久しぶりに図書館で本を借り、
黙々と読んでおります。
先日図書館に本を返しに行ったのですが。
返すだけのつもりだったのに、ついふらふらと。
結局また借りてしまうという不抜けのループが出来てしまうわけです、はい。
昔、何年前でしょか。
藤沢周平を読むならコレと薦められたことがあったのですが。
思い出せません。
コレどころか藤沢作品は一冊も手に取ったことが無い。
映像化されているものならいくつか知っておりますが。
なんでしょね、
つつつつつ~っと吸い込まれるように書架の「は行」へ直行。磁力・磁場でしたわ、あの日は。
ひらめきというかなんというか、藤沢さん読んでみようと。
さて。
読んでみようという心は拍手ものなのですが、
え?何読めばいいの?でして。
事前にネットで下調べしているならまだしも、
行きあたりばったりで藤沢さんですから。
ちょっと悩んでから、全集コーナーへ。
すごいでしょ、こんなことまず無いんですけど、
全集を数冊借りてそこからチョイスするのがいいと思ったんですわ。
何を読んでいいのかわからないし、好みもあるし。
それなら数多く載っている全集がいいかなと。
しかし…
文字が小さくて、ページが薄くて黄ばんでいて、目が脳がついていかなさそう。
つまり、内容より先それ以前の問題でダウン放棄しそう。
「は行」「藤沢周平」の書架に戻りまして。
在庫の数冊の前で唸る。
勘を頼りに一冊手に取る。決定。
なにゆえこれに決めたかといいますと、
字が大きかった(笑)。行間も気持ち広い(笑)。
でも実際この選択は大正解でした。
うまい。
初の藤沢作品一冊目の一話目は「岡安家の犬」だったんですけど、
見事にすとんと落ちました。掴まれましたねぇ、これはイケると。
この藤沢さんの作品に登場する海坂藩、
これってS・キングでいうところのキャッスルロックでしょか?
入門も入門の門を一歩入ったレベルの読者ですが、そうぱっと浮かびましたわ。
今日読み終えたのがこちら。
私は前の「静かな木」のほうが好きかも。
で、これから夜を通して読むであろう本は、
ピンボケ御免。
今宵の友は「たそがれ清兵衛」かなぁ。
これは私の思い込みだったのですが、映画化されているから長編とおもっていたのですが、
実際の小説は短編なのよね。40ページにも満たない。
そのうちシリーズものにも手をだしそうな予感。
でも図書館って読みたい本がぽんと置いてあることって少ないですから。
ブックオフ、ケルン書房、アマゾン…
やっぱり全集借りてくるべきでしょか(笑)。
いや、買い揃えたいんですけど(笑)。