『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[日教組について(2・[『いいかげんにしろ 日教組(松浦光修著)』を読む・①])]

2009-09-17 20:59:23 | 保守の一考
☆鳩山政権の文部科学大臣は、日教組の具現化・輿石東氏ではなかった。

 川端達夫氏に決まったそうだ。

 この人物がどのような人かは分からない。

 私はそのようなことを調べるのを面倒だと考えるタイプで、その内、識者が報告してくれるだろう^^;

 ともかく、民主党の、日本における子供の教育には日教組が張り付いていくのだけは確かだ。

 以下に、かつて書いた文章を再掲する。

 これは、「つくる会」内紛時に知り合うことの出来た皇学館大学の松浦光修先生の著書に拠るのだが、どうしても、序盤、「つくる会」内紛と話が絡むのは御容赦願いたい。

   ◇

   ・・・2006/09/04

 [『いいかげんにしろ 日教組(松浦光修著)』を読む・①]

   <プロローグ>

▼松浦先生じきじきより御著書を三冊頂いた。

  『いいかげんにしろ 日教組(PHP社)』

  『日本を虐げる人々(PHP社 渡部昇一・八木秀次との共著)』

  『夜の神々(慧文社)』

 これらは、今回の「つくる会」内紛においての、私のネット上での活動に対しての上位の方からの「論功行賞」的な意味合いもあろう^^(その中の一冊を読み進めていくと、もう一つの意味もあるのだが)

 ならば、幸い松浦先生と「日本教育再生機構」の旗揚げ式にてコンタクトが取れて御著書を頂く機会に恵まれた私に比し、同じくネットで活動しましたが、自宅が遠方のため、旗揚げ式には来れなかった若鷲さんにもこの本を読む権利があろうと思い、私は、三冊のうちの一冊を送ることにした。

 いや、旗揚げ式では、参加者全員に八木秀次代表の新刊『Q&Aで分かる天皇制度(扶桑社)』がプレゼントされていた。

 若鷲さんは、天皇家に非常に興味を持っていて、先の「皇室典範」改正問題においては、【夜眠れなくなるくらい】悩んでいたのである。

 八木先生の新刊も、併せて、若鷲さんに送ることにした。

 若鷲さんに上記の三冊の題名を挙げ、「どれが御所望か?」と問うと、「『日本を虐げる人々』は持っています」と答えましたので、

 私は、八木新刊に併せて『いいかげんにしろ 日教組』を送ることにした。

 何故、それを選んだかと言うと、『夜の神々』は、イメージ的に、他の著書より希少に思えたこともあったし、

 『いいかげんにしろ 日教組』と言う力作は、書店にて購入しようと思っていたのだ。

 ・・・さて、若鷲さんには、『Q&Aで分かる天皇制度』と『いいかげんにしろ 日教組』を送りました。

 それから、十数日が経ちました。

「早いトコ、松浦先生にお礼の手紙を出さなくては・・・」

 私は思いつつ、仕事に忙殺される日々。

 でも、ネット上では、何かしら書いて、不特定多数の閲覧者の興味を惹きつけなくてはならない。

 忙しい日は、昔書いた投稿に、ちょちょいと手を加えて、再掲したりもした。

 先ごろ、二年前に書いた「寝屋川の少年の教職員殺傷事件」についての高橋史郎先生の意見を読んだ感想の投稿の再掲を行った。

 再び、それらを読み直すと、自分で書いたものなのだが、非常に面白い^^;

 私の頭の中を、「教育」「教育」「教育」と、言葉が渦巻いた。

 次期総理と目される安倍晋三氏の政策の柱には、教育改革が掲げられている。

 その安倍政権の教育改革のブレーンとなるのが「教育再生機構」の面々である。

 ・・・「教育」「教育」「教育」・・・その問題点・・・。

 私が書いた、「大阪府・寝屋川の十七歳の少年」(クリック!)

 ≪・・・つまり、こう言うことです。
  どんなに素晴らしい人間だろうと、その人格を形成する因子に「デタラメ」が混じると、
  その生き様は、反社会的結果をもたらせてしまうと・・・。
  この教師に代表されるような、日教組的教育こそが、今回の「はみ出し者」的な少年を生み出し、
  また、この少年と比べると、この少年があまりにも可愛そうになるようなキチガイ<酒鬼薔薇>、
  そして、また毛色の違う<カットスロート少女NEVADA>を生んだのである。
  この教師的な教育こそが、まさに、上記の殺人未成年たちを生み、育てたのである。
  今回殺された教師・・・、つまり、【自作自演】である。・・・(2005/02/17)≫

 昨日、夜勤に出向く通勤前に、ふと机の上を見ると、『いいかげんにしろ 日教組』が目についた。

 その本を読む機が熟していたのである。

 面白かった。

 読みやすかった。

 通勤の電車の中で、付箋と蛍光ペンでチェックを入れながらバリバリ読んだ。

 ・・・と、ふと思った。

「あれ? この本、若鷲さんに送ったのではなかったか?」

 ・・・、・・・私は、若鷲さんの持っている『日本を虐げる人々』を送ってしまっていたのだ^^;

