毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

土筆とキャンセル

2009-04-17 23:17:17 | パワーアップな日々 2009
今日はいいお天気でした。

『退院して家に帰れる人はいいよね』
これは病院で知り合った付き添いメイト?の言葉です。
そうです、そうなんです、その通り。

家に帰れない人はどうすればいいのでしょ。

うちは自力歩行が出来ないじじさまばばさま二人。
じじさまに関してはかなり認知症がはいってる。
注意力が全然ありません。
外部サービスを利用しても私一人じゃ持たない。
二人とも目が離せないし、
もしも一人具合が悪くなったらもう一人は誰が看る??

早い時期から、
もう村には返せないし、
家で二人いっぺんには看られないとわかってましたので、
夫婦二人で暮らせる老人用の施設を探しておりました。

ところが…
これがないんですわ。
一人部屋ならなんとか見つけても、
二人部屋・夫婦部屋の空きなんてないんですわ。

まず基本的に夫婦部屋って少ないんです。
どちらか片方がねってのが一般的なんでしょね。
それに当たり前ですが、
二人だと料金も倍でして…

やっと新しく出来る老人マンションの夫婦部屋をキープ、
介護保険と私の通いでなんとかやってきましょとなったのですが…
じじさまどんどん訳わからん状態に陥りまして。

よくボケたなんていうと、
徘徊とかご飯食べさせてくれないだとか聞きますけど、
じじさまはそういうのは全然大丈夫でして。
過去の記憶もしっかり澄んでるんですけど、
現在の状況が理解できないんですわ。

村の家で外部と接触の無い環境で暮らしてましたから、
認知症が見つかることも無く、
また決まったことしかしてなかったので、
新たな事なんて縁の無い毎日だったのでしょう。

物事を組み立て考える事がまるっきりできないんです。
これは大きな障害となりました。

理解してないからリハビリにもお怒りでして、
何をやっても言ってもダメでして…
どんどん歩けなくなってゆくし歩こう動こうとしない。
3月から強烈な悪循環でした。

これでは老人マンションでは無理だと、
老人保健施設(老健)を打診して回ったのですが。

老健とは、
【病状が安定し、
 リハビリテーションに重点をおいたケアが必要な高齢者等が入所】
と手持ちの札幌市発行のパンフレットに書いてあります。

やっぱりここでも空きはなく、早くて3ヶ月~半年待ち。
それも個室ですからえらい高い。
じじさまの要介護4では月15万円ぐらいかかります。
それにばばさまも加えると…破産ですわ。
その前にじじさま崩壊するって。

もう財産ざっくざくならぽ~んと、
介護付老人高級マンションなんですけどね(笑)。
ちなみに入所一時金800万、月30万なんて安い方です。
まぁこれも上下はありますけど。

うちはじじさまばばさま年金収入プラス二人のわずかな貯えのみ。
それも大笑いの大冷や汗なんですけど、
ばばさまが当初言っていた貯金残高、
実際の残高は半分しかなかった。もちろん少ないほうね。

老健見学してはため息。
かかる費用は仕方が無いけど、
なんだかじじさまボケに拍車がかかりそうな雰囲気でして…
やっぱり病院の雰囲気ですからね。
家庭の雰囲気なんて皆無でして。

じじさまのカラダを優先させるか、
ココロとアタマを優先させるか。

夫と悩み考え話し合い、
それでも答えが見つからず困りきっていたところに、
今回のケアハウスの話がひょっこり舞い込んできたのです。

ケアハウスのことは、
また今度書きましょね。


今日はいいお天気でした。


ほんとはね、
私、娘のとこへぶっ飛ぶ予定だったんですわ。
明日は二人で層雲峡あたりの温泉にちゃっぽ~ん。あっは~ん。
和室で浴衣でご~ろごろ、
スリッパでピンポンしちゃいますわだったんですけど…

ケアハウスから、村役場から、
電話がね次々と。
駆けつけるまでではないんですけど、
電話が鳴るんですわ…

とてものんびり温泉浸かれない気分でして…
娘にゃ悪いけど中止にいたしました…




温泉行きの代わりにお買い物行き。
土筆を見つけました。
去年の初土筆は娘のアパートの傍だったなぁ。
逢いたかったなぁ、娘に。死ぬほど好きですから(笑)。
↑そんなこと書くのは止めてくれと怒られそうだわ…

まぁ、こんな時期なんでしょね。