『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[与党民主党考・106 「<菅談話>に対しての日本教育再生機構のコメント」]

2010-08-12 22:27:05 | 保守の一考
☆・・・転載です。

   ◇


                                    平成22年8月12日

   8月10日の菅首相談話に関するコメント

                            一般財団法人日本教育再生機構

 韓国併合100年にさいして謝罪を表明した菅首相談話について、次の5点に絞ってコメントを発表します。

 1.特定の歴史認識の押しつけは許されない

 菅談話は、韓国併合に関する菅首相および首相の周辺に存在している特定の歴史認識を日本国政府の公式見解に仕立てて公表したものである。

 そもそも韓国併合100年にさいして首相談話の発表を求めた人々は、日韓併合条約を法的に無効であるとし、朝鮮統治の全体と犯罪行為とみなし、戦後の日韓基本条約において既に解決済みの諸問題をふたたび蒸し返して国家賠償の実現を企図した勢力であった。

 菅談話はこのような特定の政治イデオロギーを掲げる勢力に首相の周辺が後押しされる形で生まれた経緯がある。それをあたかも日本国民共通の歴史認識であり一般常識であるかのようにすり替えて公表したのである。

 これは政府見解の名の下に特定の歴史認識を国民に押し付けたものであり、日本国内はもとより国際社会に対しても重大な誤解や錯覚を与えるものである。

 2.近年の研究動向に反する歴史の否定は許されない

 とくに今回の談話において、「三・一独立運動などの激しい抵抗にも示されたとおり、
政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました」とするのは、百年前の韓国併合およびその後の朝鮮統治に関する歴史的な経緯を一方的に否定して断罪するものである。しかし、国際法上、日韓併合条約が合法的であることは近年の国際的な研究においてあらためて再確認されており、また日本の朝鮮統治を一方的に「悪」と描くような旧来の「暗黒史観」は現在では英語圏の研究者を中心にして大幅な見直しを受ける事態になっている(例えば、カーター・J・エッカート〈ハーバード大学コリア・インスティテュート所長〉『日本帝国の申し子―高敞の金一族と韓国資本主義の植民地起源1876−1945』草思社。原著は1994年刊。ジョージ・アキタ〈ハワイ大学名誉教授〉「見直される朝鮮統治の暗黒史観」『諸君!』2006年4月ほか参照)。

 そして何より、韓国併合当時の厳しい国際環境や社会状況を想起し、日本政府および当時の朝鮮の人々を含んだ日本国民の努力と苦闘の歴史に思いをめぐらすならば、慎重かつ実証的な歴史研究の検証を俟つことなく一方的に歴史を断罪するようなことは、たとえ一国の首相であろうとも到底許されるところではない。

 3.空洞化した村山談話の拡大適用、際限のない謝罪外交は許されない

 次に、仙谷官房長官は菅談話の閣議決定のさい、1995年に出されたアジア諸国に対する植民地支配に関する村山首相談話を「超えるものではない」と発言している(読売新聞8月11日電子版)。しかし、菅談話は村山談話よりさらに踏み込んで「植民地支配」の内容を上記に見たように特定している。仙谷官房長官の発言は、菅談話が村山談話の踏襲という日本外交の延長線上にあるかのように偽り、談話が与える影響を過小に評価させる錯覚を周囲に与えるものである。

 そのうえ、一昨年に福田康夫総理(当時)と胡錦濤国家主席が発表した日中共同声明では村山談話は引用されておらず、後の政府答弁書においても「植民地支配」などの主要なキーワードについて明確な定義はないと政府見解が出されているように、外交上、村山談話がすでに空洞化していることは明らかである。

 すでに空洞化した村山談話を持ちだして日韓問題どころかアジア全体にまで拡大適用することは許されない。また菅談話の発表に合わせて北朝鮮が過去の謝罪ばかりか賠償までを求めると世界に向けて報道しているように、菅談話とはこうした不当な補償要求を諸外国から招き入れるような、際限のない「謝罪外交」を再開していくことを世界に向けて宣言しているのも同然である。

 4.「菅談話体制」による統制は許されない

 さらに、菅談話に反対する意向を示すことは政府の公式見解に背くものであるから、かつて村山談話を批判した田母神航空幕僚長のように公務員の場合ならば厳しい処分を受けてしまう恐れがある。

 このままでは、菅談話という特定の歴史認識に従わないことにより厳重な注意や処分を
受ける「菅談話体制」ともいえる統制の体制が作られ、主要な政府関係者のみならず一般行政の官僚から教員の世界にいたるまで「菅談話体制」が幅広く形成される事態になる。

 この「菅談話体制」の成立は、歴史問題に対する個人の学問の自由を制限し、言論の自由を侵害するものである。

 今後、自民党および菅談話に反対する民主党内部あるいはその他の政党のグループは、「菅談話体制」の統制に対して一致して抵抗する意志を示し、これにより次なる政権においては特定の談話や歴史認識に呪縛されない政治的な流れを今から作っておく必要がある。

