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朝目覚めると、予報通り今日も快晴。
暖かだけれど、どことなくひんやりした朝の空気を吸いながら新聞を取り出します。
スポーツ欄に目を通すと、わがタイガースはまたもや敗戦・・・。そうそう、昨夜は1対4になったところで中継を観るのをやめたんだった。
金本アニキは絶好調だけれど、そのほかの選手にさっぱり元気がない。もちろん精一杯やっているんだろうけど。。。アニキひとりにオンブに抱っこの状態では、この先が思いやられるなぁ。なかなか若手が育ってこない現状に問題があるのは目に見えている。
なんてことを考えながらパンとコーヒーで朝食を済ませました。
せっかくのいい天気、今日は何をしよう。といっても、ここ2週間ほどは年度末・年度始めで何かとバタバタしていたから、家でゆっくりしていたいのが本音です。パソコンの電源を入れて、とりあえずのBGMを何にしようか考えます。
最近、mukunohigeさんのブログで、アンディ・サマーズ(ポリス)のサイン会に行って一緒に写真を撮ってもらったことが記事になってたんですが、それに刺激されてポリスを聴いてみたくなりました。そこで取り出したのが「The Very Best Of Sting & The Police」です。
ギター、ベース&ヴォーカル、ドラムスの3ピース編成ですが、なかなかに練り込まれた、といってもキツキツに作り込まれたわけではなくて、音と音の間に余裕が見られるような、オトナの雰囲気のするロックです。「メッセージ・イン・ア・ボトル」とか「マジック」みたいなアップ・テンポの曲もありますが、それさえゆとりを感じます。ただガムシャラなだけなんじゃないんですよね。
後期アニマルズのギタリスト、アンディ・サマーズに、英国プログレッシヴ・ロックのカーヴド・エアのドラマーだったスチュアート・コープランドのいわば歴戦のツワモノが手を組んでいるからこその余裕もあるんでしょうか。
やや高めの声質で表情豊かに歌ってみせるスティングのヴォーカルはもちろん、エッジの効いたギター、バック・ビートが感じられるグルーヴィーなドラム、シンプルながら存在感のあるベースがきれいに溶け合ってますね。
そうそう、買ってあったDVD「ワンス・アンド・フォーエヴァー」も観なくては。これはベトナム戦争序盤のイア・ドラン渓谷の戦いをメル・ギブソン主演で描いたものです。原作者の一人、ハル・ムーアは、主人公として実際にこの戦闘に従事していました。もう一人の作者ジョー・ギャロウェイはUPIのジャーナリストとしてこの戦いに参加しました。
迫力ある戦闘シーンからは戦争の恐ろしさが充分伝わってきます。ムーア中佐とベトナム軍のアン中佐の知力を尽くした指揮ぶりもみどころのひとつでしょう。しかし、ベトナム側の視線も取り上げられていたり、家で愛する者の帰りを待ちわびる家族の姿などもふんだんに盛り込まれていて、単なるアメリカの勧善懲悪的な戦争映画とは一線を画しています。
これは原作を読んだんですが、いわゆる戦場での英雄的な働きを描いているのではなく、想像を絶する激烈な戦闘の中におかれた兵士たちの恐怖がありありと描かれていました。いわば人間ドラマともいえるシリアスな社会派作品でしたよ。
それから聴いたのが、オアシスです。
今までリリースされた全アルバムから、シングル曲やお気に入り曲をセレクトした、自己編集ベスト・アルバム(MD)なんです。
ダークでノリの良いギター・サウンドと、ジョン・レノンを彷彿とさせながらもどこかパンクっぽいヤンチャなヴォーカルがカッコいいなあ。時折り聴こえてくるオルガンやメロトロンがなかなか良いアクセントになってますね。
そして今日もう一枚じっくり聴いたのは、チック・コリア(ピアノ)とゲイリー・バートン(ヴィブラフォン)のデュオ・アルバム「クリスタル・サイエンス」です。
文字通りクリスタルな響きのするサウンドはどこか涼しげです。しかしながら両者のインタープレイは熱気をはらんでいて、ふたりだけで演奏しているとは思えない音の厚みを感じさせてくれます。チックとゲイリーがしのぎを削る、というよりは、ふたりがしっかりと手を組んで、同じ方向へ進んでいこうとしているような気がします。
