☆一本分の値段で二本観れて、しかも3Dだっちゅうんだからお買い得だなと思っていたら、
姪っ子・甥っ子も行くことになって、チケット代だけで5千円を超えて、更にフードコートでの夕食代、二作品の間に休憩も入るのでポップコーンやジュース代と散財することになった。
でも、子供たちは、全く退屈することなく夢中で観ていた。
私も、「傑作」を二本立て続けに観ることが出来て、幸せだった。
3D映像も、これ見よがしの飛び出てくるものでなく、『アバター』のような、こちらの感受性を増幅させてくれるような、上品な使い方で良かった。
◇
この作品の感想については、何度も語っているので書かないが、最近のピクサー作品にはない「情熱」がある。
一作目と続編と、二作あるわけだが、一作目で受けたシーンを倍増しにしているようなわけではなく、全く違うアプローチをしてくれていて、こちらを魅了する。
だけども、根底の部分では、「おもちゃの宿命」というテーマをより深化させて見せてくれる。
「おもちゃの宿命」とは、子供の遊び相手でしかなく、その成長と共に、疎遠になる運命のことだが、
それは同時に、この世に生きる「人間の宿命」でもあり、
甥っ子姪っ子も楽しみ、そこに、私もホロリとさせられる。
◇
何度も語ったので、その内容については書かない。
実は私、かつて、この『トイ・ストーリー』を観たとき、そのテーマの意味するところに既視感を感じたことがあった。
それは、むか-し、ヤンマガで糸井重里作・みうらじゅん画で「見苦しいほど愛されたい」と言うマンガがあって、その中に、似たような話があったのだ。
持ち主に可愛がられていたウサギの洒落たぬいぐるみが、ある日、持ち主に飽きられて押入れに投げ入れられる。
ウサギは状況が分からずに困っていると、暗闇に無数の瞳が光る。
それらは、歴代の持ち主に可愛がられていたぬいぐるみ達だった。
しかし、ウサギは自分の境遇が理解できない。
押入れの古株たちは、牢名主のぬいぐるみに、ウサギの新しい名前をつけてもらう。
「そうだな、お前の、これからの呼び名は、玉川良一(青空球児だったかも知れない)だ!」
とか言われて、ウサギが「そんな野暮ったい名前は嫌ですよ」と言うと、
確か、「新入り、テメェ」とか言われて、他のぬいぐるみたちにボコられる、と言う物語だったと思う。
だから、私は、『トイ・ストーリー』を初めて観たとき、「あっ、玉川良一(青空球児)だ」と思ったものだった。
◇
さて、今回観直して、一番に魅力を感じたのは、カウガールのジェシーだった。
・・・映画の画像がネットで拾えないので、フィギュア写真。
元気で明るくて、気勢をあげる様が可愛い^^
手足の、操り人形のような動きもオテンバで実にいい!
そして、明るさの動きの陰で、伏せている表情が哀しげなのも引きつけられる。
CGアニメで、このような難しい情感を描けるのが、この頃のピクサーの凄さだ。
問題なく、2作とも、「永遠の名作」だ!!
(2010/02/08)
姪っ子・甥っ子も行くことになって、チケット代だけで5千円を超えて、更にフードコートでの夕食代、二作品の間に休憩も入るのでポップコーンやジュース代と散財することになった。
でも、子供たちは、全く退屈することなく夢中で観ていた。
私も、「傑作」を二本立て続けに観ることが出来て、幸せだった。
3D映像も、これ見よがしの飛び出てくるものでなく、『アバター』のような、こちらの感受性を増幅させてくれるような、上品な使い方で良かった。
◇
この作品の感想については、何度も語っているので書かないが、最近のピクサー作品にはない「情熱」がある。
一作目と続編と、二作あるわけだが、一作目で受けたシーンを倍増しにしているようなわけではなく、全く違うアプローチをしてくれていて、こちらを魅了する。
だけども、根底の部分では、「おもちゃの宿命」というテーマをより深化させて見せてくれる。
「おもちゃの宿命」とは、子供の遊び相手でしかなく、その成長と共に、疎遠になる運命のことだが、
それは同時に、この世に生きる「人間の宿命」でもあり、
甥っ子姪っ子も楽しみ、そこに、私もホロリとさせられる。
◇
何度も語ったので、その内容については書かない。
実は私、かつて、この『トイ・ストーリー』を観たとき、そのテーマの意味するところに既視感を感じたことがあった。
それは、むか-し、ヤンマガで糸井重里作・みうらじゅん画で「見苦しいほど愛されたい」と言うマンガがあって、その中に、似たような話があったのだ。
持ち主に可愛がられていたウサギの洒落たぬいぐるみが、ある日、持ち主に飽きられて押入れに投げ入れられる。
ウサギは状況が分からずに困っていると、暗闇に無数の瞳が光る。
それらは、歴代の持ち主に可愛がられていたぬいぐるみ達だった。
しかし、ウサギは自分の境遇が理解できない。
押入れの古株たちは、牢名主のぬいぐるみに、ウサギの新しい名前をつけてもらう。
「そうだな、お前の、これからの呼び名は、玉川良一(青空球児だったかも知れない)だ!」
とか言われて、ウサギが「そんな野暮ったい名前は嫌ですよ」と言うと、
確か、「新入り、テメェ」とか言われて、他のぬいぐるみたちにボコられる、と言う物語だったと思う。
だから、私は、『トイ・ストーリー』を初めて観たとき、「あっ、玉川良一(青空球児)だ」と思ったものだった。
◇
さて、今回観直して、一番に魅力を感じたのは、カウガールのジェシーだった。
・・・映画の画像がネットで拾えないので、フィギュア写真。
元気で明るくて、気勢をあげる様が可愛い^^
手足の、操り人形のような動きもオテンバで実にいい!
そして、明るさの動きの陰で、伏せている表情が哀しげなのも引きつけられる。
CGアニメで、このような難しい情感を描けるのが、この頃のピクサーの凄さだ。
問題なく、2作とも、「永遠の名作」だ!!
(2010/02/08)