飛翔!天をめざせ!!!
令和3年6月3日(木)
この春からよく眠る。
6時頃にはぱっちし目覚めていたのが、
6時の目覚ましで一度目覚め、二度寝に
入る。
毎日7時頃に目覚め、それから
ベッドの中でストレッチとヨガ。
起床は7時半。
あるがままに任せるのが以前からの
ミッション。
さて、昨日の続きへ。
ほとゝぎす
大竹藪を
もる月夜
時鳥が鳴き過ぎる折しも、
月は大竹藪の葉の闇から
光を漏らしている、
の意。
元禄四年(1691)の作。
大竹藪・・・広い竹藪で、竹も
大きいと見られる。
月夜・・・「夜」は、添え字で、
月光に同じ。
◎ 幽霊のように大きく育った竹藪である。
月がその影の中からちらちら見える。
すると、時鳥が鋭く鳴きながら、
飛び去った。
あとは静まりかえって、おそらくは
コオロギの弱々しい鳴き声だけが
残ったのであろう。
この時鳥は、化け物のような竹藪を
残して、霊魂のように飛び去ったのだ。
夏の初めに、勇ましい鳴き声を
人に待望させるような、
これから成長していく鳴き声ではなく、
人を驚かすとともに、姿さえ見せない
無常な光景である。
この光景を荒れた浮世の藪の出来事に
力点を置くか、
それとも、
心を洗うような天を目指す飛翔に
注目すべきかは、
人によって感じ方が違うであろう。
師匠は後者をとる。
私も然り!
更に、死の影がはっきり出ているのは
次の句。
杜鵑(ほととぎす)
鳴く音や古き
硯ばこ