貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

子育て観音と疣とり地蔵

2019-06-09 09:10:09 | 日記

子育て観音と疣とり地蔵

令和元年6月9日

 そう言えば、麦といえば、

よく麦踏みの手伝いをしたことを

思い出す。

 蟹みたいに、

「1.2.1.2・・・」

2・30メートル麦を踏む。

 稲刈りの手伝いより好き

だったような?ほっこり感の

ちがいかな?

 生長した麦の穂先には、

針状の突起がある。

 稲もそうだが、麦の方がちょっと

チクッと痛かったような?

 昔の人は、それを「ノギ」

と呼んだそうだ。

ノ+木は「のぎへん」。「禾」

「租税」は、禾が二つ。

義務とはいえ、齢を重ねると、

「ちくちく」感も肌身を射すように・・・?

なんちゃって(笑)

 今朝は、生麦の近くの

鶴見の東福寺へ。

 仁王門。

阿吽仁王像。ユーモアを含む

仁王様!

 

 乳首が菊の文様みたい?

 当寺は、子育観音として信仰を

集める。

 先ず、参拝!

 そして、観音菩薩像。

 子育て観菩薩。

 堀河天皇が祈願して一子(鳥羽天皇)

を得たことから宸(しん)筆(ぴつ)の

勅額を賜ったという。

子授け 子育ては、有難や、「寿」!


 芭蕉や飯田九一の句碑もある。


 

 芭蕉の句は、

「観音の 甍見やりつ 

     花の雲」

 境内の左側にある船型(光背型)

の古い石塔。

 「いぼ」や「はれもの」ができると、

この地蔵の体に触れ、指でその患部

をさすると治るといわれる。

 その昔、この地が生麦村と呼んだ頃、

生麦浦の漁師達が海中から引き上げ、

この寺に奉納。

 浸食がひどく、地蔵の五体が

疣(いぼ)だらけ。

 見るも憐れな地蔵だったので、

「疣取り地蔵」と呼ぶように・・・。