にほの波
令和3年5月18日(火)
いよいよ梅雨入りの気配?
四方より
花吹き入て
にほの波
「にほの波」とは、「鳰の海の波」
で、琵琶湖の波のこと。
江戸時代には、琵琶湖は、
岸辺が全て桜だったらしい。
今でも北西の岸部には、桜が
たくさんあるが、
湖畔の桜の美しさは、昔も今も
変わらぬ景色であったろう。
湖畔の四方から桜の花が散って
水面を白く飾り、それを
「花吹き入て」
と表現している。
そのために、風が四方から吹き入れる
ことになるが、こう表現されると、
琵琶湖の上に花が渦を巻いているようで、
何とも幻想的な景観が偲ばれる。