貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

青文字刻印の句碑

2019-06-23 08:52:06 | 日記

青文字刻印の句碑

 令和元年6月23日

 石碑群の最前列。

 

 芭蕉の句は、本殿と同じ青の字。

 はっきり読みやすい。

句は、

「長き日を 囀たらぬ 

    雲雀かな」 

である。

 貞享4年。『続虚栗』には、

「を訪ける比」と前書きして、

この句、

「永き日を 囀たらぬ 

     雲雀かな」

「原中や 物にもつかず 

    鳴雲雀」

を並出。

 そして、

「と聞えけるに次で申侍る」として、

「啼啼も 風に流るゝ 

     ひばり哉」

孤屋の句を載せる。

『笈日記』の前書き「雲雀二つ」は、

おそらく上記二つの句のことだろうが、

「原中や・・・」の句は、

載せていない。