△ジョン・ケージ(JOHN CAGE)
現代音楽の分野だけでなく、音楽にまつわる雑学としてもよく話題になるので、ご存知の方も多いでしょう。その「音符のない曲」のタイトルは、『4分33秒』です。
作曲者はジョン・ケージ(John Cage)。1952年8月25日、ニューヨーク州でピアニストのデヴィッド・テューダー(David Tudor)による演奏(?_?)が初演です。しかし「初演」といっても、奏者が楽器から音を出したわけではありません。
この曲、いちおう第一楽章(0分33秒)、第二楽章(2分40秒)、第三楽章(1分20秒)の三楽章で構成されております。
が、
この曲の楽譜、それぞれの楽章に「Tacet(休止)」と書かれているだけで、
音符はひとつもない
のです。 ( ̄ロ ̄;)!
にもかかわらず、楽譜は市販されているので、お求めになりたい方、ご安心ください。
しかも値引きセールまでされているという・・・。
この曲、作者によると、別に「4分33秒」である必要はないらしい。この4分33秒というタイトルは、初演時の時間に由来しているそうなんです。
さらに、演奏者がピアニストである必要もないらしい。
事実、オーケストラ・ヴァージョン(! 笑)が存在しています。
演奏風景ですが、ピアニストが演奏する場合、ピアノの椅子に腰掛けるだけ。三つの楽章はピアノのフタの開閉で示します。あらかじめ開けてあるフタを閉じることが、演奏開始の合図になるらしい。もっとも、この合図、これも初演時のテューダーのパフォーマンスが引き継がれているだけのことだそうです。
会場全体から聴こえてくる「音」を音楽として捉えているらしいのですが、多くの聴衆の前でピアノに4分間じっと向き合っているのは、相当図太い人間でないと耐えられないかも…。
そしてこの曲はCD化もされていれば、続編(『0分00秒』。この曲もジョン・ケージが発表(1962年)した作品で、楽譜には言葉による指示しか書かれていません。これも音符のない曲ですね)もあります。
さて、かのジョン・レノンが、自分のアルバム「未完成 作品第二番」の中で、「沈黙の二分間」という曲を収録してます。タイトル通り、レコード(当時)針がレコード盤の上を走る音しか聞こえない「曲」です。
時として才能にあふれている人のすることは理解できんぞ。。。
(´Д`;)
「4分33秒」の動画がありました! ひっくり返りそうになりました(笑)。「奏者」はジョン・テューダーです。
オーケストラ版はこちら。妙な緊張感に包まれています(笑)。1楽章終わるごとに皆いっせいに譜面をめくるのが笑えます。終演時には大喝采!
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現代音楽の分野だけでなく、音楽にまつわる雑学としてもよく話題になるので、ご存知の方も多いでしょう。その「音符のない曲」のタイトルは、『4分33秒』です。
作曲者はジョン・ケージ(John Cage)。1952年8月25日、ニューヨーク州でピアニストのデヴィッド・テューダー(David Tudor)による演奏(?_?)が初演です。しかし「初演」といっても、奏者が楽器から音を出したわけではありません。
この曲、いちおう第一楽章(0分33秒)、第二楽章(2分40秒)、第三楽章(1分20秒)の三楽章で構成されております。
が、
この曲の楽譜、それぞれの楽章に「Tacet(休止)」と書かれているだけで、
音符はひとつもない
のです。 ( ̄ロ ̄;)!
