貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

金神峰とは?(こうのみね)

2022-08-23 13:54:14 | 日記
令和4年8月23日(火)
第27番 安芸郡:
 金神峯(こうのみね)寺  
                    
 神功皇后が三韓征伐の戦勝を
祈願することを目的に、
天照大神を主祭神とし、
その他の諸神を
この地に祀ったのが起源と言われる。

 その後、行基菩薩が
十一面観音像を刻んで本尊とし、
神仏を合祀した。

 大同四年(809)には、
弘法大師が平城天皇の勅命によ来錫、
諸堂を整え、四国第二十七番目の霊場
に定めた。

 明治時代の神仏分離令で、
天照大神と大山祇神社を祀る
神峰神社だけが残り、
本尊の十一面観音は、
金剛頂寺へ遷座されて廃寺となる。
 しかし、十三年後の明治十七年(1884)に、
元僧坊跡に御堂を再建氏、
本尊を金剛頂寺より移した。

 真っ縦と呼ばれる急勾配の神峯山
山頂付近に位置する神峯寺は、
三菱財閥創始者の岩崎弥太郎の母親が、
息子の開運を祈願。
 安芸市にある自宅から
往復四十㎞の道を歩いて、
二十一日間日参したという。
 寺内の景観の美しさでは、
四国霊場でも有数と云われる神峯寺。

 
 急坂で疲れた遍路の喉を潤してくれるのは、
鐘楼の裏手に湧く神峰の水。
 この水は病気平癒に霊験あらたかといういう
言い伝えがあり、
私もペットボトルに入れ、
いただくことにする。