青文字刻印の句碑
令和元年6月23日
石碑群の最前列。
芭蕉の句は、本殿と同じ青の字。
はっきり読みやすい。
句は、
「長き日を 囀たらぬ
雲雀かな」
である。
貞享4年。『続虚栗』には、
「を訪ける比」と前書きして、
この句、
「永き日を 囀たらぬ
雲雀かな」
と
「原中や 物にもつかず
鳴雲雀」
を並出。
そして、
「と聞えけるに次で申侍る」として、
「啼啼も 風に流るゝ
ひばり哉」
孤屋の句を載せる。
『笈日記』の前書き「雲雀二つ」は、
おそらく上記二つの句のことだろうが、
「原中や・・・」の句は、
載せていない。