 5.教科書や歴史教育への政治介入は許されない

 とりわけ、菅談話によって今後の教科書検定および教科書の内容、あるいは教科書採択にいたるまで深刻な影響を与えることが危惧される。

 これまで諸外国からの不当な内政干渉や特定の政治イデオロギー集団からの圧力・妨害の原因となってきた「近隣諸国条項」は、現在の教科書検定制度においてもそのまま存続していることから見ても、菅談話が近隣諸国や特定の政治イデオロギー集団によるさらなる不当な介入を教育界に呼び込むことになるのは明らかである。

 文部科学省は、菅談話を利用した教科書検定や歴史教育への政治介入を許さないためにも、新しい教育基本法および学習指導要領に従った教科書検定および採択制度を維持し、不当な政治介入を許さない意向をあらためて表明し直さなければならない。

 また、現在のように、特定の政権による談話や歴史認識が教科書制度および歴史教育に深刻な影響を与えるような政治状況をすみやかに取り除いていく流れを作る必要がある。

                                  以上

   ◇

 何ら日本に良き政策を行なえず、不意打ちのように、このような日本を貶める外交を行い、あたかも、実績を残しているかのような幻想を振りまく民主党政権・・・。

 こんなこと「だけ」をやらせるために、皆さんは、民主党に投票したのでしょうか?

 民主党は、とんでもない売国行為をしている。

 上記の転載を読み、民主党が何を行なっているのか理解して欲しい。

                                                (2010/08/12)

[自民・谷垣(ガッキー)総裁、15日に靖国参拝へ]

2010-08-11 21:42:37 | 保守の一考
☆よくやってくれる^^

   《自民・谷垣総裁、15日に靖国参拝(2010/08/11 18:46)》

 <自民党の谷垣禎一総裁は11日、終戦記念日の靖国神社参拝について「私は(昨年の)総裁選で8月15日にお参りすると主張した。忘れていない」と述べ、参拝することを明らかにした。菅直人内閣の全閣僚が参拝しないことについては「それぞれ党の考えがある」と述べるにとどめた。党本部で記者団に語った。谷垣氏は昨年10月、自民党総裁として3年2カ月ぶりに靖国神社を参拝している。>

 素晴らしい。

 国政を担う者の英霊への祈りは当然として、

 何よりも、マニフェストでなくとも、政治のリーダーが、自らが発した言葉に責任を持つ意思を当然のこととしてあらわにしていることについては、当たり前ではあるが、嘘ばかりついている民主党の前にあっては、実に清々しい^^

 民主党についてコメントを乞われ、大人の返答をしているのもいい。

 ここで声を大にして民主党を批判すれば、それは、「常識としての靖国参拝」を政局にしてしまうからだ。

   ◇

 で、私がお願いしたいのは、私などは、結局、政局にしてしまうのかも知れないが、格好良く、スタイリッシュに参拝して欲しいのだ。

 自民党のCMについての時も言ったが、

 自民党には、まだまだ、いい顔を持つ大物たちがいる。

 その大物達が正装で、カメラ映り良く、並んで参拝して欲しいのだ。

 これらの『ワンピース』の表紙のように、ドーン! と並んで欲しいのだ。

   

 頼みますよ!!!

 英霊への参拝は粛々と、と言う考え方もあるのだろうが、古来、神社の参拝には観光の意味もある。

 俗世に生きる者が、何らかの天啓を受ける祭祀の場としての意味もあると思う。

 盛り上げていきましょうや^^

                                           (2010/08/11)

[与党民主党考・105 「たけしの正論、その他」]

2010-08-10 21:46:49 | 保守の一考
☆少しでも、このシリーズのエントリーをしないと、その間に、民主党、とんでもないことを色々しまくるので、私は「宿題」が溜まって、困ってしまう^^;

 中井の、キム・ヒョンヒ来日に関わる、その責任の所在を韓国に擦りつける国会での虚偽発言があった。

     [与党民主党考・103 「黙示録」]・・・クリック!

 仙石の、自民党の西田議員に対しての酷いコメントがあり、それは記者質問での正式な発言であったのに、マスコミのバイアスで間違って伝わったとの責任転嫁の虚偽発言があった。

   《逆ギレの官房長官「耳をかっぽじって刮目せよ」(2010/08/04 20:03)》

 <・・・また、仙谷氏が6月16日、西田氏を念頭に「罵詈(ばり)雑言を投げつける質問をした参院の人がいた。国会でなければ名誉棄損の告訴状が3本も4本も出ざるを得ない」と述べたことを問われると、「私の記者会見などの正式な発言ではなく、そういう非公式な雑談が書かれたとすれば、西田さんに迷惑をかけた」と報道側の問題にすり替えた。
 西田氏はほこを収めたが、発言は正式な記者会見でのものだった。意図してかどうかはともかく、仙谷氏は国会答弁をうそで乗り切った形だ。・・・>

 かつて、菅の、ラジオ番組においての「君が代」蔑視発言があり、その国会での追及において、あたかも、そんな事実が無かったかのように「証拠を出せ!」と言う虚偽発言があった。

