☆なかなかの出来でした^^
私は、『ヱヴァ:破』(クリック!)を観てから、ほかに何を観てもノリきれない自分がいたのですが、この作品を観て、「やっぱ、映画は悪くないな^^」と思わせられました。
今日は遅番仕事だったので、午前中の公開一発目を観てきて、仕事を終えて今に至ります。
で、何が言いたいかと申しますと、明日は早番なので長い感想は書けないということなのです^^;
朝一のMOVIX昭島の開場前は、結構な行列が出来ていて、ハリポタ人気の健在振りを感じさせられました。
◇
とりあえず、二つのいいシーンについて書いておきたい。
新しい薬学の教師・スラグホーン先生の教室で、<惚れ薬>の実習が行われ、その香しい匂いを前にした女生徒たちの表情の恍惚は素晴らしかった。
7,8人の女生徒がいたのだが、それぞれが、それぞれの最高の演技で、欲望に忠実な表情を見せるのだ。
おじさん(私)、大喜び!^^v
続いて、パブ<三本の箒>から出てきた、仲良し三人組(ハリー、ハーマイオニー、ロン)だが、雪の道を、ホロ酔いのハーマイオニーが、両腕を、脇を歩いていた二人の肩に乗せ引き寄せるシーンが、いかにも「友情」・・・、それも男女間での「友情」を醸していて素晴らしかった。
この作品は、紛うことなき「青春」の物語であり、ホグワーツ生徒たちの「友情」や「恋愛」が、特に『炎のゴブレット』辺りからちゃんと描かれていて、私は胸がキュンキュンする。
特に、この帰り道のシークエンスの前の、パブのシーンでは、ロンの妹のジニーが彼氏にチュパチュパとキスされて、ロンに感情移入する私は、身もだえした。
このジニー、映画では、ハリーのお母さんと顔が似ている。
故に、ハリーの気になる存在であるという説得力が感じられる。
◇
そして、この雪道のシーンは、急転直下で修羅場になる。
友人のケイティーが、何者かの呪いで空中に吊り上げられるのだ。
・・・このように、この作品で見事なのが、それぞれのシーンが短くも、観る者の心に印象付き、しかし、その直後に、また違う情報の展開を小刻みに用意している点だ。
だから、非常に密度の濃い物語を展開させてくれている。
私は原作も読んでいるが、よくもまあ、長大な原作の雰囲気を壊さずに、短い上映時間内(それでも二時間半)に収めて作り上げたと感心している。
後のヴォルデモート卿であるトム・リデルの過去のエピソードなど、原作ではもっと膨大であったはずなのに、たった二つのシーンで、その要旨を見事に抽出していたのは素直に見事と思う。
もちろん、トム役の少年の貫禄が一番素晴らしかったからだが・・・。
◇
私たちは、この物語の完結を知っている。
故に、スネイプ先生の立ち居振る舞いからは多くを読み取ることになる。
「我輩」であるアラン・リックマンは無表情ながらも、その中に、複雑な心情を表現していて、さすがは、「ナカトミビルをテロった男だなあ」と、私は感心するのだ^^;
なんたって、この物語の、真の主役ですからな!
◇
私は、ルーナ・ラブグッドの出番が多かったので、嬉しかった。
私は、ルーナみたいな女の子と、ずっとお喋りして過ごしたいものなのです
今回の「ライオンキング」帽も良かったけど、クリスマス会でのコケティッシュなドレス姿も魅力的でした^^
この二人が結ばれれば良かったのに・・・。
(2009/07/15)