でもあります。特に、食材の放射能汚染問題は、子どもたちの健康と未来に関る長期的な課題であり、食品企業の社会的責任とモラルが厳しく問われています。
1)増加が心配される放射能汚染による健康被害をどのように受け止めているのですか。
今年5月19日、福島県「県民健康管理調査」検討委員会は、事故発生当時18歳以下だった
子どもを対象に実施している、甲状腺検査の結果を発表(今年3月末現在)しています。結果は、
50人が甲状腺ガンと確定され、さらに「ガンの疑いがある」と診断された39人を加えると、
実に89人にもなる深刻な事態にあります。放射線汚染の広がりの実態からみても、この健康被
害は福島県内に止まるものでないことは十分に予測されます。
特に、牛乳・乳製品を含む食材からの低線量内部被爆への不安が、子育て中のお母さん方に広
がっています。チェリノブイリ原発事故以後の事例でも明らかなように、「安全・安心」を提供
すべき食品企業の責任は極めて重大ですが、経営陣の認識を明らかにしてください。
2)消費者は、基準値に対し「それ以下なら安全」とは判断せずに具体的な汚染数値を知り、特
に子育て中の消費者は安心して商品が選べることを望んでいます。
貴社は「基準値以下の汚染なら健康被害はない」と判断しているのですか、明らかにしてください。
⦿基準値以下でも数値を公表し、消費者の選択権を保障することを改めて提案したいと考え
ますが、経営陣の判断を明確にしてください。
3)低線量内部被曝から子どもたちを守ることは長期に及ぶ課題ですが、原乳の汚染検査をクー
ラーステーションだけではなく酪農家単位でも行い、学校牛乳や粉ミルクなど乳児用製品の安
全性を高めることについて、経営陣の考え方を明らかにしてください。
⦿学童・乳児向け製品の安全性をより高めるため、酪農家単位の汚染検査の復活をメーカー
として行政に提起することを提案します。経営陣の判断を明確にしてください。
事前質問書への回答
加藤 株式会社明治取締役
株式会社明治の品質保証体制と牛乳、乳製品に対する放射性物質の現在の対応についてご説明申し上げます。
株式会社明治は、明治製菓と明治乳業の時代からそれぞれの品質保証体制を構築し、おいしく安全安心な製品をお客様にお届けしてまいりました。
2012年には、株式会社明治としての全社品質保証システム明治品質コミュニケーションを新たに設定いたしました。
開発から販売までの全ての工程にわたって、法令の順守はもとより様々な企画基準、あるいは、お客様の声などにもとづき製品の安全と価値を確保するための基準を明文化するなど全社的な品質体制の確立を行ってまいりました。
そして、プラン、ルー、チェック、アクションのいわゆるPPCマネージメントサイクルを展開し、常に調査改善を進めお客様の信頼と満足が得られるよう努め明治ブランドの価値向上を目指しております。
次に、現在の放射性物質の検査体制ですが、牛乳、乳製品の原料となる製品につきましては、各自治体によるモニタリング体制が整っており生乳の安全性が確保されるような運用がなされております。
会場株主質問
先ほども回答があったのですが、放射能汚染問題、特に、牛乳や乳製品、食べ物からの低線量内部被ばくに対する若いお母さんなどを中心とした不安、不信が広がっています。3月発表された福島の子どもたちに限っても、すでに50名が甲状腺ガンというふうに宣告されています。疑いがあるというのが39名、これは大変な数字で不安の広がりがある。
そこでいま、先ほどの回答後のズレを感ずるのは、消費者の方々が知りたがっているのは、基準値以下であろうとも一体この製品がどれだけの放射線セシウムが含まれているのか、これを本当にうちの子どもに飲ませていいのか、こういう不安なのです。このことに残念ながら明治は応えていない。基準値以下ですということで、一切この数値を公表しないこの間、教育委員会からの質問に対しても答えていない。この姿勢が消費者離れを起こしているのではないでしょうか。この問題についての認識をお伺いしたい。
浅野社長回答
放射能の色々な検査等については、先ほど一括回答でお答えした通りであります。
どこまでホームページに載せるかは、ホームページを良く見ていただければ、検査の過程すべてを載せています。ただ基準以内であるとか基準以外とかいうのであれば、やはり政府、あるいは自治体等の取組みと歩みをなどとですね、同じような対応をしていくということです。放射能の問題で当社の業績がどうなのかということでございますけれども、ご心配の赤ちゃんの粉ミルクにつきましては、現在の私どものシェアは、2011年の放射能問題の以前のトップシェアの数字を現在はクリアをしてさらに伸びているところでございますので、どうぞご安心いただきたいと思います。
牛乳・乳製品などの放射能汚染への対応に関する質問