   《菅首相、国会でウソ!?「君が代歌ってない」証言続々(2010/08/05 19:57)》

 <・・・菅直人首相(63)が国会でウソをついた可能性が高くなった。衆院予算委員会で、ラジオ番組で国歌「君が代」を歌わなかったと指摘され、菅首相は「そういう態度を取ったことはない」とブチ切れ答弁をしたが、それを否定する証言が続出しているのだ。国会での虚偽答弁は、辞任もあり得る重大事態。参院選大敗後の「居座り続投」以上に、国民の信頼を失墜しかねない展開となりそうだ。・・・>

   ◇

 短い期間に、政権は、国民を愚弄する嘘を連発させている。

 これが、民主党政権の常態だ。

 今月末に予定されている、日韓併合100年に向けての「首相談話」も、着々と確実に「過剰自虐的」に練られはじめている。

 非常に優柔不断な民主党議員たちだが、この問題だけには、不気味な前進を続けている。

 これ、民主党への票を減じることあれ、増加させることにはけしてならない。

 でも、彼らは執拗にこだわりを見せている。

 簡単である。

 その、過剰に自虐的な首相談話を韓国に発することこそが、民主党のアイデンティティーの核心なのである。

 そこに、民主党の根源の思想が宿っているのだ。

   ◇

 また、菅のバカはこんなことを、本日、言っている。

   《菅首相、衆院選マニフェスト「修正は説明して、誠実に対応」 (2010/08/10)》

 <菅直人首相は10日午後の記者会見で、昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)について、「修正が必要になるものは説明し、ご理解を頂く努力を含めて誠実な対応をとっていきたい」と述べ、厳しい財政状況の中、修正せざるを得ない政策については丁寧に説明していく考えを示した。>

 修正と言うか、何もかもが実現不可能じゃないですか?

 撤回して、解散総選挙を実施してみて下さい。

 あんたらの言ってること(マニフェストwww)は、専門家でない私だって、その政権交代前から不可能だと語っていたのだが・・・。

 何を今更・・・、と言うか、国民を騙した損害賠償をして欲しい。

 税金を返して欲しい。

   ◇

 今朝の産経新聞のインタビュー記事では、たけしが実にいいことを語っている。

   《北野武ニッポンの問題点を語る(下)政治家はちっちゃな善人、映画界は評論家と癒着…社会そのものが“なあなあ”(2010/08/10)》

 <・・・「政治とカネだって、相撲界で問題になっている暴力団とのつながりだって、日本社会そのものが、なあなあでもってきたのは間違いない。メディアも、大きなものに対して闘うと言っている割には、広告主に対してはずいぶん弱気だったりしてね。最近はそれがばれちゃっているんで、メディアに対してみんなの意見が冷たいんじゃないですかね」・・・
 ・・・「政治もそう。政権交代のときにマニフェストが話題になったでしょ。おれはね、高速道路無料化なんて絶対できないって言ったの。民主党のあの人たちを見て、どうしてできるんだって」
 「鳩山さんはたとえば、町内で暴力団に金払っても町はうまくいってたのに『この町に暴力団はいらない』と言う町会長みたいなもんだった。悪人になれなくて、ちっちゃな善人になろうとすると、みんなああいう轍を踏むんですよ。だって基本的に政治家ってのは、多数の人間を殺す可能性がある戦いにまで、主導権を取る人なんだから、小さな善なんて言っている場合じゃない。大善人やるなら(インド独立の父)ガンジーやるしかないじゃないですか」・・・>

 「基本的に政治家ってのは、多数の人間を殺す可能性がある戦いにまで、主導権を取る人なんだから、小さな善なんて言っている場合じゃない」って言葉に、特に共感しました。

 そうだよなあ・・・、「人を傷つけてはいけない」と言う原理に凝り固まった人間は、

 非道な政体(中国共産党など)の抑圧に対しての行動さえも否定する。

 自分らの女子供が殺されようとも、「友愛!」を叫び続ける。

 その帰結が、今月末に予定されている民主党の首相による韓国に対しての謝罪談話だ。

 うん、我ながら、「民主党の首相による韓国に対しての謝罪談話」って表現はいいね。

 あくまでも、菅は民主党の首相で、日本の首相とは見做せないのだ。

 民主党の母国は、韓国なのであるから・・・。

                                           (2010/08/10)

[映画『ベスト・キッド』を観た]

2010-08-09 19:51:03 | 物語の感想
☆私には休みがなく、残業を終えた一昨夜も、翌日(昨日)が5時半起きなのに、深夜0時過ぎに終わる先行ロードショーを頑張って見に行った^^

 この物語は、オリジナルが公開されたときから言われていたことだが、「ヤング版『ロッキー』」であり、

 私は、その「ドン底から努力で這い上がる少年」の姿に、男が求める「不屈の魂の素晴らしさ」と言う不変のテーマを見い出し、定番として楽しめるだろうと思った。

 実際、楽しく見た。

 ただ、この新版の予告編が行なわれはじめた当初から、私にはずーっと、黒人の少年と中国の生活の取り合わせに非常に違和感が起こっていた。

 何でなんだろ?

