ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

おかやまジャズストリート後の胡瓜

2023年10月10日 | GROOVYの日々

【Live Information】


 10月7日~8日は「おかやまジャズストリート」でした。
 2日目は、午後2時すぎくらいから雨が降り始めましたが、盛況のなか幕をとじました。

 Jazz Bar GROOVYも会場のひとつでした。
 2日目のプログラムは、ぼくと笹倉明子さん(piano)のデュオ、そして多田誠司さん(sax)と藤井雅紀さん(piano)のデュオ。
 多田誠司さんといえば、言うまでもなく日本のジャズ界をリードするトップランナーのひとり。そして藤井さんは中四国を股にかけて長年活躍してこられた、岡山のジャズミュージシャンの中では知らない者はいないという存在。
 このふたりは、岡山市内のライブハウス「Bird」の、30年以上も前からの旧知の間柄です。


     


 心地よい時間はあっという間に流れ、素晴らしい演奏を終えた多田さんは寛いだ感じで椅子に腰をおろしました。
 皆「多田さんお疲れさまでした。なにか飲みます?」
 多「おっ、それじゃジンリッキーお願いします❣
 トクトク(←ジンを注ぐ) カラカラ(←マドラーでまぜる)
 皆「お待たせでした」
 多「ありがとうございます❣
 皆「ところで多田さんは飲むときは何かつまむ派ですか」
 多「ときどき鼻をつまみながら飲むねえwww」
 皆「耳もつまめますよねwww」
 皆・多「wwwww」
 というやりとりのあと、じゃあ何かつくりますね、と言って冷蔵庫からきゅうりを取り出した瞬間、背後から「あ、きゅうりオンリーだめなんだよ~」という多田さんの声が。
 皆「きゅうり『だけ』がダメなんですか?」
 多「そうそう、きゅうり『だけ』がムリなんだよ、ごめんなさいね」
 皆「全然大丈夫ですよ、じゃあちょっと待っててくださいね」
 そしてとりかかるGROOVY名物のひとつ「肉味噌」。
 最近、肉味噌を作るのにハマッてまして、これがまた自分で言うのもアレですけど、オイシイんですよ。
 きゅうりを厚めにスライスして、肉味噌をのっけて、もろきゅうみたいな感じでいただく。
 なんでこんなにウマいものをわざわざ人に出さにゃいかんの?
 できるなら全部自分で食べたいわ~(*´Д`)
 というわけで、これなら多田さんも満足するであろう、と自信たっぷりに「(^-^)♫は~~いお待たせいたしm・・・」


 多「ちょちょちょちょ、オレきゅうりはダメって言ったじゃん~」
 皆「え?だってきゅうり『オンリー』がダメって言われたから、、、(肉味噌がのってる)これだったら大丈夫と思って・・・」
 多「そんな解釈ってあるぅ~? おれきゅうり『だけ』ダメなんだよ」
 皆「だから肉味噌つきなのできゅうり『だけ』にはならないようにしたんですよ~」
 多「おいおいおい~~w」


ほんとに日本語というのは・・・まったく・・・💦


 まあ蛇足で解説しますとですね、
 多田さん「(食べ物のなかで)きゅうり『だけ』がダメなんだよ」↓
 皆木の脳「あ~なるほど、きゅうり『だけ』で出されるのがイヤなんだね(←すでにここでもうwww)、じゃあマヨネーズとか肉味噌を付けたら『だけ』じゃなくなるからOKだね❣(∩´∀`)∩イヤッホウ!」


 こうして、いわば「同じ入り口から入ったのに出たところなぜか別々だった」という不可解な出来事が起きてしまったわけでございました。ああハズカシ(^^;)


 それにしても、なんでよりによってぼくは多田さんの一番キラいなきゅうりを選んでしまったんでしょうか💦💦



     


 そのあと、残っていた数人のお客さんに友人ミュージシャンたちが加わって、いつの間にか打ち上げのような宴会になりました。
 ワイワイと楽しそうにしているみんなを見ていると、
 「ああ、自分はジャズ・バーの店主になったんだな~」という実感が、なんだかしみじみ湧いてきたのでした。
 ありがたくも、幸せなことです。
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