ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

偶然かシンクロか

2023年08月31日 | ネタをたずねて三千里

【Live Information】


神社やお寺にフラリと立ち寄るのが好きです。
静かな境内に身を置いていると、気持ちが落ち着くんですね。
遠出した時には、普段なかなか行くことのできないその土地の神社仏閣に行ってみたくなります。


先日、演奏のために西宮へ行きました。
西宮といえば、まず「西宮神社」(えべっさん)か「廣田神社」が頭に浮かびます。
その日のライブは櫨塚町の「スリーコーズ」。
そこから1キロ少々北へ行ったところにあるのが、廣田神社です。
廣田神社といえば、わが阪神タイガースが毎年必勝祈願を行うところ。
そういう場所であれば、何としてでもお参りしたいではないですか。
櫨塚町に到着したのはもう夕方でしたが、車を停めて歩いて行ってみました。







真っ青な夏空が気持ちのいい日でした。
静かな住宅街の中を走っている廣田神社への参道を歩いくこと約15分、神社の鳥居をくぐります。
そこに広がる境内は、広くて、静かで、美しく整えられています。
時間は午後5時過ぎ。
地元のこどもが数人遊んでいたり、連れだって笑い合っている部活帰りの高校生がいたり。
拝殿で手を合わせると、なんとなく清々しく、ホンワカした気分になりました
おかげでリラックスしていつも通りの自分で演奏に臨むことができました。









翌日、お店の仕入れを兼ねて近くのスーパー・マーケットに行ったんです。
レシートにはレジの担当者の名字が記されていますね。
そこには、なんと、「ヒロタ」という文字が印字されていたんです
ビックリしました。
偶然なのかもしれませんけれどね。
友だちは「神さまが喜んでくださっているのよ」と言ってくれましたが、そんなふうに言ってもらうとやっぱり嬉しいものです。





そのまた翌日、8月5日のことです。
お店にYさんが遊びに来てくださいました。
Yさんは音楽に詳しいので、やはり音楽談義で盛り上がりました。
ちょうどジェフ・ベックのCDをかけていたところで、「ジェフ繋がり」から話題がTOTOのオリジナル・メンバーであるドラマー、ジェフ・ポーカロに移ったんです。
ポーカロは若くして亡くなったのですが、そのうち「そういえばポーカロっていつ亡くなったんだったっけ?」という話になったんです。
いまは便利ですね、手元の携帯ですぐ調べることができますから。
でてきた画面には、なんと「ジェフ・ポーカロ 死亡日 1992年8月5日」
これまた偶然


ジェフ・ポーカロ


そのまた数日後、ザ・バンドのギタリスト、ロビー・ロバートソンの訃報を目にしました。
亡くなったのは8月9日、もう80歳だったんですね。
ザ・バンドのアルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」、豊かな音楽性はもちろん、味わい深く、ミュージシャンとしての矜持も感じられて、大好きです。
収録曲の「アイ・シャル・ビー・リリースト」「ウェイト」「チェスト・フィーヴァー」「怒りの涙」「火の車」・・・、今までに何回聴いたことでしょう。
正直驚き、寂しく思ったニュースでした。
その訃報を知った数日後、Hさんが店に寄ってくれました。
Hさんとは以前に「かけてほしいレコードを持って行っていい?」「もちろんですよ、持ってきてください」という話しをしていて、その会話どおりHさんはレコードも持って遊びにきてくれたんです。
取り出したレコードは、なんと、「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」。。。
またしても偶然





偶然なのかシンクロニシティなのか。
ユングによると、シンクロニシティというのは「意味のある偶然の一致」だということです。
シンクロニシティがたびたび起きる人は「人生の転換期」にある、という説があります。
新しいステージに進む状況にあるというお知らせだったり、大きな出来事の起こる前触れだったりするらしいんです。
そういうことが本当に起こるかどうかはさておいて、「なにかいいことがあるかも」と思って、このまま楽しい気分で過ごしていこうと思います





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2023年9月のライブ予定 | トップ | 阪神優勝 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ネタをたずねて三千里」カテゴリの最新記事