 なんだかんだ言っても、私はアジア人で、その大事な民族的核心の部分に、黒人が入ってくることが嫌なのか?

 白人ならば、物語上の一ひねりとして許せる感じもするのだが、それは、白人コンプレックスなのか?

 ちなみに、『ラスト・サムライ』や『ドラゴン・キングダム』でも、私は、その点においては違和感が起こった。

 そして、つい最近、2ちゃんねるのヘッドラインを見ていたら、こんな下らないタイトルのスレッドがあった。

 タイトルしか見てないんだけど、何とも言えない気分が起こった。

     <もまえら、黒人の握った寿司を食えるか?>

 ・・・いや、差別的発言の酷い問い掛けだが、私、想像したら、とても嫌になり、「そんなものは食えない」と思った。

 差別的と言われてもいいが、どちらかと言うと「生理」の問題だ。

   ◇

 さて、作品自体の出来は非常に良く、終盤の勝利のカタルシスに向かって、見事な段階を積み重ねていた。

 シングルマザーの中国工場への転勤で上海に来た12歳の黒人少年ドレ・・・、

 端正な顔で、髪もドレッドでお洒落だ。

 とても可愛い顔で、私の甥っ子に似ている(日本語版もやっているので、甥を連れて行こうかな?^^)。

 さっそく遊びに出るが、そこで知り合った女の子との関係を咎められ、中国人少年たちにボコられる。

 少年たちは、厳しいカンフー教室の優秀な生徒達であった。

 そのアクションはスピーディーで、痛い!

 ドレは学校に入るが、そこにはくだんの女の子がいて嬉しいのだが、奴らもいて、イジメに遭う毎日となる。

 うまいのが、最初の戦いのとき、ボコられつつも、ドレが相手のリーダー格に一矢報いて、その顔にパンチをヒットさせるところだ。

 これで、ドレの持つ潜在能力が感じられた。

 だが、その潜在能力の引き出し方を知らないドレは、学校などでも、悪ガキの姿を見ると避けるようになる。

 この辺の、主人公としては情けない姿も、ドレを演じている少年の演技とともに、リアルだ。

 作品全体を通し、ドレの挙動やセリフは実に子供らしく、特に、教育熱心で優しい母親との絡みは、自分の子供の頃を思い出させられて笑った^^

 ・・・苛められる展開は、見ていてこっちもストレスがたまる。

 しかし、それを経ないと、ラストの逆転劇の痛快さが生まれない。

 不愉快な展開もおざなりには出来ない。

 作り手は、お母さんや、先生や、ガールフレンドなどを配し、飽きさせずにテンポ良く物語を処理していく。

 また、ドレを勝利に導く師として、ドレの住んでいるアパートメントの管理人としてコウ先生がいるのだが、ドレの中国生活の喜怒哀楽の節目節目で、うまい具合に彼が出来わすのだが、そこら辺の作りもうまい。

 ジャッキー・チェン・・・、枯れ具合が実に良い。

 ドレのカンフーの先生となるも、彼のアクションはほとんどない。

 だが、管理人としてのバスルームを直す作業の合間に、ドレに向かって、歯磨きの蓋を指で弾く・・・、それだけでも楽しい^^

   ◇

 コウ先生の教え方は、非常に面白かった。

 家に帰ったら、上着を投げ捨てて母親に怒られるだらしないドレを知っているので、

 訓練は、木の突起部に、着ていた服を脱いで投げ捨てて拾って掛ける・・・、という行為を、ドレに繰り返させることから始まる。

 晴れの日も、雨の日も、それを繰り返させられる。

 だが、ある日、その動きこそが、戦いの基本のアクションであったことが分かる。

 マンガ的である。

 しかし、面白いし、マンガ的に説得力がある。

 映画だからいいのである^^

 さて、悪ガキどもとの決着は、カンフー大会でつけることになる。

 どうやら、彼らの悪いメンタリティは、彼らの通っている道場の師範によって培われている。

 ・・・そこまでに、カンフーの聖地でのインスピレーションや、ガールフレンドとの別離、コウ先生の苦悩の判明などがあり、最終決戦までに、こちらの気持ちは高められていく。

 ただ、コウ先生がいつもしている車の整備には意味がないほうが面白かったと思う(理由も明かされず、見ている者は宙ぶらりんの気持ちにさせられるのだ^^)。

 訓練のダイジェストもバリエーションに富んでいて、いい。

 <万里の長城>の頂上での訓練は苦笑させられつつもなかなか盛り上がる^^

   ◇

 最終的には勝利するのだが、過酷なバーリ・トゥードの試合の場で、母親がその勝負を非常にエンジョイしているのが笑った^^;

 また、追い詰められたドレが、師匠の教えを超越した流儀を披瀝するのが、主人公としての面目躍如で素晴らしかったと思う。

 ただ、ヒロインの女の子は、二時間超の上演時間中、脳内補完能力を全開にして魅力的に感じようと思ったが、どうしても可愛く思えなかった^^

 オリジナル『ベストキッド』のタムリン・トミタは、若き私には不満もあったが、今見ると、なかなか魅力的だゾ!

