子育て観音と疣とり地蔵
令和元年6月9日
そう言えば、麦といえば、
よく麦踏みの手伝いをしたことを
思い出す。
蟹みたいに、
「1.2.1.2・・・」
2・30メートル麦を踏む。
稲刈りの手伝いより好き
だったような?ほっこり感の
ちがいかな?
生長した麦の穂先には、
針状の突起がある。
稲もそうだが、麦の方がちょっと
チクッと痛かったような?
昔の人は、それを「ノギ」
と呼んだそうだ。
ノ+木は「のぎへん」。「禾」
「租税」は、禾が二つ。
義務とはいえ、齢を重ねると、
「ちくちく」感も肌身を射すように・・・?
なんちゃって(笑)
今朝は、生麦の近くの
鶴見の東福寺へ。
仁王門。
阿吽仁王像。ユーモアを含む
仁王様!
乳首が菊の文様みたい?
当寺は、子育観音として信仰を
集める。
先ず、参拝!
そして、観音菩薩像。
子育て観菩薩。
堀河天皇が祈願して一子(鳥羽天皇)
を得たことから宸(しん)筆(ぴつ)の
勅額を賜ったという。
子授け 子育ては、有難や、「寿」!
芭蕉や飯田九一の句碑もある。
芭蕉の句は、
「観音の 甍見やりつ
花の雲」 。
境内の左側にある船型(光背型)
の古い石塔。
「いぼ」や「はれもの」ができると、
この地蔵の体に触れ、指でその患部
をさすると治るといわれる。
その昔、この地が生麦村と呼んだ頃、
生麦浦の漁師達が海中から引き上げ、
この寺に奉納。
浸食がひどく、地蔵の五体が
疣(いぼ)だらけ。
見るも憐れな地蔵だったので、
「疣取り地蔵」と呼ぶように・・・。