にもかかわらず、楽譜は市販されているので、お求めになりたい方、ご安心ください。
しかも値引きセールまでされているという・・・。
この曲、作者によると、別に「4分33秒」である必要はないらしい。この4分33秒というタイトルは、初演時の時間に由来しているそうなんです。
さらに、演奏者がピアニストである必要もないらしい。
事実、オーケストラ・ヴァージョン(! 笑)が存在しています。
演奏風景ですが、ピアニストが演奏する場合、ピアノの椅子に腰掛けるだけ。三つの楽章はピアノのフタの開閉で示します。あらかじめ開けてあるフタを閉じることが、演奏開始の合図になるらしい。もっとも、この合図、これも初演時のテューダーのパフォーマンスが引き継がれているだけのことだそうです。
会場全体から聴こえてくる「音」を音楽として捉えているらしいのですが、多くの聴衆の前でピアノに4分間じっと向き合っているのは、相当図太い人間でないと耐えられないかも…。
そしてこの曲はCD化もされていれば、続編(『0分00秒』。この曲もジョン・ケージが発表(1962年)した作品で、楽譜には言葉による指示しか書かれていません。これも音符のない曲ですね)もあります。
さて、かのジョン・レノンが、自分のアルバム「未完成 作品第二番」の中で、「沈黙の二分間」という曲を収録してます。タイトル通り、レコード(当時)針がレコード盤の上を走る音しか聞こえない「曲」です。
時として才能にあふれている人のすることは理解できんぞ。。。
(´Д`;)
「4分33秒」の動画がありました! ひっくり返りそうになりました(笑)。「奏者」はジョン・テューダーです。
オーケストラ版はこちら。妙な緊張感に包まれています(笑)。1楽章終わるごとに皆いっせいに譜面をめくるのが笑えます。終演時には大喝采!
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勘違いだったらスイマセン。
この沈黙で、表現したかったことが、きっとあるのでしょうね。
う~む、凡人には分かりません。
同じくトリビアでジョン・レノンとオノ・ヨーコのただ名前を呼び合うだけの曲もやってたなぁ。
普通の人がやってたら、ただのバカップルなのに、不思議だね(笑)
これ、以前にも何かで見たことあるんですが。。
。。ワタクシも同じく。。凡人には解りませんなぁ。。
才能ある方ってのは、実に色々考えるものだと感心しますね。
もしかしたら、ご本人もちょっとしたシャレのつもりが、いつの間にか大事に扱われただけだったりして。
>多くの聴衆の前でピアノに4分間じっと向き合っているのは…。
結構怖い事だと思います。私なら耐えられない。。
ぼくはテレビはほとんど見ないので分かりませんが、これ、かなり有名な「曲」なので、トリビアにも取り上げられたかもしれませんね。
wikiによると、『1950年代初頭に彼が創始した偶然性の音楽(不確定性の音楽)の最も極端な例である。ケージの偶然性の音楽には鈴木大拙の禅などの東洋思想の影響があり、「音を音自身として解放する」「結果をあるがままに受け入れる」という態度がある』んだそうです。
ナルホド。。。
ヨーコは前衛美術家で、ジョンもその影響を大いに受けていたらしいですね。1970年前後のふたりのパフォーマンスも凡人には理解しがたいものが多かったですね~(^^;)
この「曲」、禅の思想にも影響されているとか。。。あの「禅問答」なんかもちょっと凡人には理解しがたいものがありますよね。
この「曲」を作ったケージさんに対しては「稀代のペテン師だ」「いや20世紀を代表する天才だ」との賛否両論があるらしいです。
ちょっとネタっぽいですけど、満員の聴衆を前にこんなパフォーマンスをしようと思ったらかなり気合いを入れなければできませんよね。相当度胸がいると思います。ちなみに、初演の時はゴウゴウの非難を浴びたそうです(^^;)。
未聴です・・・(笑)
そういえば昔、アングラ映画(古!)で、全編を通して、ただ寝ているだけの姿を撮っている映画がありました。
とってもシュールな世界らしいのですが、私には耐えられません~(汗)
えっ、未聴(笑)ですか。どうぞ動画でたっぷりタンノウしてみてください(^^)。
聴き通すのも結構忍耐力のいる曲でした(汗)。
オーケストラ版、満員の聴衆は「演奏後」に大喝采してましたよ。もうネタだと捉えてるんでしょうか(笑)。
全編寝ているだけの映画・・・、いったいどういうつもりでその作品を撮ったのか興味があります。興味がありますが、全編通して観られるかどうか・・・(汗)。
おっと、やはりこのネタはテレビで放送されていたようですね。
この曲は、「最初にやったモン勝ち」っていう気がします(^^)。
名作かどうかはビミョ~ですが、、、後世には残るでしょうね。物珍しさで・・・(汗)
もしや通して観たことがあるとか・・・(汗)
しかし制作者がウォーホルならば、そんな作品が存在してもおかしくないと思えるのが不思議だ。。。(^^;)