鸛の巣?
令和3年6月28日(月)
今朝も日射し、碧空の広がり!
そして、10時過ぎ曇天への変化、
この数日このパターン。
70%台の気象予報が外れ気味?
今朝は「嵐」。
鸛(こふ)の巣に
嵐の外の
桜哉
貞享四年(1687)の作。
鸛が巣を営む桜は、嵐とは無縁に
咲き誇っていることだ、
の意。
芭蕉の時代には、鸛(こうのとり)は、
ちょっと山の中に入ると、
高い木の上に巣を作って棲んでいた。
そして、桜の花は満開で、
嵐の荒れ狂っている下界とは
全く違う景色を見せていた。
嵐の日に、
芭蕉は、恐らく風の筋を求めて、
山奥を歩いたのであろう。
花を散らし、葉を散らす嵐の狼藉を
避けた桃源郷が不意に開けてくるのを
見付けて、得意満面の芭蕉の姿が
目に見えるようだ。