経営基盤を揺るがす不祥事・不正行為が残念ながら後を絶たない状況であり、収益が伸び悩んでいる最大の要因でもあります。特に、食材の放射能汚染問題は、子どもたちの健康と未来に関る長期的な課題であり、食品企業の社会的責任とモラルが厳しく問われています。
1)増加が心配される放射能汚染による健康被害をどのように受け止めているのですか。
今年5月19日、福島県「県民健康管理調査」検討委員会は、事故発生当時18歳以下だった
子どもを対象に実施している、甲状腺検査の結果を発表(今年3月末現在)しています。結果は、
50人が甲状腺ガンと確定され、さらに「ガンの疑いがある」と診断された39人を加えると、
実に89人にもなる深刻な事態にあります。放射線汚染の広がりの実態からみても、この健康被
害は福島県内に止まるものでないことは十分に予測されます。
特に、牛乳・乳製品を含む食材からの低線量内部被爆への不安が、子育て中のお母さん方に広
がっています。チェリノブイリ原発事故以後の事例でも明らかなように、「安全・安心」を提供
すべき食品企業の責任は極めて重大ですが、経営陣の認識を明らかにしてください。
2)消費者は、基準値に対し「それ以下なら安全」とは判断せずに具体的な汚染数値を知り、特
に子育て中の消費者は安心して商品が選べることを望んでいます。
貴社は「基準値以下の汚染なら健康被害はない」と判断しているのですか、明らかにしてください。
⦿基準値以下でも数値を公表し、消費者の選択権を保障することを改めて提案したいと考え
ますが、経営陣の判断を明確にしてください。
3)低線量内部被曝から子どもたちを守ることは長期に及ぶ課題ですが、原乳の汚染検査をクー
ラーステーションだけではなく酪農家単位でも行い、学校牛乳や粉ミルクなど乳児用製品の安
全性を高めることについて、経営陣の考え方を明らかにしてください。
⦿学童・乳児向け製品の安全性をより高めるため、酪農家単位の汚染検査の復活をメーカー
として行政に提起することを提案します。経営陣の判断を明確にしてください。
事前質問書への回答
加藤 株式会社明治取締役
株式会社明治の品質保証体制と牛乳、乳製品に対する放射性物質の現在の対応についてご説明申し上げます。
株式会社明治は、明治製菓と明治乳業の時代からそれぞれの品質保証体制を構築し、おいしく安全安心な製品をお客様にお届けしてまいりました。
2012年には、株式会社明治としての全社品質保証システム明治品質コミュニケーションを新たに設定いたしました。
開発から販売までの全ての工程にわたって、法令の順守はもとより様々な企画基準、あるいは、お客様の声などにもとづき製品の安全と価値を確保するための基準を明文化するなど全社的な品質体制の確立を行ってまいりました。
そして、プラン、ルー、チェック、アクションのいわゆるPPCマネージメントサイクルを展開し、常に調査改善を進めお客様の信頼と満足が得られるよう努め明治ブランドの価値向上を目指しております。
次に、現在の放射性物質の検査体制ですが、牛乳、乳製品の原料となる製品につきましては、各自治体によるモニタリング体制が整っており生乳の安全性が確保されるような運用がなされております。
会場株主質問
先ほども回答があったのですが、放射能汚染問題、特に、牛乳や乳製品、食べ物からの低線量内部被ばくに対する若いお母さんなどを中心とした不安、不信が広がっています。3月発表された福島の子どもたちに限っても、すでに50名が甲状腺ガンというふうに宣告されています。疑いがあるというのが39名、これは大変な数字で不安の広がりがある。
そこでいま、先ほどの回答後のズレを感ずるのは、消費者の方々が知りたがっているのは、基準値以下であろうとも一体この製品がどれだけの放射線セシウムが含まれているのか、これを本当にうちの子どもに飲ませていいのか、こういう不安なのです。このことに残念ながら明治は応えていない。基準値以下ですということで、一切この数値を公表しないこの間、教育委員会からの質問に対しても答えていない。この姿勢が消費者離れを起こしているのではないでしょうか。この問題についての認識をお伺いしたい。
浅野社長回答
放射能の色々な検査等については、先ほど一括回答でお答えした通りであります。
どこまでホームページに載せるかは、ホームページを良く見ていただければ、検査の過程すべてを載せています。ただ基準以内であるとか基準以外とかいうのであれば、やはり政府、あるいは自治体等の取組みと歩みをなどとですね、同じような対応をしていくということです。放射能の問題で当社の業績がどうなのかということでございますけれども、ご心配の赤ちゃんの粉ミルクにつきましては、現在の私どものシェアは、2011年の放射能問題の以前のトップシェアの数字を現在はクリアをしてさらに伸びているところでございますので、どうぞご安心いただきたいと思います。
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