 PS:私、タムリン・トミタが出演したアラン・パーカー監督の『愛と哀しみの旅路』で感動した記憶がある^^

                                          (2010/08/09)

[映画『ヒックとドラゴン(3D吹き替え版)』を観た]

2010-08-08 18:11:03 | 物語の感想
☆いい作品でしたね^^

 話は、オーソドックスな二つの種族の戦いと融和の物語であるが、

 何よりも、バイキングの族長の息子・ヒックが、ドラゴン族のトゥースと友情を育み、その背に乗り、空を自由に飛び交うシーンが素晴らしい。

 中盤から、傷ついたトゥースのリハビリや、その飛行の可能性の探求、また、ヒックとトゥースの秘密の友情に感づいたヒロインを乗せた飛行と連続されるが、

 クライマックスにはある、敵対する者のない飛行シーンの数々に、私は、何故だか無性に胸がワクワクドキドキした。

 おそらく、そこには、物語上の目的合理性とは別の、スポーツ感覚の、3D効果の産物とも言える「体感」があるからだろう。

 でも、3D効果だけとは言えない。

 作り手は、クライマックスの戦い以上に、トゥースと打ち解けていくヒックや、ドラゴン族との模擬格闘するヒックと仲間達を面白く見せてくれている。

 それは、物語の語り方の勝利と言える。

 また、なかなか、そこだけに集中できない展開なのだが、ヒックと、その、息子の将来を案じる親父の関係も、感動させてくれるし、

 そのオヤジたち、ヒックら仲間達、ドラゴンたちのそれぞれの個性がうまく描けているのも良かった。

 アメリカン・アニメは、このような、脇役キャラ単体の生かし方が実にうまい。

 私は、敵のドラゴンなど、ヒックと大ボス以外は、「その他大勢」で済ませられちゃうのだと思っていたので、個性派揃いに嬉しかった。

 クライマックスの戦いなど、ヒックらの仲間である若者たちが、それぞれのドラゴンに乗り登場する姿に、なんだか最近の「ガンダム」シリーズの最終回の決戦のような盛りだくさんなゴージャスさが感じられた。

   ◇

 で、すいません^^;

 私、ヒロインのアスティにノックアウトされました!

     

 私の趣味は、「ときめき短髪元気美少女、負けず嫌いの少年系」であり、

 アスティは短髪じゃないけど、アップにしているし、その髪のボリュームは女らしく、

 男勝りで、でも素直だし、機転も利くし、顔は丸いし、瞳は大きいし、ソバカスに甘みも感じられる。

 前髪を下ろしていて、片目を隠しているニヒルな雰囲気・・・、当初は、悪女然としたイメージだったよね。

 その四肢の細さ、胸のささやかな膨らみ具合なんて、もうたまらない^^

 可愛い・・・。

 年末の<ナカデミー賞>の<最優秀美少女賞>の最有力候補である!

 う~、好き!

                                            (2010/08/08)

[映画『プレデターズ』を観た]

2010-08-07 00:11:14 | 物語の感想
☆この作品、今日で公開が終わりの映画館が多く、私、慌ててレイトショーに行きましたよ。

 う~む、面白かった。

 今まで、地球に狩りに来ていたプレデターが、今回は、自分らのこさえたハンティング・フィールドに地球人のサバイバーたちを連れてくる設定である。

 ある意味、『新・猿の惑星』みたいなコペルニクス的な展開とも言えよう^^

 この、何者かが、人類から数人の人間を選んで連れて来て、そこで特殊なミッションを与えるというコンセプトは、大人気マンガで、映画化もされる『GANTZ』と同じである。

 くしくも、『GANTZ』は内容を先行された形で、

 『GANTZ』の人気は、その強制性の中で、見も知らない仲間と、その異世界の謎を探索しつつ、未知の存在と戦っていくことにあり、

 それと同様の展開を見せる今回の「プレデター」は、シンプルな話ながらも、定番の、謎・仲間・バトル・解明・捻り・終局への流れを、非常に丁寧な描写で行い、実に面白かった。

 舞台となる惑星を熱帯の気候にしたこともあって、登場人物は、常に暑さにまいるような表情をしており、それが本当に暑いのだろうから、演技云々はおいておいても、各役者の挙動にリアルさが出てくる。

 連れて来られるメンバーは、主に各種軍隊のエキスパート達だが、そこに、例えば、プロレスラーのチャンピオンとかが選ばれていたりして興醒めさせられないところが良かった。

 スポーツ選手は、勝つために人を殺す訳ではないし、このプレデターたちの仕組んだ生き残りゲームを勝ち抜くのには不適格だからだ。

 メンバーの中には、一人、硬派な日本人ヤクザがいて、寡黙でありつつも、寡黙な理由は「口は災いの元」とツメて指を欠落した手をニヤリと見せたりの味のある演出、日本刀でプレデターと決闘をする(しかも勝つ)など、物語上、華を持たせられている。

