2.26明治HD社前座り込み行動
連帯挨拶
日本婦人団体連合会(婦団連) 会長 柴田 さん
ご紹介いただきました婦団連の柴田です。
30年争議に決着を、と座り込み行動にご参加の皆さま、明治乳業争議団の皆さまに心より連帯の挨拶を送ります。
私ども女性団体は、食の安全・安心を守り、子どもたちの安全と未来を守る運動にご一緒に取り組み、争議団の省庁要請や銀座デモに参加してきました。
粉ミルクは大丈夫、牛乳は大丈夫かしら、子どもたちが日々摂取するものなのでとても心配です。食の安全・安心が一番大切です。
食の安全・安心にはもの言う労働者、労働組合が必要です。空の安全、鉄道、バスなどもの言う労働者、労働組合があれば、消費者があれば私たちは安心です。
明治乳業は、会社にもの言う労働者、労働組合を敵視し、仕事や昇給・昇格差別などの人権侵害を長期にわたって行っています。
ブラック企業が社会的問題になっています。働く者の人権を守れない企業には、食の安全を求める私たち消費者の安全も守れません。
学校給食用牛乳や乳幼児用粉ミルクからセシウムが検出されたとき、明治乳業は基準値以下を理由に安全性を強調し、汚染原因の解明や独自検査の数値公表などを行いませんでした。私どもは、日本乳業協会とは話し合いを持てましたが、明治乳業は、消費者である私たちとの面会も要請文を受取ることも拒否しました。大企業としての社会的責任をどの様に考えているのか憤りを覚えます。
争議団の皆さんは、会社に対しては製品の独自検査を行い基準値以下でも数値を公表し、消費者に製品の選択権を保障することを一貫して求めています。
また、行政には汚染検査は酪農家単位でも行い、学校牛乳や乳児用製品から汚染原乳を遮断すること、そして、酪農家への損害賠償は、請求に基づき東電への指導も含め国の責任で全面的に行うこと等を提起しています。この様に、争議団は食の安全・安心と子どもたちの未来を守る運動でも頑張っていらっしゃいます。
明治乳業争議の解決は働く者の尊厳を守ることと同時に、食の安全・安心にとっても大切なことです。争議の一日も早い解決のために、婦団連も微力ながら支援します。勝利の日までともに頑張りましょう。連帯の挨拶とします。
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