机の上にはまだ封を切っていないCDがあります。ウェイン・ショーターの「スーパー・ノヴァ」、マイルス・デイヴィスの「パンゲア」、ジョー・ヘンダーソンの「ページ・ワン」、の3枚です。今夜からはこれらをじっくり聴いてみたいと思います。こういうささやかな楽しみが自分を待っているというのは気持ちの良いものですよね。
結局今日の日中はパソコンとCDとDVDで過ごしてしまいました。昼寝も少ししたし、何もなかったけれど平和な日曜日でした。(^^)
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Policeは史上最強の3ピースバンドですね
昨年ドームで観た時はコンピュータで作られたと思われるサポート音が少し使われていましたがそれでもあのサウンドはにはしびれました
チック・コリアは私も好きで昔良く聴いていました今度は私もコチラのブログに刺激されてチック・コリアを再度聴いてみようと思います
さてエレクトリックバンドにしようか
アコスティックバンドにしようか・・・
ちなみにデイブ・ウェックル好きなんですよ~ぉ
彼女は父親も弟も30代の若さで癌で失っています。そのことを手紙という形で書いていたのですが、そのときにしあわせというものに触れていました。
まさにMINAGIさんが味わった日曜日のような何気ない平和な感じがそれに当てはまるような・・・
CDを聞いて DVDを見て・・・今のわたしにはそれがとてもしあわせだなと思います。好きなものに没頭できる時間があるということ そして好きな文章を読めること(ここに来ること) それができてしあわせだなと思うのです♪
チックさんと言えば、これかリターン・トゥ・フォーエヴァーばっかり聴いてます。
どちらも、日曜のお昼寝にはピッタリですよね(笑)
元々、ヴィブラホンの音色が好きなんです。
ボビー・ハッチャーソンも一枚持ってますが、他にもおすすめがありましたら教えてくださいませ~
そうそう、記事のリクエストをしても良いですか?「好きな作曲家ベストテン!」(笑)
併せて、その作曲家の中で一番好きな曲も挙げていただけると嬉しいですわん。
あ、もちろん気が向いたらで結構ですので~
3ピースバンド数あれど、ポリスに匹敵するのはクリーム、ジミ・ヘンドリックス・エキスペリエンシス、エマーソン・レイク&パーマー、グランド・ファンク・レイルロードくらいでしょうか。でもこの中でポリスの持つ雰囲気は独特ですよね。
生ポリス体験されたんですね! 個人的にスティングはあのベースラインを弾きながらよくぞあんな歌を歌えるな~、と感じ入ってます。
チックは、ぼくはアコースティック・バンドをつい聴いてしまいますね。ミロスラフ・ヴィトウス、ロイ・ヘインズと組んだものも良いですが、パティトゥッチ、ウェックルとのトリオもみずみずしくて良いですね~ コワいもの知らずのふたりがチック挑みかかってアツく演奏しているのが好きなんですよ。ぼくもウェックルは好きなドラマーのひとりです~(^^)
彼女にはこういう背景があったんだなぁ、って。地に足のついた、しっかりした内面をお持ちのステキな方だというのがよくわかる手紙でした。
昨日の日曜は取り立てて何かあったわけではないですが、仰る通り、自分の好きなことに時間を使えたわけだし、何気ない平和な日常も味わえて、幸せな時を過ごせたのですね~(^^)
けいさんもエコ・クラフトに本作りにゴスペルに、と没頭できることがたくさんあるんですよね。お互いに幸せですね!(^^) その中にぼくの拙い文章も入れて頂けるなんて・・・うう~お恥ずかしいです(でも嬉し ^^;)
クリスタル・サイレンスは最近よく聴くんですが、あのヴァイブのヒンヤリ感が良いですね~
あ、ぼくはチックさんならアコースティック・トリオをよく聴きますよ。スパニッシュ風味のチックも好きですし、なんだかんだいってわりとチックのアルバムは買ってしまいます。
ヴィブラホンですか~ ヴァイブはあんまり聴かないのですが、その中でも印象に残っているのはライオネル・ハンプトン(古・・・)。昔のスウィング・ジャズ時代のお方ですが、オーソドックスでとても聴きやすかったです。もちろん音楽家としても一流の方ですよ
リクエスト、了解いたしました(^^)。ネタを頂いてこちらこそありがとうで~す。