 これは、おそらく、昨今の世界映画市場での渡辺謙の活躍のおかげであろう。

 渡辺謙の活躍は、ハリウッドに、日本人の美徳を植えつけてくれた。

 また、おそらくマニアにはたまらないのだろうが、各国軍人の銃器の違いも面白い。

 なかなか、リアルに感傷的な情緒を見せるヒロインなどは、イスラエルから拉致されてきたのだが、最新式っぽい、デジタル表示の銃器を持っている。

 主人公は、機能的だが無骨なもの。

 くだんのヤクザは、装飾された短銃。

 力押しのロシアのマシンガン、などなど。

 同様に、各プレデターのマスクの違いも鮮明で、個性が感じられた。

 プレデターの方にも、何やら事情があるらしいのは、その第二作目辺りから分かっているのだが、今回の作品では、更に二つの種族が諍いを起こしていることも語られて、今後のシリーズ展開に生かされるだろう。

 主人公が、やや個人的な個性のようでいて、最終的には、仲間を助けてしまうという、その、「土壇場での選択」と言うテーマにおいても、やや切れ味が悪かったが、見ている私らでも共感できるテーマで良かったと思う。

 公開の最終日に、明日が仕事早いのにレイトショーに駆けつけて良かった^^

 『プレデター』シリーズは、まだまだ多くの可能性を秘めているのだなぁ!

                                           (2010/08/06)

[与党民主党考・104 「半島に対しての媚の発露・民主党崩壊近し(短信)」]

2010-08-05 21:57:39 | 保守の一考
☆ここにきて、民主党政権は、半島(韓国・北鮮)への二つの政治的動きを見せた。

   《日韓併合首相談話で韓国「評価される」(2010/08/05 19:20)》

 ・・・簡単に言うと、またもや、日本は自らを卑下する行為をしてしまうのだ。

   《朝鮮学校無償化 世論や自民の反発は必至 (2010/08/05 01:12)》

 ・・・日本を敵対視し、非人道テロ国家を礼賛する教育を施す学校に、政府は税金を投入するわけだ。

   ◇

 矢継ぎ早に決定した、この二つの事例、

 その決定に至る5%程の理由としては、先のキム・ヒョンヒ来日に際しての、日本が韓国に感じた「借り」を返す意味もあり、また、北鮮が感じた不愉快さへの「帳尻合わせ」の意味もある。

 民主党には、常に論理破綻があり、「借り」に為らざるような事例においても、「借り」と考えてしまう。

 だが、もっと大きい、70%程の内容を持つ理由がある。

 それは、民主党を民主党たらしめている左翼(元社会党・日教組など)への、菅政権による「懐柔」の意味である。

 鳩山政権以来、民主党政権は政治を行なっていない、

 行ない得ない、

 そして、今は、民意を反映せしマスコミや野党の追及に遭い、政治の真似事さえも行なわせてももらえない状況だ。

 となると、もはや、民主党内の極左たちは、民主党に参加する意味がないのである。

 故に、今、メジャーどころでは仙谷などの、民主党内左派は不満を募らせ続けていた。

 民主党の分離は近かったのである。

   ◇

 私が民主党を許せないのは、「カネと政治の問題」ではない。

 私は、小沢一郎などの「利益誘導」などにおいては、少なくとも、同じ日本人である岩手の人々が幸福になる要素を持っており、それは、巡り巡って、マキャベリっぽく、それが日本国内の経済の活性化に繋がる可能性をも持っているとも感じているのだ。

 鬼平が言うところの、「いいことをしていると思っていたら、いつの間にやら、悪いことをしていた」の逆説としての、私益追求に走っていたら、いつの間にやら地域の活性化に繋がっていた」っちゅうことだ。

 ・・・私が小沢を攻撃するのは、小沢が民主党にいるからであることは、これまでも何度となく記した。

 で、さて、民主党の最大の罪悪は何かと言うと、簡単なことだ。

 「売国」行為を行なうことだ。

 日本政界には、国民一人一人が汗水垂らして得た成果を、痴呆の表情で乞食に手渡してしまう思想を持つ「左翼議員」が少なからずいて、

 民主党には、そんな人材が澱み溜まってしまっている。

 なんでそんなことをするか分からないのであるが、全く国民への還元なく、左翼は国益を他国に投げ捨てる。

 他国と言っても、左翼が「日本国民のための国益」を投げ捨てる先は、古くはソビエトで、今は、特定アジア3国(中朝韓)だけである。

 それらにお金を垂れ流し続けても、日本国民のためにはこれっぱかしもなりはしない。

 あんたら、誰に選ばれた議員なのよ?