 慌てて、「間違えてしまいました^^;」とメールを送ると、

 すぐに若鷲さんから返信、

「でも、松浦先生のサインと

     言霊に
       伊勢の神風
      宿さなむ


       のうたが記されていて嬉しかったです^^」とのこと・・・。

▼此度の「つくる会」内紛は、それをテーマに活動していた私も、多くの傷を伴った。

 まあ、私についてはさておき、若鷲さんについても後に譲るとして、引用するまほきゃすとさんが受けた傷についても置いといて、その問題の中核の被害者についてちょっと書きたい。

  (引用 まほきゃすとサイトより)

 ≪・・・○西尾幹二陣営
      ・日本会議を攻撃。
      ・反米わしズムの下、勝手気侭な言論。
        ※当初、宮崎事務局長を首にする為の方便として、軽い気持ちで「生長の家陰謀論」を唱えたが、
        それが各団体や個人への中傷となって延焼した。
        プライドの高さから後に引けなくなって、関係者に距離を置かれ、今に至る。
        西尾氏は、真の意味での保守論者では無い(日本的な性格を持った人物では無い)。・・・≫

 さりげなく書かれているが、その実情は殺伐としている。

 無茶な宮崎事務局長更迭理由に対し、「それはおかしいだろう」と疑問を投げかけた人物たちの正論に窮した西尾幹二は、その人物たちを罵詈雑言の果てに「四人組」と括った。

 それらの四人は、神道系の宗教組織「生長の家」に縁があることを知るや、西尾幹二は、それを【「つくる会」乗っ取りの一大宗教陰謀絵巻】とした。

 ひいては、神道系保守組織「日本会議」までも、陰謀論に組み込んでいく始末。

 西尾幹二が次から次へと仕掛けた陰謀論の構成因子(怪文書問題、コンピューター問題、人格攻撃、「神社右翼」陰謀論・・・)は、その全てが【デタラメ】だった・・・。

 確たる証拠のない中で、自分の【ひたすらなるエゴ】を通すために、西尾幹二は吠え続けた。

 そして、・・・これまでも行っていたことなのだが、全く根拠のない反対の立場の側の意見さえ取り込んでいく始末・・・(例:小沢一郎、日刊ゲンダイ、俵儀文などなどなど)。

 このような感性は、周囲に伝播し、おそらく、安倍政権が誕生できなかったならば、大喜びを始めるのであろう。

 そして、私の両親がそれぞれガン・脳梗塞で倒れた今となっても、やはり満面に笑みを浮かべて喜ぶのだろう。

 ・・・最早、保守主義的な道徳など、西尾派の心情には絶無だろう。

 さて、そんな中、磐南総研と言う若者の保守的な団体の「代表」である岩田君と、その準代表のような早瀬君が、西尾幹二の【「つくる会」乗っ取りの一大宗教陰謀絵巻】を裏付ける体験談を語り始めたのだ。

 ・・・なんか、従軍慰安婦の「不幸な被害者」の告白のように、である。

 更に、こともあろうに、その【若者の狭隘な体験談を、あたかも社会の一問題の如く】理屈をつけて語りだしたのだ。

 その論理的な飛躍!!!

 手本を示すべき「師」が不実な行動を示すと、その弟子も、真似を始めるのである。

 なにやら、こんな筋立てだ。

 ・・・彼らの仲間が、大学にて、ある政治思想研究会に入る。そこは、ある宗教の別働隊の如き有様で、その仲間は、辟易として、その場を去る。
 調べるに、その政治思想研究会は、どうやら、ある宗教の「勧誘場所」で、多くの若者が、その宗教に取り込まれている。
 西尾幹二の糾弾している「四人組」は、その政治思想研究会の前身に所属していた。
 それは、西尾幹二の主張する【「神社右翼」による「つくる会」乗っ取り】に符合する・・・。

 松浦光修先生も、その「四人組」の中の一人と括られた・・・。

 磐南の主張は、なんとなく、筋が通っているが、それを構成する要素のことごとくが、それを現実的な問題とするに足る証拠とはなり得ないのだった。

 1センテンスごとに、自分らに都合のよい論理的飛躍があるのである。

 圧倒的に具体例に乏しく、数人の体験者の偏見に彩られた主張だった。

 何か、話しているうちに、エキサイトしていき、表現がインフレーションを起こしてもいた。

 当然に、多くのネット論客の「バッシング」に遭う。

 しかし、何を思ったか、この二人、それを「思想闘争」と認識する^^;

   【自分の思想活動においての、譲れない「一里塚」の如く思ってしまったのである】^^;

 「つくる会」内紛の経緯に伴い、岩田君は、機を見て敏なるかな、自分の都合の悪い状勢に沈黙するようになった。

 あくまでも、「沈黙」である。

「議論はオープンに」などとほざきつつ、自分の論理的瑕疵を羅列されると、沈黙してしまうのが、西尾から岩田に受け継がれたものである。

 自分の主張の敗北を認めているわけではない。

 ・・・それが出来ないから、西尾幹二と同じく、【子供(お子様)】なのである。

 一つ例を挙げておけば、『SAPIO(7/12号)』における勝岡寛次論文で、「四人組」のうち、少なくとも勝岡先生が、くだんの政治思想組織に参加していなかったことが判明する。

