【Live Information】
これは実話です。
先日のこと。
「おつかれさまでした~」
とリハーサル場所をあとにしたのは、もう22時をまわった頃だったでしょうか。
楽器(その夜はエレキベースを使っていました)のケースを肩にかけ、アンプを持ち、ぼくは少し離れた駐車場まで歩きはじめました。
時折り車が通り過ぎるくらいで、ぼくのほかに人通りはありませんでした。
「は~疲れた。。。お腹へったな~」
そんなことを思いながら、暗がりの中を歩いているときです。
「コツ、コツ、コツ」
ハイヒール(?)の音が聞こえるのに気づいたのです。
こんな遅くに、仕事帰りのOLさんでしょうか。
ぼくと同じ歩調で「コツ、コツ、コツ」とヒールの音をさせている。
なんとなく薄気味わるいので、ぼくは歩調を早めました。
すると、ハイヒールの足音も、ぼくと歩調を合わせるように早まったんですね。
思い切って立ち止まり、恐る恐る足音のする方を見てみました。
誰もいない。
そんなはずはない。
確かに足音はついて来ていた。
そう思ったとたん、背筋になにか冷たいものが走りました。
急ごう。
もっと早足で歩く。
しかし、なんと、ハイヒールの音も同じ歩調で聞こえるんです!
耳元で!!
・・・耳元で?
さっきからずっと耳元で聞こえている?
おもむろに肩にかけていたエレキベースのケースを下ろしてみる。するとそこには、、、
ストラップかなにかを通すための穴があいたプレートがちょうど耳元にあって、それが歩くたんびに揺れて
「コツコツコツコツ」
と音を出していたのです!キャーーー
これは実話です。
もちろんすこし話を盛っていますwww