 ・・・ああ、そうか、だから、名実ともにを実現させるために、「外国人参政権」を推し進めているのだね・・・。

                                             (2010/08/05)

[与党民主党考・103 「黙示録」]

2010-08-04 21:50:11 | 保守の一考
☆前回の「与党民主党考」シリーズに、MUTIさんより、ニュースリンク付きのコメントを頂いた。

 そのニュースに飛ぶと、こうあった。

 実は、私、昨日、書きながら、「どうせ中井のその答弁も嘘なんだろうな。中井、嘘、嘘!」と付け加えようと思っていたのだが、証拠がないので、止めておいたのだ。

   《金元工作員の観光、韓国側「要請していない」(2010年8月3日19時25分 読売新聞)》

 <【ソウル=前田泰広】韓国の情報機関・国家情報院は3日、大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元工作員が7月に来日した際、ヘリで遊覧するなどしたことについて、「韓国政府が要請した事実はない」と本紙に明らかにした。
 中井国家公安委員長が3日の衆院予算委員会で、金元工作員や韓国側から観光旅行を要請されたと答弁したのに反論したものだ。国家情報院は、金元工作員の来日で日本政府との交渉窓口になっていたとされる。>

 私は、昨日、「・・・そもそも、自国の国民の100人超を虐殺爆殺されたにもかかわらず、なんで、韓国はキム・ヒョンヒにそうまで気を使う?」と書いていたが、

 韓国では、事件直後からキム・ヒョンヒがちょっとしたアイドル化されていたし、今回の来日においても、韓国のマスコミや言論は好意的報道していたのを知っていたのでかく書いてしまったのだが、それを韓国の政治当局にまで及ばせて記したことは、まことに失礼だった。

 でも、中井が嘘をついていたのは、何となく直感していました。

 ・・・で、さて、中井はどうするんだろう。

 根本的に、今回のキム・ヒョンヒの来日で為したこと全てがおかしいのだが、更に、その動機を国会で偽証をし、韓国に濡れ衣を着せ、さて、中井はどうするんだろう。

 「2ちゃんねる」なんかでは、祭りになっていないのか?

 そもそも、その答弁を引き出した平沢勝栄議員は、この事実をどう受け取りますか^^

 まあ、この情報はとっくに手に入れて、次回の国会質問をてぐすね引いて待っているんだろうな。

   ◇

 民主党が、数年経てば、その政治手法も磨かれていくだろうと思っている奴がいるかも知れない。

 言っておくけど、何年経っても、民主党はこうだよ。

 いや、何年か過ぎて、今の首脳部が、完全なる指導部になり、更に「完成体の未熟者」が実務を取り仕切る時代になったら、もっと凄まじいことになろう。

 指導の仕方を知らない指導部が、これまでの愚かな政治言動をしてきた首脳部を見て育った世代を指導するのだ。

 地獄のような悪循環が繰り返される。

 何故、そうなるのか?

 民主党は、「歴史」に研磨されて、日本とともに成長してきた党ではないからだ。

 歴史・文化・伝統を蔑ろにする日教組の教育の具現化が民主党である。

 日本共産党や社民党にもあるものでさえも、民主党にはない。

 思想以前の「常識」が、民主党にはない!

 だから、自分らの行なっているメチャクチャな行為に疑問を持つことなく、それを更に嘘で二重三重に翻し、それを恥じることもない。

 シンデクダサイ、ミンシュトウ・・・。

                                            (2010/08/04)

[与党民主党考・102 「女に弱い中井洽」]

2010-08-03 21:30:49 | 保守の一考
☆やっぱり民主党バカだなぁと思ったのは、このニュース。

   《韓国側が観光旅行要請=金元工作員来日時のヘリ遊覧-中井担当相(時事 2010/08/03-13:13)》

 <中井洽拉致問題担当相は3日午前の衆院予算委員会で、金賢姫元北朝鮮工作員が来日した際に東京上空をヘリコプターで遊覧させたことに関し、「(韓国側から)どこか1カ所でいいから観光旅行をさせてやってほしい」と要請があったことを明らかにした。平沢勝栄氏(自民)への答弁。
 中井氏は「彼女は永久にどこへも出られないことを考えると、どこかで(希望をかなえたい)と考えた。東京上空を飛べるか安全について最後まで韓国側と議論があったが、私の責任で行った」と述べた。>

 ポイントは五つ。

  ①やっぱり遊覧飛行だった。

  ②韓国の依頼による観光旅行で、その是非の議論もなく、
   頼まれたから、ただの政治犯ではない、100人超を虐殺爆殺した殺人者を観光歓待した、と。

  ③・・・「②」の状況を考えることもなく、そのコンセンサスは当然得られるとのキチガイ染みた常識観念で、
   なんか知らないが、それとは次元の違う問題「東京上空を飛べるか安全について」の判断は自分の責任だと「ドヤ顔」^^;

  ④・・・日本国の、安全防犯の問題を韓国と議論しなくちゃならない情けなさ。

  ⑤・・・そもそも、自国の国民の100人超を虐殺爆殺されたにもかかわらず、なんで、韓国はキム・ヒョンヒにそうまで気を使う?