 それに対して、磐南は、勝岡名の載っている名簿を提出してきた。

 ・・・バカか・・・。

 こいつら、「名前貸し」とかの慣習を理解できていないのである。

 『2ちゃんねる』にて、その「名前貸し」の常識が指摘されていた(おそらく、現在、そのスレッドはDAT落ちしていて転載できない)。

 すると、磐南側と思しき人物が、かように返答した。

     「名前が載っているのは事実だろ」

 バカである・・・。

 名前が載っていようがいまいが、勝岡先生が、実質的にその組織で活動していたか否かが重要なのだろう。

 そうしないと、その問題とされる宗教に深く帰依し活動していたことが証明できないではないか!

 岩田君は、くだんの組織の最後の長であったそうである。

 彼がそれまでの長い組織の歴史に幕を下ろしたのである(自慢げに語っているが、・・・恐ろしいことである)。

 故に、その議事録と言えないまでも、会議についての簡略化された記録を保持していると思うのである。

  【その中に、「四人組」を裏付ける、
    勝岡先生なり、新田先生の積極的宗教的発言はありましたか?】

 さて、早瀬君のほうは、かなり「おっちょこちょい」の性格らしく、その後も、自ブログを立てたりして、自分の主張を繰り返した(『保守論壇の仮面舞踏会を斬る!』 このネーミングのセンスのなさ^^;)。

 その中の、実質的な最終回にこんな文章がある。(似たような意見は、岩田君も繰り返し語っている・・・。)

 ・・・富田メモに絡んでのエントリーであった。

 ≪2006年07月21日 <「天皇の大御心」を絶対視する愚昧な思想>
  (前略)今後、保守派は昭和天皇の「A級戦犯」合祀反対の思想をいかに考えていくべきだろうか。
   中でもあの旧・生長の家系グループはこの先いかなる対応を見せるのであろうか。
  (中略)生長の家の論理でいけば確かに、現人神たる天皇のお心・思想は「大御心」であり、
   われわれ日本人はそのお心をいつ何時も胸につなぎとめて日々の生活を送らなければならないということになるだろう。
   思えば、日本青年協議会が常に主張して止まなかったのが上記の言葉である。
   さて、彼らは今すぐに「A級戦犯」分祀を唱えなければならなくなった。
   今までの主張をすべて否定しなければならなくなった。
   今回の事件は、論理よりも信仰、思想よりも信仰という彼らの宗教的ドグマが招いた不幸である。≫

 さて、ならば、さぞかし、「四人組」の一人とされた松浦先生などは、「天皇の大御心」を絶対視していたでしょうね。

 『いいかげんにしろ 日教組』にかくある!

 ・・・【平成十五年】の著作である。

 ≪(松浦先生は、平成十年に、はじめて正面切って思考した教育問題についての一文を発表した)
 ・・・本書のもととなる一文を発表した直後、皇學館大学元教授のK氏から手紙が届いた。激励ではなく、激烈な批判である。
 私の文章を読んで、「大御心を体せざる何たる不忠の論」と嘆き悲しんだという。その根拠は、必ずしも明確ではないが、要するに「義務教育」という制度は、「明治天皇」の「叡慮」によって成立したものであるのに、それを廃止せよというのは「不忠の論」である、ということらしい。
 驚くほかなかった。そのような理屈によれば、例えば「改憲論」のすべても、「不忠の論」となるであろう。なぜなら、そこには昭和天皇の「御名御璽」があるからである。むろん、忠臣を「自認」するのは個人の自由であり、他人を「不忠」者と呼ぶのも個人の自由であるが、あまりにも現代の教育状況についての認識が甘く、議論のレベルも低すぎる。・・・≫

 この、数センテンスの文章を読むだけで(幾つかの単語を入れ替えるだけで)、磐南総研の「四人組」の一人への言いがかりが【地獄妄想】であることがよく分かる・・・。

 繰り返すが、岩田・早瀬の主張は、最初の段階で方向性を間違えている。

 西尾幹二に関わり、自分らの政治的野心(エゴ)を果たそうと画策した時点で、現在の結果は見えていたのである・・・。

 どこかで、過ちは正さなくてはならないよ。

 今回の問題は、なかったことには出来ない。

 少なくとも、私は、もし、今後、お前らがしゃしゃり出てきたら、この問題を永遠にぶつけ続けていく。

     とにかく、ソープランドに行け!!!

                                    (続く 2006/09/04)

   ◇

 ・・・すいません。

 全然、日教組の話題になっていないですね。

 でも、我々が「つくる会」と言う似非保守組織から離脱したのは、その「つくる会」の精神性が、あまりにも「左翼」、あまりにも「日教組」だったからなのである。

 それは今年作り上げられた現「つくる会」の新歴史教科書の内容で、よーく分かった・・・。

                                    (続く 2009/09/17)
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