☆何と言おうか、取りとめのない作品であった。
キーファー・サザーランドは、私は見た事ないのだが、ドラマ『24』シリーズで人気があるそうなのに、何故、この作品への出演を選んだのだろう。
面白くもあり、雑な作りでもある、微妙な作品だと思うのだ。
オーソドックスな恐怖物と思いきや、謎解きが行なわれ、話が核心へ近づいていく。
私は、貞子と呪いのビデオで有名な『リング』を思い出した。
しかし、『リング』が、超常現象の中にあっても、ある一定の決まりごとがあり、その謎解きサスペンスに納得いったのに対し、この作品では、どうにも、納得しがたい。
すぐに感情を荒げる主人公に対し、別居中の妻が、「ある一定のルールが必要よ。あなたにはそれがない」と言うのだが、
私も、この作品に対し、「ある一定のルールが必要よ。あなたにはそれがない」と言いたいのだ。
あまりにも、超常現象のルールが一定していないのだ。
殺され役は、鏡の中の生霊の思うがままに殺されるのに、主人公の家族は、回りくどく殺されそうになり、ちゃんと生き残る。
鏡の中の悪霊なので、鏡を隠したりするのだが、部屋の中には、そもそも映るものがいっぱいだからなあ^^;
主人公の息子は、それまで、そんな設定はなかったのに、鏡と化した水浸しの床に飲み込まれてしまったりする。
故に、謎解きがサスペンスとして機能しないのである。
で、こちらが楽しめるのは、結局、悪霊が突然に現われてのショックシーンだけなのである。
・・・いや、水準以上に面白い作品なのだが、舞台となる廃ホテルのセットをはじめとして格調高く撮られているので、雑な点があるのが、勿体無いのである。
主人公の妻の、無意味な巨乳も勿体無い^^;
クライマックスは、いきなり、主人公の、エイリアンとのような対決が始まり、続いて、ダイハード的な火力での廃屋からの脱出行が描かれる。
こちらは、それはそれで面白いのだが、物語のバランスは著しく悪い。
そして、やはりバランスの崩れた、「意外」なエピローグ・・・。
ああ、鏡の手形はそういう意味だったのか!^^ ・・・と、喜びたいところだが、その伏線は、全く効果を発さない・・・。
◇
ちょいと面白いのが、物語の鍵を握る女の名前が「アンナ」と言うことだ。
つまり、タイトルと混ぜると、「アンナ・ミラーズ」となる。
アンナ・ミラーズ風制服(クリック!)
おあとがよろしいようで^^
(2009/01/06)
キーファー・サザーランドは、私は見た事ないのだが、ドラマ『24』シリーズで人気があるそうなのに、何故、この作品への出演を選んだのだろう。
面白くもあり、雑な作りでもある、微妙な作品だと思うのだ。
オーソドックスな恐怖物と思いきや、謎解きが行なわれ、話が核心へ近づいていく。
私は、貞子と呪いのビデオで有名な『リング』を思い出した。
しかし、『リング』が、超常現象の中にあっても、ある一定の決まりごとがあり、その謎解きサスペンスに納得いったのに対し、この作品では、どうにも、納得しがたい。
すぐに感情を荒げる主人公に対し、別居中の妻が、「ある一定のルールが必要よ。あなたにはそれがない」と言うのだが、
私も、この作品に対し、「ある一定のルールが必要よ。あなたにはそれがない」と言いたいのだ。
あまりにも、超常現象のルールが一定していないのだ。
殺され役は、鏡の中の生霊の思うがままに殺されるのに、主人公の家族は、回りくどく殺されそうになり、ちゃんと生き残る。
鏡の中の悪霊なので、鏡を隠したりするのだが、部屋の中には、そもそも映るものがいっぱいだからなあ^^;
主人公の息子は、それまで、そんな設定はなかったのに、鏡と化した水浸しの床に飲み込まれてしまったりする。
故に、謎解きがサスペンスとして機能しないのである。
で、こちらが楽しめるのは、結局、悪霊が突然に現われてのショックシーンだけなのである。
・・・いや、水準以上に面白い作品なのだが、舞台となる廃ホテルのセットをはじめとして格調高く撮られているので、雑な点があるのが、勿体無いのである。
主人公の妻の、無意味な巨乳も勿体無い^^;
クライマックスは、いきなり、主人公の、エイリアンとのような対決が始まり、続いて、ダイハード的な火力での廃屋からの脱出行が描かれる。
こちらは、それはそれで面白いのだが、物語のバランスは著しく悪い。
そして、やはりバランスの崩れた、「意外」なエピローグ・・・。
ああ、鏡の手形はそういう意味だったのか!^^ ・・・と、喜びたいところだが、その伏線は、全く効果を発さない・・・。
◇
ちょいと面白いのが、物語の鍵を握る女の名前が「アンナ」と言うことだ。
つまり、タイトルと混ぜると、「アンナ・ミラーズ」となる。
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おあとがよろしいようで^^
(2009/01/06)