  (おまけ)・・・中井氏は、今後、無期懲役刑に遊覧飛行の刑罰オプションを付加するそうだ。

 で、私が言いたいことは、

 この高速度情報化社会で、早くも過去の愚行として忘れられようとしている、「キム・ヒョンヒ国賓待遇事件」を、

 なんで、中井洽は、色々引っ掛かる主張とともに、「寝た子を起こす」「火に油を注ぐ」かのように再び語ってしまったのだろう・・・。

 そのような「スキ」が、今後、絶対になくならない民主党の体質なのである。

   ◇

 中井洽は、直近に愛人問題もあったし、とにかく女に弱い。

 おそらく、中井洽は、つい最近まで、キム・ヒョンヒが女とも知らなくて、

 でも、女と聞くや、

「うひょっ、連れて来い。夢のような歓待をしてやる。うん、税金でな!」。

「でも、大韓航空機を爆発して、100人以上の犠牲者を出した女ですよ・・・」

「かまわん、かまわん、悪女は好きだ!」

「・・・悪女とか、悪女じゃないとか言う問題では・・・」

「かまわん、かまわん、大韓航空を爆発させたんなら、今度は東京上空を安全に飛ばさせてあげて、改心させてあげようではないか!」

「大韓航空のフライトと、東京上空遊覧飛行は比較できる話ではないと思いますが・・・」

「いや、俺は、横山ノックに憬れていてな、横山ノックが選挙カーの中で、ウグイス嬢の女にやったセクハラをやってみたかったんだ^^ 東京上空でな、その女スパイの内股をまさぐるんじゃ」

「確かに、あんたもノックさんもヘアースタイルは同じですけどね」

「その名前はなんて言ったっけ? 女スパイは、そんな俺のセクハラプレイに抗おうとするんだけど、色々考えると、この俺様には屈服せざるを得ないんだな。それが、俺の大好きなシチュエーションだ!^^v」

 ・・・で、稀代の虐殺者に対し、日本国民の大部分が経験できないだろう、夢の<東京上空遊覧飛行>が実現したのであった。

   ◇

 (おまけ)

 英国では、テロリスト国賓待遇来日が、どのように評価されたか(サーチナ記事より)

 <・・・このニュースは英国でも報じられている。英インディペンデント紙は「ジェット機爆破事件の北朝鮮元工作員が日本で歓迎される」と題し、もっともありえないスパイ物語と報じた。また、日本国籍の偽造パスポートで大韓航空機爆破を試み、一度死刑を宣告された金元工作員は、東京の羽田空港で逮捕されなければならない。にもかかわらず、彼女の地位は犯罪者どころか、まるで要人扱いだ、と金元工作員の待遇を疑問視している。
 英ガーディアン紙は、今回の金元工作員の訪問は、日本政府がこれまでの拉致問題に対する怠慢からわざと注意をそらすために仕組んだパフォーマンスだと批評家が非難していると報じた。金元工作員はこれまでにも被害者の家族と何度か会見しており、新しい情報が提供されることは期待できないとみられている。>

 この、キム・ヒョンヒ来日の問題だけは、民主党、異常を超越していると思う。

                                              (2010/08/03)

[映画『ソルト』を観た]

2010-08-01 19:34:19 | 物語の感想

☆私は、明るい色の髪のアンジェリーナ・ジョリーが、『グッド・シェパード』以来、大好きなので、物語後半の黒髪姿ではなく、前半の金髪写真をタイトルにしました^^

 ・・・こりゃ、メチャ面白い映画であったが、同時に、解せなさ感も非常につのる作品であった。

 主人公は、CIAの諜報員なのだが、ある日、ロシアからの亡命者が「イブリン・ソルトと言う女がアメリカに来るロシア大統領を暗殺し、米露関係に亀裂を生じさせる」と言うのだ。

 取調べをしていたソルトは驚く、「そりゃ、あたしのことよ!?」。

 「なら、あんたがロシア大統領の暗殺を企てているんだ」

 この辺の不条理な展開は、ヒッチコックのサスペンス作品のようで楽しい。

 で、さて、ソルトは、果たして、二重スパイなのか・・・、話は二転三転四転していく。

 だが、その反転する展開の中で、何か、前のエピソードに置き去りになっている大事なファクター(ドンデン返し前の流れの信憑性)があるような気がしてならないんだよなぁ^^;

 だが、アクションがいい。

 「罠に嵌められた!」と思ったソルトは、そこから逃亡を開始する。

 繰り広げられる、この作品におけるアクションの数々が、私には非常に合っているようで、とても体感ができる。

 その楽しさがあるので、物語の解せなさ感なんか、気にならなくなる。

 デジタル化され過ぎて、何がなにやらわからないアクションが多くなった昨今、この作品のデジタル化は、話を分かりやすくするツールとしての用途なので大変によろしい^^

 例えば、CIAやホワイトハウスの防犯カメラの使い方などのことを言っている。

 いわゆる「ツッコミどころ」はいっぱいあるだろう作品だが、私はおおむね楽しみ、ただ一点だけ不満がある。

 いくら、非常なKGB残党だって、あれだけのことをやり遂げた人物の連れ合いを殺すことはないだろうよ、と思いました。

 でも、あの殺害シーンの演出のショッキングさと、それがなければ話が進まないことを考慮し、良しとしましょう・・・^^;

                                         (2010/08/01)