萌えポイント。
欲望の発露する瞬間。
すっごい言葉だわ、この萌えポイントって。
お借りして読んでいる三浦しをんさんの「夢のような幸福」のなかに、書いてあってね、
いわく、
「くぅぅぅ、そういうシチュエーション(もしくはキャラ、アイテム)に弱いのよ~」という部分のことをいうそうで、
どういうところに「萌え」を感じるか、
「タデウシュ」とか「将軍」とか、本人にとってはとっても重要なことでも、
他人にとっては何それなのですが、
帰省していた娘にも一応念のため(?)、
「あんたの萌えポイントは何? 」と聞いてみた。
すると。
「腕! 肘から下がごっつくてね、そこに腕時計があるときゅんとくる」ときた。
「その腕時計もね、Gショックとか革バンドじゃなくてシルバーじゃないと萌えない! 」そうだ。
わからない気もしないでもないが、
それって、そういう腕の持ち主に引っ張られたら、ふら~っとさらわれてしまわないのか?
特に今の時期は半袖シーズンで危険でないのか?
娘をさらわんといてくれ。
そんな親心をまるっきり無視して娘は話続けた。
「○さんなんてね、左利きよ。左利きだってことだけでくら~っとしちゃって、申し込んでしまうの。
でもそんなんだからすぐ破局なんだって、そうよね、中見てないし。で、旦那さんは右利きだし(笑)」
「で、あなた(私ね)は何? あなたのその萌えポイントは? 」
いやぁ、あまりいいたくないけど制服だな。
学生服とか白衣・スーツとかではなく現場の人の作業服に弱い。
消防士とか北電の電柱にのぼって作業している人とか、測量してる人、地面掘ってる人。
郵便配達、宅急便の人にはNO萌えだから、
その違い区切はどこにあるのかあれだけど、汚れていても全然平気。
娘いわく、「う~ん、わからないでもないけれど・・・」
いつか、いつの日か、娘が男の人を家に連れてくる日がくるならば、
まっさきに腕と腕時計をチェックしてしまいそうだわ(笑)。